みのハイキングクラブ

友と山に登り、自然に親しみ、心身を健やかに、親睦を深めます。

雨乞岳 イブネ クラシ

2017-04-17 | クラブ山行

クラブ報告

2017年4月16日(日)  天候 晴れ

      

CL 松尾 Sさん
Bコース  参加者 17名
 鈴鹿の奥に、日本庭園の様な素晴らしい場所がある!山の先輩から聞いていて、いつか訪れたいと思っていたイブネ・クラシです。昨年は雨で中止でした。今日は、Aコース雨乞岳組17人、Bコース雨乞岳・イブネ・クラシ組17人、総勢34人が、2コースに分かれて登ります。
 
夜空に星と月の輝く関市役所へBコース組17人が揃い、CL Mさん挨拶後、4台の車で出発です。関ICから高速を走り八日市ICで降りて、滋賀県側の甲津畑登山口へ向かいます。道中の桜を楽しみつつ登山口へ到着。ストレッチをすませ、2班に分かれて、渋川を遡る林道歩きからスタートです。
 
杉谷善住坊かくれ岩・横地蔵碑・大峠分岐・と千種街道(江戸時代まで近江商人の伊勢路へ出る商用交通路)蛭街道とも・・を登って行く。蓮如上人碑で休憩。今年は鈴鹿の山も雪が多かったようす。浅い芽吹きの木々の間から望める、残雪の山容が美しい。峠が近くなると、登山道にも雪が残り、雪上歩きも楽しい。山小屋の横をトラバースして、少し登ると杉峠へ到着。雨乞岳とイブネを南北に上げ、コクイ谷とフジキリ谷を、東西に落としている杉峠です。
 休憩を挟み、先ずは雨乞岳を目指します。雪の着いた急登を登り稜線を進むと、笹に囲まれた雨乞岳山頂です。なだらかな山容の東雨乞岳の奥に御在所山、国見岳、鎌ヶ岳、反対側には綿向山が鎮座しています。一息ついて、空身で東雨乞岳への残雪と笹原の道を行く。眺望を楽しんだら雨乞岳まで戻り、杉峠へ向かいます。峠では、A班の皆さんが休憩していました。和気あいあい情報交換して、イブネを目指します。
 
杉峠の頭を過ぎると、残雪があります。進むと雪の上に壊れた道標が転がっています。よく確認せずに先にある赤テープを目指します。が、面白い岩のある佐目峠へ辿り着けません。おかしいと道標の所まで戻ると、佐目峠➡と彫られた木があります。矢印の方向に進むと佐目峠、ほっと一安心。急坂を登りきると、目の前にぱっと広い台地、イブネ到着です。遮る物のない広い山頂で記念撮影。青空の下、双耳峰の雨乞岳、鈴鹿の主峰、御在所山、鎌ヶ岳、国見岳の眺望を楽しみながらのランチタイム。至福のひとときです。ランチの後は空身でクラシへ向かいます。登山道の周囲は、緑の苔がふわふわの絨毯を敷き詰めたようできれいです。北イブネから少し下った所だけ風が強い。この場所は風の通り道のようです。クラシはシャクナゲや雑木が茂り、鬱そうとした場所でした。ここでもTさん手作りの横断幕を掲げ記念撮影。クラシへ戻り下山です。
 杉峠に、A班の姿はありません。私たちも往路を戻ります。いくつかの渡渉をして、いくつかの橋を渡り、渋川を右岸へ左岸へと渡りながら、歴史の街道を下って行きます。少し手前で休憩をとったので蓮如上人碑は素通りです。舗装道路になり対岸に林道が見えてくると登山口はもうすぐです。お疲れさま全員が無事元気に下山です。A班の皆さんは、珈琲タイム中でした。帰りの支度を整えながら、A班を見送ります。そして、私たちも珈琲タイム、一杯の温かい珈琲が心身ともに癒してくれます。
 
CL挨拶後、帰路は石槫トンネルから、三重県経由です。無事に市役所へ到着、長い一日を終えました。皆さんお疲れさまです。CLの、的確な采配に感服です。ありがとうございました。
*出合った花*
 ミヤマカタバミ・イワウチワ・ヤマネコノメソウ・キランソウ・ショウジョウバカマ
                                (記録担当 泉谷さんの報告より)                                                                                                    

 コースタイム 
関4:00=八日市IC=滋賀県甲津畑登山口6:00~6:20・・蓮如上人碑7:35~7:45・・杉峠9:00・・雨乞岳9:35・・東雨乞岳(空身で)9:50・・雨乞岳10:10・・杉峠10:35~10:40・・佐目峠11:30・・イブネ11:45~12:15(昼食)・・クラシ(空身で)12:35・・イブネ13:00・・佐目峠・・杉峠13:35・・蓮如上人碑14:30・・甲津畑登山口15:40~16:00=石槫トンネル=三重県多度=羽島=関19:55

     
                                 (写真提供 松田さん)

 

Aコース  参加者 17名(体験参加者1名) 

    

  今日の山行は、Aコース、Bコースと体力に合わせて、選ぶ事が出来るので、参加者が大勢になった。
登山口の甲津畑に着いたのは計画書より1時間遅れた。駐車場はBコースと他の車でいっぱいだった。準備体操後、植林の林道を歩く
天気予報では夏日になるとのこと、すぐに服を脱ぐ。林道脇に桜地蔵が祭られてあった。この道は千種街道と言って、昔から通られていた道だ。
石積みで炭焼き跡と思われる所もあった
 沢の傍を通るようになり何度も木の橋を渡り、渡渉もしたり気持ちの良い登山道を行く。蓮如上人が一夜を過ごした小屋のところに碑があり、大きな木があった。小屋の中に入ってみたら一枚の絵が描かれてあった。誰が置いたのか想像して描いてあった。杉峠まで40分の看板で力が湧いてくる。杉峠には枯れた大木があり、横には若木が植えられていた。ここで休んでいるとBコースの人が雪の斜面を下りてきた。皆元気で雨乞岳に登りこれからイブネに行く早足揃いだ。我々も元気を出し雪の斜面を登りだす。すぐに笹薮になり急な道をジグザグに登ると山頂だった。狭い山頂から東に御在所、鎌ヶ岳が見えた。東雨乞岳はなだらかな笹薮に見えたので荷物を置き、ピストンで行ってくる。山頂で昼食、風もなく暖かいので上着も着なくて至福のひと時。下山は滑らないよう杉峠まで下る。
まだBコースは来ていなかった。今日は花は余り見かけなかったが春リンドウが咲いていて春山を感じた。駐車場についてコーヒータイムしていたら、すぐにBコースの人たちが下りてきた。その速さと体力に凄いなと思った。この暖かさにヒルも見かけたが、誰も被害に逢わなくてよかった。帰りは高速も渋滞に逢わず関市に着いた。
 体験山行の方の感想は雪があり驚いたとのこと。体力もあり足も速いのでぜひ入会下さいとお願いした。リーダーの松尾さん大変良い計画をして下さり有難う御座いました。諸役の皆様有難う御座いました。
                        
 (記録担当 長谷川さんの報告より)

 コースタイム  
関4:30===関IC==八日市IC==甲津畑登山口7:30~7:50・・蓮如上人碑9:20・・杉峠10:30~10:50・・雨乞岳11:20~11:30・・東雨乞岳11:45~11:50・・雨乞岳12:05~12:30・・杉峠13:00・・蓮如上人碑13:55・・登山口15:25

      
                                                                                (写真提供 池ヶ谷さん)

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