夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『イエスタデイ』

2016年10月29日 | 映画(あ行)
『イエスタデイ』(原題:Beatles)
監督:ペーテル・フリント
出演:ルイース・ウィリアムズ,ホーヴァルド・ヤクヴィッツ,
   オーレ・ニコライ・ヨルゲンセン,スサンネ・ブーシェ他

テアトル梅田で『奇蹟がくれた数式』を観たあと、シネ・リーブル梅田へ移動。

ビートルズに憧れる少年たちを描いたノルウェーの作品。原題はその名も“Beatles”。
最近、バンドを結成するという映画が多いなぁと思っていたら、
これはそうでもなく、ビートルズが小道具程度の青春ものでした。

1960年代後半、ノルウェーのオスロ
16歳のキム、セブ、グンナー、オラは同じ高校にかよう男子で悪友。
セブの父親は仕事柄海外に行くことが多く、
帰国時にはビートルズのレコードを土産に持ち帰ってくれる。
それを聴いた4人は衝撃を受ける。こんな音楽があるなんて。

さっそくバンドを結成することにした4人は、夏休みに入る日、
各々練習に励むことを誓って解散する。
しかし思うように練習ははかどらない。
俺たちはいつでも一緒、秘密はなしだぜと言っておきながら、隠し事いろいろ。

暇を持てあましていたキムは、さして興味のない映画館通い。
その日となりに座った見知らぬ少女から手を握られ、恋に落ちる。
また会えることを期待して映画館に日参するが、ちっとも彼女は現れない。
想いを募らせるあまり、ラブレターを綴りはじめる。
ニッキーという名前以外はわからないから、書いても出しようがないのに。

セブは両親の不仲が気になって落ち着かない。
グンナーは商店を経営する父から配達を頼まれ、行った先で熟女に誘惑される。
どもり癖のあるオラは、なぜか自分にかまってくる同級生といい関係に。

そうこうしているうちに夏休みが終わり、いつもの日々が戻ってくる。
ところがニッキーに再会できなかった今、
キムは転校生の美少女セシリアのことが気になって仕方ない。
校外で会えば親しげに話してくれるのに、
校内で会うときのセシリアはまるで自分を空気のように扱い……。

4人ともキャラがそれぞれに異なっていてカワイイ。
バカなことをして大笑い、女の子に振りまわされて悩み涙する。
そんな彼らがとても愛おしい。

バンドに明け暮れる青春ものとしては『シング・ストリート 未来へのうた』がイチ押しですが、
音楽は二の次、だけど女の子に気持ちを伝える最終兵器が音楽の本作も捨てがたい。
甘い話ばかりではなく、当時の反アメリカ運動の様子なども盛り込まれ、
時代を知る作品としても○。オススメです。
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