撮れたて箕面ブログ

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「菊炭」の炭焼き体験が行われました

2012年02月06日 | こんなことがありました!

箕面市北部の止々呂美地区で5日朝、「いば農園(射場孝雄さん)」方で、「菊炭」の炭焼き体験が行われました。

止々呂美地区をはじめ猪名川流域の里山では、良質なクヌギ材を使って伝統的な炭窯で「菊炭」が生産されていましたが、近年、電化製品の普及など社会情勢の変化から年々生産量が減少しています。

いば農園では、数年前に炭窯を復活させ、「伝統の菊炭づくりの再興」「良好な里山林保全」をめざし、1月から3月にかけて“菊炭焼き”と椎茸の菌入れ体験に取り組んでおり、希望されるかたに体験してもらっています。

5日は、“炭焼き”に関心のある住民サポーター5人が駆けつけ、朝早くから射場さんの指導で、先ず、先月初めに窯を温めるために焼いていた炭をとり出しました。

その後、「菊炭」となる原木クヌギと「竹炭」用の竹が窯に入れられ、火が入れられます。

直径2m、高さ1.5mのドームの窯の中は、炭用のクヌギでいっぱいです。

炭焼き窯でおよそ2昼夜をかけて焼き、徐々に空気の入りを抑え、煙が青白い色に変わるなどタイミングを見計らって窯口を閉め、約1週間をかけて蒸し焼きにします。

炭焼きに使う木は、樹齢10年から20年のクヌギやコナラを伐採し、材料にします。クヌギは何度切っても再生される天然林です。

伐採後の切り株からは、また新しいクヌギが再生し、8年ぐらいで炭に適した太さに成長します。こうした生産活動を通じて里山が生き生きと保全されます。

切り出された原木の一部は、乾燥後1メートル前後に玉切りにし、しいたけ栽培の原木としても利用されます。

いば農園では、今後、3月20日(火曜日)に窯出し予定しています。
(場所:箕面市上止々呂美地内府道4号線(茨木能勢線 旧称:高山道)沿い いば農園 電話・FAX:072-739-0561)

クヌギを原木とした黒炭で、極上の切り炭として大阪の池田に集積され各地に出荷されたため「池田炭」と呼ばれます。

茶道用高級炭として、豊臣秀吉や千利休も愛用したとされ、全国の茶道家たちに重用される。切り口が菊の花に似ることから「菊炭」とも呼ばれ、とりわけ止々呂美地区の炭は、質硬く、火付きよく、姿整って火持ち良く、立ち消えしないと珍重され、かつては地区内に多くの炭焼き農家がありましたが、時代とともに廃れ、数年前からは射場さんを含め数戸だけになっています。

止々呂美地域は、里山とともに田園の原風景が残り、大阪府農空間保全地域制度の指定も受けている緑豊かな地域です。

 射場さんは「炭焼き体験を通じて、止々呂美の魅力である里山の自然環境を知ってもらい、多くのかたと一緒に、ふるさとのみどりを伝えていきたい」と話されています。

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