みなさまこんばんは、箕面市役所の那谷です。
今日は、無線LANについて、小さくまとめをしておきたいと思います。
話題はおおきくは2つ、
・「 /etc/network/interfaces に無線LANの設定を書くにはどうするの?」
・「Ubuntuで、無線LANをGUIで設定した場合の設定ファイルはどこにあるの?」
です。
●経緯:
よく考えると、最近のノートパソコンは、「有線LAN」と「無線LAN」の両方を搭載していることが多いと思います。
われわれのシステムでシンクライアント環境を作る際、LTSPサーバ(親機)はLANカードが2枚あることが期待されているわけですが、このようなノートパソコンをLTSPサーバ(親機)にすれば、別途LANカードを増設しなくても、手軽にシンクライアント環境が試していただけるのではないか、と思い、情報を整理しようと思いました。
(もちろんLANカード1枚でも構築できなくはないのですが、「ブロードバンドルーターのDHCP機能を止める」など、よけいにコツが必要になります。)
※「LTSP」・・・Linux Terminal Server Project
●前提条件:
LTSPのシンクライアントは、起動の度にネットワーク上のLTSPサーバーからOSをダウンロードして、立ち上がります。
この際に、PXE(Preboot eXecution Environment)という仕組みを使います。
2000年以降製造なパソコンではだいたいPXEに対応していると思います。
BIOSで、ブートデバイスにLANカードが指定できるようであればOKです。
ただしこれは、現状では有線LANである必要があり、無線LANではできません。
※実は、PXEに対応していないパソコンでも、むりやりネットブートさせる方法もあります。
http://blog.goo.ne.jp/minoh_edubuntu/e/3afa318eb024a6db2cc595023997f4b6
●方針決定:
以上から、LTSPサーバーにするノートパソコンにおいては、
・有線LANをLAN側(シンクライアント側)
・無線LANをWAN側(ブロードバンドルーター側やイントラネット側など)
とするのがよさそうです。
●【 /etc/network/interfaces に無線LANの設定を書く】
まとめた方がいい、と思ったのは、もちろん私がよく分かっていない&覚えられないからです。
またもや、Ubuntu Japanese Team の吉田さんに、参考になるホームページを教えていただきました。
http://modelr.wordpress.com/2009/06/01/how-to-get-wireless-network-on-ubuntu-server/
いろいろ参考になることが書かれていますが、今回参考にさせていただいたのは後半部分です。
『DHCPとWPAを使うには、/etc/network/interfaces に以下を追記します。』
#The wireless interface
auto wlan0
iface wlan0 inet dhcp
wpa-ssid (あなたのブロードバンドルーターのSSIDを代入)
wpa-ap-scan 1
wpa-key-mgmt WPA-PSK
wpa-psk (書き留めたあなたのブロードバンドルーターのPSKキーを代入)
なるほど。
私の環境では、無線LANアクセスポイントはBUFFALO の WHR-G300N を使っています。
本体にシールが貼ってあって、
SSID:0024A51CF6
KEY:(13桁の英数字)
PIN:(8桁の数字)
という風なことが書いてありました。
このうちKEYを「0123456789abc」だと仮定して、WPA−PSKで接続する設定にしましょう。
●いざ設定を書きます:
$ sudo gedit /etc/network/interfaces![]()
この際、注意点は、
・1点目:有線LAN側に、「gateway」を設定しない。
上の例では、#でコメントアウトして無効化してあります。
そうしないと、インターネット接続が、有線LAN側に振り向けられてしまうようです。
有線LAN側は、LAN側で、インターネットに出られませんから、結果としてリクエストがタイムアウトしてしまいます。
・2点目:有線LANは、無線LANとは別セグメント(別ネットワークアドレス)になるようにする。
有線LANを、無線LANのネットワークと同じネットワークアドレスなIPアドレスにしてしまうと、これまたうまくインターネットへ出られなくなってしまいます。
また、設定の意味として2箇所独特の部分があるかと思いますが、こちらのページの解説によれば、
http://ubuntuforums.org/showthread.php?t=202834
1.wpa-ap-scan
設定値「1」・・・普通のアクセスポイント
設定値「2」・・・ステルスアクセスポイント
2.wpa-key-mgmt WPA-PSK
設定値「WPA-PSK」・・・認証をPre-Shared−Keyでする。
設定値「WPA-EAP」・・・認証をEnterprise-Authentication-Serverでする。
だそうです。
設定を反映させるには、再起動がよいと思います。
$ sudo /etc/init.d/networking restart
ではうまくいかないかも知れません。
●【GUIで設定した場合の設定ファイルはどこにあるの】
0.上記の手書き設定をしていない前提で。
1.画面右上の上下矢印を右クリックします。
「無線を有効にする」にチェックが入っていることを確認します。![]()
2.おなじく、左クリックします。
目的のアクセスポイントをクリックします。
パスワードを入力します。
ここでいうアクセスポイントとは「SSID」のことで、パスワードとは「13文字のKEY」のことです。
無線LANアクセスポイントなどにシールで貼ってあったり、自分で設定していたりするかと思います。
例では、SSID:0024A51CF6D4-2 、KEY:0123456789abc とします。
![]()
3.画面右上の上下矢印を右クリックして「接続を編集する」をクリックします。
「システム→設定→ネットワーク接続」から、「無線」タグをクリックして「編集」や「追加」ボタン押下でも同じ画面が開きます。
「無線」タグをみると、先ほど設定したアクセスポイントの接続設定が出来ていると思います。
これを選択して「編集」をクリックします。
「無線」タグをみると、「SSID」にアクセスポイント名が入っています。
「無線セキュリティ」タグをみると、「パスワード」に13文字のKEYが入っています。
![]()
4.「すべてのユーザーで利用可能」にチェック
そのままでは、パソコンの起動の度にパスワードを要求されます。
起動したら自動的に無線LANに接続させたい場合は、「すべてのユーザーで利用可能」にチェックを入れます。
5.設定ファイルはどこにある?
はい、こういう場合は「grep」でした。
設定ファイルをイメージすると、文中に「SSID」を含んでいると思われます。
設定ファイルは「 /etc 」配下であることが多いので、
$ sudo grep -r (SSIDを代入) /etc/
として検索しますと、
「 /etc/NetworkManager/system-connections/ 」配下に設定ファイルがあるらしいことが分かります。
6.開いてみると
$ sudo gedit /etc/NetworkManager/system-connections/Auto (SSIDを代入)![]()
本記事の前半を読んでいただいたら、なんとなくそれぞれ対応する部分というのは、読めると思います。
いかがでしょうか。
分かっているようで、意外と知らない部分なのではないかと思います。
Linux では無線LANは鬼門、というのはもはや過去のことかも知れませんね。
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