NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林の間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

ドングリと森の時間(10月18日)

2017年10月20日 | 森林
ドングリの木を育て森に植えようと思い立ったのが1月で、カシの実を凍った林で拾い、アベマキの実を10個程度落ち葉をかき分け拾ってポットに蒔いたものの、やっぱりほとんど発芽しませんでした。
そこで今回は10月14日にアベマキの実を拾いに出かけました。
するとタイミングは的中。林の中ではまさにドングリが落ちる音が時々聞こえ、足元には大量の実が落ちていました。
たちまちバケツ3分の1ほど拾い、大収穫でした。
そのドングリを森でポットに植えました。


ドングリの様子です。
左は山形県大朝日岳登山口、朝日鉱泉の近くで拾ったトチの実です。
真ん中は殻斗に包まれたアベマキ、手前がアベマキの実です。


アベマキやトチが大きく育って、夏には木陰を作り秋には葉や実を落として豊かな土を作る様子を想像します。
そんな森には昆虫や鳥やリスやムササビが集まって生き生きと活動することでしょう。
しかし、そうなるのに上手く行って20年から50年はかかります。
これは、人間には自由にならないとても長い時間です。
「森の時間」で生きる森と「人の時間」で生きる人とが上手く折り合うにはどうしたらいいのでしょう。
コメント
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