そろそろ、娘の一人暮らしの準備をせねばならぬ。
家電品は、お袋のマンションに一揃いはある。
お袋は施設に入居している。
これらを再び使う事はないであろう。
それでも、いくつかは買い揃えなくてはいけないようだ。
ネット通販もいいが、買わねばならないものは、テレビとパソコンと洗濯器でよさそうだ。
家電屋に行った方が早い。
娘と共に、家電屋に赴く。
大体の買い物を済ませて、カウンターで支払などの手続きをする。
ふと、背後に魅惑的な気配を感じた。
かえりみすれば・・・・
なんで、
なんで君がそこにいる!!
カウンターに座る時、なぜか気が付かなかったが、確かにそこに、肩をすぼめるようにひっそりと立つ余市がいた。
家電屋に余市
なんて素敵な店なんだろう。
無論、
購入した家電品と共にカウンターに置かれたのは言うまでもない。