Tシャツとサンダルの候

 会社経営から身を引き、テキトーに楽しく過ごすオヤジの日々

上品に嘲笑される朝

2017-08-12 | 歩いたり、走ったり、漕いだり

毎朝、もこを散歩に連れて行く。

同じ時間帯、同じ場所を毎日だ。

なんとなく、お馴染みの人々とすれ違う事になるのは、当然のことである。

かといって、名前も家も知らぬし、話しかけるようなこともないが。

 

人一倍汗っかきの私は、首にタオルを下げて出かける。

これも、いつものことである。

しばらく歩くと、早速もこは、あの動作に入った。

 

ポトリ

 

ほいきた。ちょいと待ってろよ、もこ。

落下した固形物を拾おうと、前傾姿勢になる私。

 

ハラリ

 

首にかけたタオルが、その固形物の上に舞い降りた。

 

 

 

ウッ

 

 

何たることだ。

私としたことが、迂闊にも程がある。

 

急いでタオルを拾い上げる私。

広げて凝視してみた。

不吉な痕跡は確認できなかった。

だが、分子レベルで見れば、その物体の幾ばくかがタオルに移動しているのは確実だ。

 

こんな場合、3秒ルールを適用できる人間などいないだろう。

このタオルで顔を拭けるものなら、拭いてみるがいい。

そそくさと、物体に当たった面に触れないよう、慎重に折りたたみながら、手提げに収納したのは言うまでもない。

 

不意に気配を感じて、後ろを振り返った。

この時間帯に、この辺りでよく会う、上品な感じのご婦人がすぐ後ろにいた。

 

3m程飛び上がった。

 

 

「ウフ。」

 

 

 

上品に嘲笑された。

 

 

 

 

 

『あそこで、しないほうがよかった?』

 

 

いや、気にするな。

お前のせいじゃない。

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きいて!きいて!
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