NPO法人美濃の森造隊だより

人と森林との最適な関係を探るため、岐阜県恵那市を中心に人工林間伐で森造りを主とする活動を行なうグループの活動報告です。

仕事始めはやはり間伐 (1月7日)

2017年01月14日 | 間伐
今年最初の活動日は間伐作業で始まりました。
久しぶりの本格的な作業に体力的な不安が少しありましたが、始めると直ぐに没頭していました。
汗を流し体を動かしていると血液が全身に流れ筋肉が力強く働いている実感が湧いて来て、苦労しながら立木を倒す作業にいつの間にか満足感を感じています。
暗かった森が明るくなり見通しも効いて来て、見る見る森の姿が変わって行きます。
まるで森が気持ち良さそうに伸びをしているようです。
この自分の体に血が巡る感覚と森を生き物のように感じる感覚が我々の活動を持続させた力なんだと改めて思います。
我々の活動は、今年で10年目を迎えます。

受け口の確認


追い口


へリングレバーで倒す


フェリングレバーで倒すが掛木に


お昼に小屋に戻り焚火で食事


作業終了後、餅を焼いてお汁粉
この後特製チャイも振舞われました。


夏に沢山遊んだブランコも修理を終え再設置。
春になるのを待ちます。


充実した一日になりました。
やはり間伐作業は人と森を元気にしてくれます。
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仕事納め (12月24日)

2016年12月29日 | 間伐
美濃の森造隊としては今年最後の活動日です。
朝、恵那の街を覆っていた霧が森まで登って来ると切れ、気持ちの良い青空が広がりました。
この辺りでは11月が霧の季節ですから、やはり今年は今のところ少し暖冬のようです。


参加者が全員集まるまで森の南側で少し間伐をしました。
森に光を入れるためにはもったいなくても大きくて立派な木を倒すしかありません。
しかし、立派に育った杉の木ですから切り倒した後は上手く利用したいと思います。


今日の活動日の目玉は近くでとれた猪肉のバーベキューです。
味噌ベースのニンニクとショウガをたっぷりと利かせたタレに漬け込んで焼きました。
焚火の熾火で焼くと肉の臭みは無く、歯応え充分の美味しい肉になりました。
野生のエネルギーに満ちた森の恵みです。


向こうの見える調理用に置いたテーブルは、この森のヒノキの間伐材から作りました。
部屋で使うつもりで作りましたが、これから森でも重宝しそうです。
森からは人が生きるのに必要な物が一杯手に入れられます。

食事が終わったらホウノキでスプーンを作りました。これもまた森の恵みです。
ナイフで大まかな形を整え、後はひたすら紙やすりで削ります。
少しずつ曲線と滑らかさが表れ、単なる木片が道具に変身しました。
単純な作業なのでかえって無心になれる時間でした。


帰りに森の片隅で猪の掘り返した跡を見つけました。
大きな石ごと思い切り掘り返していました。
ここ数日の出来事のようです。
人間に仲間が食われた怒りもあったのかもしれません。


さて、今年も無事活動が終わりました。
活動に参加した皆さんの努力、山の神に感謝を捧げたいと思います。
来年は更に充実した楽しい活動を目指して邁進したいと思います。
ご協力の程よろしくお願い致します。
それでは皆さん、良いお年をお迎えください。
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美濃加茂支障木伐採 (12月17日)

2016年12月20日 | 間伐
隊員の親戚の敷地にあるクヌギを伐採しました。
幹が道路側に傾き強風や大雪で倒れる可能性が出て来た事、枝が電線に触れそうになったためです。
ここでは2015年1月に一度スギを伐採しています。

今回クヌギの伐採は樹上に登っての高所作業になりました。
スローラインを使って枝にロープを掛け登り、道路側の枝を出来るだけ払い、最後にロープで牽引しながら幹を倒しました。
しかし、スローウエイトを狙った所に投げられなかったり、樹上での体の安定に苦労したり、払いたい枝の全てを払いきれなかったりと思い通りの作業とならず、苦労しながらの作業になりました。

それでも何とか無事作業を終える事が出来ました。
最後に今回伐採した中で一番大きなクヌギの切株を真ん中に、記念撮影をしました。


支障となりそうなクヌギが無くなりすっきりした現場です。
残っているクヌギは当分問題にはならないでしょう。
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支障木 (11月10日)

2016年12月11日 | 間伐
季節は確実に進み、しばらくブログの更新をしないうちに本格的な冬の季節を迎えました。
今日は民家改修現場の2回目の支障木伐採です。
朝の空気は固く冷え込み、作業準備の身拵え中に手足が凍えました。
今回は急斜面のヒノキと平地で中央アルプスの展望を遮っているヒノキの伐採です。

急斜面の作業を下から見上げています。
真ん中に作業中の姿が微かに見えています。
ヒノキは枯れ枝が絡んで簡単には倒れそうになく、プラロックで引き倒すことにしました。


少し下側で引き続き作業をしています。
急斜面で下側から追口を切っていますが、チェンソーを持ち上げなくてはならないので腕の力が必要です。
おまけに近くを配電線が通っていて、倒す方向が制限されます。


平地での間伐作業を急斜面から見下ろして撮っています。




夕方やっと一区切り付きました。


肉眼では写真真ん中の向こうに雪を被った中央アルプスの主峰が全てくっきり見えています。
これからこの場所が中央アルプスの絶景ポイントになるでしょう。


あと1回左手のヒノキ林の伐採と右側の竹藪の伐採をします。
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見晴らし (11月5日)

2016年11月09日 | 間伐
森の近くで仲間の一人が古民家を再生して簡単な食事が出来るお店にしようとしています。
その家の周りの木を伐倒することになりました。
家の東側を塞いでいる杉やヒノキや竹藪を間伐し、遠く中央アルプスの絶景を望めるようにするためです。

伐倒前はこんな感じでした。
写真左手がヒノキ、真ん中がスギ、右手が竹藪です。
木々や竹は、東側と北側へ下ったかなりの急斜面に生えています。
まず最初に写真真ん中の杉の木を伐採することにしました。


木の周りのアオキを刈払い、作業スペースを確保します。
写真手前に倒すためプラロックで引っ張ることにしました。


伐倒です。
足場が悪いので作業は慎重に。


上手く狙った所に倒せました。
木と一緒に崖下に落ちないよう、枝払いも慎重に。
急斜面での作業は緊張が続き筋力も必要とするため、かなり体力を消耗します。


夕方やっと目標の半分程まで伐採が終わりました。
後一日か二日で完了しそうです。


遠くの山並みが少し見えるようになりました。

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キャンプサイト (10月22日)

2016年10月24日 | 間伐
今回の活動当初予定は間伐作業でした。
しかし参加者が集合しておしゃべりをしているうちに、何となく森の中でキャンプサイトを作ることになりました。
キャンプサイトには焚火がつきものですから設置場所はある程度の空間が必要です。
幸い森にはだいぶ前にスギ立木が雪折れで出来たギャップが幾つかあり、その中の一か所が良さそうでした。
写真右側直ぐ横をビオトープ用の小川も流れています。
そうそう、例の台風16号で流されてしまった水パイプは延長を縮小して少し前に復活させました。

焚火周りは丸太のベンチを置きました。
今は写真左に焚火を見下ろし休憩出来るテラスを作ろうとしています。


テラス支柱にする3本のスギ立木の他にヒノキ柱を1本立てることにしました。
ヒノキ柱は地面を50㎝掘って柱の周りを石で固め水捌けを良くしています。


隊員が連れて来た4才の女の子が小川で手を洗っています。
少し洗いにくそうですね。そこで手前側の岸に小石で小さな子供でも楽に水に触れられる足場を作りました。
ここならちょっとした洗い物や水遊びに使えるでしょう。


夕方までにテラス支柱立てと床用梁の設置が終わりました。


写真手前には斜面を平らに削りテント場を作りました。
小屋の中での焚火も楽しいものですが青空の下でもっと自然を感じる焚火も良いですね。
これからここを少しづつ整備して行きます。

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ショック、台風16号の爪痕 (9月21日)

2016年09月22日 | 間伐
台風16号が中部地方を縦断しました。
雨風共短時間で過ぎ去り街には大きな被害は無かったのですが、念のため森へは確認に行きました。
森の脇を通っている三郷町から東濃牧場へ登る林道では、1か所栗の木の倒木で道が塞がれていました。


これを片付けて更に上って行くと、林道が急になるにつれ落石が増え何か所も山からの湧水が確認されました。
一か所道に溢れた水が林道の路肩を削っていて、当面大型車は通行出来ません。

小屋へ戻り、夏に子供達が遊んだ川を見に行くと、ここは風景がすっかり変わっていました。


流される前の階段と消えた階段


川に降りる階段が土台の石ごと流されて跡形もありません。
ビオトープへ水を引いていたパイプも全て流されてしまっています。
すぐ下流の家では夜中に川での大きな石がぶつかり合う音が怖くて公民館に自主避難したと言っていました。
ひょっとすると川上川で小規模な土石流が発生したかもしれません。
やられてしまいました。あ~あ。
かなりショックです。
これからどうするかゆっくり考えます。
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杉間伐作業と竹藪の藪蚊 (9月17日)

2016年09月22日 | 間伐
山主さんの家の前での間伐作業はゆっくり進んでいます。
ここは人の生活圏内の森林ですので、間伐の当面の目的は住環境の改善です。
そのために先ずは杉林を間伐し林内の見通しと風通しを良くします。
もちろん間伐材もいずれ搬出して利用するつもりです。
今回の作業は、前回までに間伐した材の搬出を考えた玉切りを主として行いました。


かなり足元に材が転がっています。
写真真ん中に小さく人物が移っています。
今、彼は間伐する材の品定めをしています。


選木と伐倒方向が決まり作業に入ります。


掛木にもならず上手く倒せました。

最近雨の日が多く林内には蚊が多い気がします。
道を挟んだ違うブロックで竹藪の伐採も開始しましたが、そこは更に蚊の巣窟でした。
一息つこうと動きを止めるとたちまち蚊の羽音が耳元で響き、あっという間に何か所も刺されてしまう有様でした。
間伐作業や密集した竹藪での作業よりも、藪蚊との戦いに疲れました。


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夏のおわり秋の始まり (9月10日)

2016年09月12日 | 森林
黄金色に実った田圃のあちこちで稲刈りが始まりました。
ヒマワリは首を垂れ、夏草の成長が止まりました。
今日森で枝払いをした杉の幹をつついているコゲラを見つけました。
まだ台風は幾つもやって来て日中の蒸し暑さは相変わらずですが、里山は秋の空気に包まれています。

今日は小屋の屋根に防水シートを張りました。
まず屋根に上がって瓦代わりの杉板をはがし、降り積もった杉の枝や葉を掃除しました。


杉板をはがしていて隠れていたマムシの子供を見つけました。
つまんで放り投げてやりました。
どうやってここまで登って来たのでしょう。


シートを張り終え、午後は少し木々の間隔が狭いのが気になっていた小屋近くの杉を2本倒しました。
周りの中層、下層木が育ってきているので倒す方向は慎重に見定めました。


かなり久しぶりの伐倒作業になります。


無事作業は完了しました。
この森で木の倒れる地響きを聞いたのも久しぶりです。

追伸 8月下旬に川に丸木橋を渡しました。


同じく8月後半の森近くの元気な頃のヒマワリです。


今日張ったシートのおかげでこれから肌寒くなる雨の日も快適に過ごせるようになるでしょう。
そうなると、小屋の中で使うリクライニングチェアかハンモックが欲しくなります。
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夏休みの子供達2 (8月19日)

2016年08月29日 | 遊び
夏休みの子供達が再び森へやって来ました。
今回は21人です。
前回来た子供達も最初は少し緊張気味です。


そんな子供達には森の機能や不思議について少し話しました。
光合成や空気や水の浄化、多様な生き物の生活、細菌、微生物から鹿やイノシシやフクロウ、人への命の繋がり。
話は出来るだけ簡単に纏めようと努めましたが、子供達の心には届いたのでしょうか。

窮屈な話が終われば自由時間です。
森に張ったテントの中は子供達の秘密基地です。


川遊びをする子供達の歓声が森中に響き渡りました。
ブランコにも夢中です。


工作では笛とバードコールを作りました。




テーブルの上でのお弁当。


焚火でのマシュマロあぶり。


今回も子供達は沢山遊びました。

帰る時間になって持って帰ろうとしたクワガタが見つかりません。
袋からうまく逃げだしたようです。

2人はとてもがっかりです。
また今度捕まえましょう。

森には子供達が良く似合う。
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我々の活動を取材してもらいました。

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