「だああああ!何をしてやがるっ!」
毎日毎日なんでこうまで叫び続けなきゃいけないんだ、私。

野原・山・林を駆け回る野性の女・ヴォッコが我が家にやって来た初日。
あまりにもブラウニーな姿が気になって、スタッフにお洗濯をお願いしたわけ。
都会の犬を洗うと泡は黒っぽくなるのに、田舎の犬の泡は茶色になる。
アスファルトの粉塵と土の違いなのだろう。
その違いはべたついた汚れと、きしむ汚れにも別れる。
もっと違うことといえば、奇妙な植物と虫が毛玉の中から「こんちわ〜」と現れること。
そういえば、ヴォッコが我が家に滞在して1ヶ月経つと・・・ヘンテコリンな植物が住居と店近辺に自生し始めるっけ。
生態系の一部を担うヴォッコ。山奥から種子を運んでは、せっせと撒き散らしているようだ。
その点、シティーボーイ伊作は・・・
「黒いから気付きませんでしたが、ドブかと思いました!!」
なーんて言われちゃう始末。生態系に貢献するどころではなく、川を汚染しちゃう反エコ男だ。

ブラウニーな毛皮を洗って、白黒がはっきりしたヴォッコちゃん。
ああ、美しい。
里帰りを聞いて、母恋しやと会いに来てくれた娘ルーナと、美しい再会を果たすのかと思ったのに。
「お母さん!」
「来るんじゃないよ、あたしはあんたの母親なんかじゃない。産んだ覚えはないよ!!」
頭にホットカーラー。シュミーズ姿の立てひざ。
くわえタバコで爪を切る非情な女はただの女で、母では無かった。
母であり続けるより、女であることを選ぶ女のステレオタイプじゃないの!
「腹を痛めて産んだ娘が、あんたに会いたいって・・・そんな思いで遠くから来てくれたんじゃないか。何で抱いてやらないんだよ。」
昭和の刑事ドラマのワンシーン。やだやだ。私ったら、ゴリさんみたい。

さあ、7時過ぎたから、お店を閉めてお散歩しながらおうちに帰りましょうね。
リードを皆につけて、さあさあさあ。
ルーナパパの「あっ、あ〜・・・」という控えめな驚嘆に、何事かと振り返って見たもの。
高らかに右足を上げて、三本足で移動しながらおしっこをジャアジャアするポコポン。
「だああああ!何をしてやがるっ!」
頭を垂れて、耐え忍ぶかのように見えるヴォッコの腰から頭にかけて降り注がれる黄金の水。
帰ると思っていたヴォッコが一緒という事は、我が家に滞在するという事。
それがわかった瞬間に、ポコポン、おしっこオバケに変身しちゃったというわけだ。
ルーナパパが居ようが居まいが関係ない私の怒りは頂点。
殴り、蹴り飛ばして折檻するものの、逃げ惑うだけで反省の色など全く無い。
「ごめんね、ごめんねヴォッコ、本当にごめん。」
拭いて綺麗にしてあげなきゃとタオルを持ってしゃがんだはいいが、たまげたね。
ひどい仕打ちを甘んじて受ける女じゃなかったよ。
覆いかぶさった毛の奥で光る目。
『わすれんな・・・あたしは・・・わすれない。』
もう怖くて怖くて・・・何かが起こりそうで・・・泣きそうになったよ。

毎日毎日なんでこうまで叫び続けなきゃいけないんだ、私。

野原・山・林を駆け回る野性の女・ヴォッコが我が家にやって来た初日。
あまりにもブラウニーな姿が気になって、スタッフにお洗濯をお願いしたわけ。
都会の犬を洗うと泡は黒っぽくなるのに、田舎の犬の泡は茶色になる。
アスファルトの粉塵と土の違いなのだろう。
その違いはべたついた汚れと、きしむ汚れにも別れる。
もっと違うことといえば、奇妙な植物と虫が毛玉の中から「こんちわ〜」と現れること。
そういえば、ヴォッコが我が家に滞在して1ヶ月経つと・・・ヘンテコリンな植物が住居と店近辺に自生し始めるっけ。
生態系の一部を担うヴォッコ。山奥から種子を運んでは、せっせと撒き散らしているようだ。
その点、シティーボーイ伊作は・・・
「黒いから気付きませんでしたが、ドブかと思いました!!」
なーんて言われちゃう始末。生態系に貢献するどころではなく、川を汚染しちゃう反エコ男だ。

ブラウニーな毛皮を洗って、白黒がはっきりしたヴォッコちゃん。
ああ、美しい。
里帰りを聞いて、母恋しやと会いに来てくれた娘ルーナと、美しい再会を果たすのかと思ったのに。
「お母さん!」
「来るんじゃないよ、あたしはあんたの母親なんかじゃない。産んだ覚えはないよ!!」
頭にホットカーラー。シュミーズ姿の立てひざ。
くわえタバコで爪を切る非情な女はただの女で、母では無かった。
母であり続けるより、女であることを選ぶ女のステレオタイプじゃないの!
「腹を痛めて産んだ娘が、あんたに会いたいって・・・そんな思いで遠くから来てくれたんじゃないか。何で抱いてやらないんだよ。」
昭和の刑事ドラマのワンシーン。やだやだ。私ったら、ゴリさんみたい。

さあ、7時過ぎたから、お店を閉めてお散歩しながらおうちに帰りましょうね。
リードを皆につけて、さあさあさあ。
ルーナパパの「あっ、あ〜・・・」という控えめな驚嘆に、何事かと振り返って見たもの。
高らかに右足を上げて、三本足で移動しながらおしっこをジャアジャアするポコポン。
「だああああ!何をしてやがるっ!」
頭を垂れて、耐え忍ぶかのように見えるヴォッコの腰から頭にかけて降り注がれる黄金の水。
帰ると思っていたヴォッコが一緒という事は、我が家に滞在するという事。
それがわかった瞬間に、ポコポン、おしっこオバケに変身しちゃったというわけだ。
ルーナパパが居ようが居まいが関係ない私の怒りは頂点。
殴り、蹴り飛ばして折檻するものの、逃げ惑うだけで反省の色など全く無い。
「ごめんね、ごめんねヴォッコ、本当にごめん。」
拭いて綺麗にしてあげなきゃとタオルを持ってしゃがんだはいいが、たまげたね。
ひどい仕打ちを甘んじて受ける女じゃなかったよ。
覆いかぶさった毛の奥で光る目。
『わすれんな・・・あたしは・・・わすれない。』
もう怖くて怖くて・・・何かが起こりそうで・・・泣きそうになったよ。




















