NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林間伐をしながら森造りを行なうグループの活動報告です。

集材、板取り (6月24日)

2017年06月25日 | 間伐
ポータブルウインチを使用して、山主さんの家の前の杉林で集材をしました。
遠い所で水平直引き約70mでした。
事前に細かく玉切りし過ぎたので、やや効率が悪くまだまだ林内には伐倒木がたくさん残っています。
林内を片付けるためには地道に集材するしかありません。


午後は前回集材した太めの材から板を切り出しました。
改修中の古民家に作るデッキ用板材です。
使う材の長さ、厚さを自由に選択出来るなんて贅沢ですよね。




森では21日の風雨で折れたオニグルミの枝にもうしっかり実が付いていました。
夏前なのに秋の準備は随分進んでいます。


少し前に良い香りを漂わせていたユキノシタの花がまだ咲いていました。
しかし花は少しうなだれ、香りはもうほとんどありません。
森の花の盛りは大体1週間から10日ほどなんですね。
うっかりすると見逃してしまいますが、森の季節は人の感覚にはお構いなく着実に勢い良く進んでいます。
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間伐、森の幼稚園 (6月10日、11日)

2017年06月20日 | 間伐
森は木々の葉を広げ切りました。
そのせいですっかり見通しが効かなくなったのですが、圧迫感はありません。
密生する葉同士が差し込む光を分け合い残さず利用し尽くす絶妙な配置になっているからでしょう。
ホトトギスの鳴き声もそろそろ落ち着き、夏が近づいて来ました。
しかししばらく空梅雨が続き、そろそろ雨が恋しくなって来ています。
少し雨が続いた後の高い青空の夏が待ち遠しい気分です。

10日は活動日でした。
私は体調が悪く(後で肺炎と診断されました)小屋でブランコの修理に励みました。
他の二人は隣接する法面のヒノキを久しぶりに間伐しました。




11日は子供達が森にやって来ました。
この子供達が最初に森にやって来たのは昨年の2月でした。
そのころしゃべれずヨチヨチ歩きだった子と今は普通にお話しする事が出来ます。
子供達は森の様に勢い良く成長しているんですね。

サワガニ探しは大人も夢中になります。


修理したブランコがもう壊れそうです。
それでも子供達は気に掛けません。
形にこだわりはありません。


ホウの葉のお面は良く似合っています。


今日子供達は、ムササビさんと森の妖精からホウの葉に包んだ手紙をもらいました。
お返しに葉っぱで作ったおもちゃを木のポストに投函しました。
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集材 (5月20日)

2017年05月23日 | 間伐
杉林で集材をしました。
ポータブルウインチを使って直引きです。
引き出した材は「えなにし木の駅プロジェクトに出荷するために2mに玉切りしています。


前回出荷した材は4500円分の森券になりました。
そのうち1000円分を近くの十二屋(とうふ屋)でスイカとキュウリの苗に代え、森に植えました。
夏遊びに来た子供達と一緒に収穫出来ると楽しいですね。

午後は少し場所を変え、テラス用の板を取るために太めの杉材を平地に上げました。
ここでチェンソーで板に挽きます。


ポータブルウインチは取扱いし易く牽引力も十分あって、小規模な集材には手ごろの機材です。
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山菜パーティ (5月6日)

2017年05月10日 | 遊び
今日は初夏恒例の森の中での山菜パーティです。
しかし、予報では午後から雨。
心配しつつ近づく雨雲をレーダー画像で確認し、急いで家を出ました。
森に着くと荷物を下すのもそこそこに、先ずは焚火と雨対策のブルーシート張り。
大面積を覆うにはタープよりブルーシートが効果的でした。
しばらくすると子供達とお母さん達が賑やかに到着。
皆でテーブルやいすの配置を決め荷物を下したちまちパーティの用意が出来上がりました。


早速子供達は森へ探検に消えて行きました。
渡っている丸木橋の上にはいつも新しいクルミの殻が落ちています。
さて、黄色の蓋の大きな缶に宝物が沢山入れられるでしょうか。


賑やかな声が消えてしばらくして追いかけると、森の外れの河原で姿を見つけました。
ハゼやサワガニやカエルを捕まえて大騒ぎをしています。
缶に入れられた獲物は驚き面食らっています。
しかし、無情にも黄色い蓋が閉じられました。
きれいな小石も幾つか入れられたから、缶は振り回さない方が良いと思うよ。


テラスの梯子を上ったり、小屋の近くのブランコで遊んだり。




そして今日の特別メニューはこちら。
参加者のお父さんがツリーテラスを支えるオニグルミの木から小屋前のヒノキにザイルを張ってくれ、それを滑り降りるのです。
大人もワクワクしました。


沢山遊べばお腹は空きます。
持ち寄った料理はどれも美味しく、お腹いっぱい頂いても余るぐらいでした。




心配した雨もほとんど降らず、いっぱい遊びました。
秋にはキノコパーティを計画します。
夏の流しソーメンもどうでしょうか。


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えなにし(三郷)木の駅プロジェクト始まりました (4月22日)

2017年04月26日 | 間伐
恵那市三郷町で木の駅プロジェクトが始まりました。(正式名:えなにし木の駅プロジェクト)
木の駅プロジェクトは全国各地で行われていて、恵那市でも既に3か所で行われています。
内容は、建材として使われない林地残材をチップ材として活用する山村活性化事業です。
但し今までの林業振興事業と異なり、この事業には既存の林業従事者だけでなく様々な人々が参加出来ます。
森造りも担い手不足が深刻ですから、これからは様々な人々が森林に関係する活動に参加出来る道を探る必要があります。
そして、新たな人材の参加がまた新たな活動を生む好循環を作り出さなければなりません。
このプロジェクトをそのきっかけに出来るかどうかは、これからの活動次第です。
多くの補助金事業の様に補助金が切れたら立ち消えになってしまったとならないよう、努力しなくてはなりません。

林地残材をポータブルウインチで引き出す。
残材の集材を簡単な機材で行うために少々工夫がいります。
ここが木の駅プロジェクトの肝ですね。


集積、計量所に集まった軽トラ。
この日17tの材が集まりました。



さて、森では日に日に緑が増えています。
森の入口にヤマブキが咲きました。
森に黄色が少ないこの時期の黄色の塊りは、一層華やかです。


ブランコの下にスミレが咲いていました。
昨年までなかったような気がします。
どこからやって来たのでしょうか。


ニリンソウは元気に咲きました。
毎年生息範囲を少しづつ広げています。


コシアブラが予想より早く芽を出しました。
もう数日で取り頃です。山菜パーティ用には冷蔵しなくてはならないようです。
シイタケは盛りを過ぎてしおれています。
ツバキの花は落ち、少し色あせた赤い花びらが地上を飾っています。
カタクリも消えました。
それぞれの森の生き物が短い盛りを懸命に生き、次々に森の主役を譲って行きます。
そんな発見も森の中での楽しい時間です。
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恵那市間伐実習生募集 (4月15日)

2017年04月14日 | 間伐
今年度恵那市で間伐実習生を募集します。
応募方法はこちらです。



この実習には我々美濃の森造隊が全面的に協力します。
また間伐実習地は間伐モデル林として公開します。
間伐技術をしっかり身に付けたい方、実際に健康な森を育てたい方は是非ご応募下さい。
応募先は森林組合、恵那市となっていますが、以下の送り先かブログの連絡先でも受け付けます。

NPO法人美濃の森造隊
森岡哲郎
mori_tetsu1@hotmail.com

タイトルは「実習生応募」とし、申込用紙に記入してファイルとして添付するか申込用紙記入事項を箇条書きにしてお送り下さい。
皆さんの応募をお待ちしています。
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森にも春がやって来た (4月12日)

2017年04月12日 | 森林
4月に入って森にもゆっくり春がやって来ました。
最初にショウジョウバカマが足元を彩りました。


アオキにの赤い実がいつの間にかたわわです。


ツバキにも赤い花が咲きました。


いつも通る丸木橋にはクルミの殻が一杯散らかっています。
ここには年中新しい殻が落ちています。
リスのお気に入りの場所でしょうか。


シイタケが次々顔を出し始めています。
採取が間に合いません。


そして今日カタクリが咲きました。


森で倒したヒノキを使って机と椅子を作ってみました。
こうしていると森の恵みという言葉が素直に身に沁みます。
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ムササビのねぐら (3月20日)

2017年03月21日 | 森林
ムササビは巣箱の戻っていました。

前回3月11日の活動で掛木が巣箱に当って眠っていたムササビを追い出してしまいました。
その後巣箱の様子を望遠鏡で確認したところ、巣箱を縛り付けていた下側のシュロ縄が切れている事が判りました。
上側のシュロ縄も痛んでいる可能性があったので、早く巣箱を修理しなくてはなりません。
しかし巣箱に近づけば、戻っているかもしれないムササビを再び驚かせてしまいます。
しかし、このままでは巣箱が落ちてしまう可能性があります。
迷った挙句修理することにしました。

そして巣箱に近づくと、やっぱり再びムササビが飛び出しました。
何が起こったんだと慌てるムササビの気落ちがその後ろ姿にはっきり表れていて、申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。
しかしやっぱり戻っていたんだと安堵する気持ちも浮かんできました。

ムササビのねぐらはこうなっていました。
スギの皮を細かく裂いて寝床にしています。
寝姿の形にスギ皮が窪んでいるのが判ります。
(上蓋を開けて上から撮影)


巣箱はしっかり固定し直しましたので、もうムササビを驚かすことは無いでしょう。
安心して暮らして下さい。
これからは鳥用だけではなく、動物の為にも今より少し大きめの巣箱をあちこちに掛けておくことにします。
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ムササビ現る (3月11日)

2017年03月12日 | 森林
森にはまだ冷たい北風が吹き込ん来ますが、光はすっかり春の気配です。
光が強くなってくるにつれ、森の東側の葉を落とした広葉樹の部分と西側の人工林部分の明るさの差が気になって来ました。
そこで、久しぶりにキャンプサイト周りのスギとヒノキをそれぞれ1本ずつ間伐することにしました。


ところがヒノキが運悪く巣箱を掛けたクルミの木に掛木になり、先端部分が巣箱に当って少し押し出す形になりました。
この巣箱は2015年6月に掛けて以来、しばしば鳥の営巣が無いか確認していましたが、鳥の出入りは目撃出来ていませんでした。

2015年6月、木に登って巣箱をかけている様子


掛木を処理した後の現在の巣箱の様子
丸で囲った部分


巣箱が落ちはしないか心配で見上げると、何かが巣箱から顔を出しています。
見間違いかなと目を凝らしていると、なんとそこからムササビが飛び出しました。
皮膜を広げて滑空し、スギの木に飛び移って梢をかけ登り、瞬く間に枝の間に消えて行きました。
驚きました、巣箱はムササビのねぐらだったのです。
無駄になったかなと思っていた巣箱は、鳥には使われなかったもののムササビの役には立っていました。
でも、飛び出したムササビは再び巣箱をねぐらとして使ってくれるでしょうか。
日中上って覗いてみるのはまたムササビを怯えさせてしまうでしょうから出来ません。
いつか夜にムササビが食事に出てくるのを辛抱強く下から観察し、戻っているのか確認したいと思います。

キャンプサイトのテラス用階段も作り始めました。


今日は、計らずもムササビに出会えた記念すべき一日となりました。
また森の仲間が増えました。
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春の日差し (2月25日)

2017年03月01日 | 間伐
寒さも峠を越え森から雪が消えました。
ここしばらく集中的に間伐作業を進めている森もそろそろ作業の終盤です。
すっかり明るくなった林内には春の日差しが差し込んで来ています。


森が明るくなるのと春を迎えるタイミングが重なりました。
何となく良い気分です。
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