夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『夜明け告げるルーのうた』

2017年06月02日 | 映画(や行)
『夜明け告げるルーのうた』
監督:湯浅政明
声の出演:谷花音,下田翔大,篠原信一,柄本明,
     斉藤壮馬,寿美菜子,大悟,ノブ他

甲子園に行く日、有休を取ってTOHOシネマズ西宮へ。
野球観戦の前に映画を3本ハシゴ。

先月『夜は短し歩けよ乙女』が公開されたばかりの湯浅政明監督。
残念ながら大ヒットとは行かなかったようで、まぁ致し方なし。
で、これはどうだろうと思ったら、こっちのほうが断然イイ。
監督初の完全オリジナル作品とのこと。
一部のファンにしかウケないと思われた『夜は短し~』とちがい、
わかりやすいストーリーに、子どもにもウケそうなキャラ。
これはヒットしてほしいけれど、宣伝は非常に少なかったですよねぇ。

日無町(ひなしちょう)という港町に引っ越してきた中学生カイ(♂)。
東京で暮らしていたが、両親が離婚。
父の実家があるこの町へ舞い戻り、今は祖父と父とカイの3人暮らし。

誰にも心を開こうとしないカイの唯一の楽しみは、
自作の打ち込み曲を匿名でネットにアップすること。
背景からこれがカイであることを見抜いた同級生の国夫(♂)と遊歩(♀)は、
自分たちのバンド“セイレーン”にカイを誘う。

バンドになど入るつもりはさらさらないカイだったが、
練習場所が人魚島だと聞いて反応。
町から舟に乗らねばたどり着けないその島には、かつて人魚がいると噂された。
遊園地まで建てられたのに、訳あって閉園。
今は誰も近寄らない人魚島で、国夫たちはこっそり練習しているらしい。

人魚島で練習をはじめたものの、演奏も歌も聴いてはいられないぐらい酷い。
カイがそれを指摘したところ、遊歩は泣いて走り去る。
国夫がなだめに向かっている間に、カイはひとりで演奏を開始。
すると、どこからともなく現れた人魚の少女ルー。
ルーはカイの音楽に合わせて楽しげに歌い、踊りだし……。

ルーの外見は私の好みの絵とはいえませんが、湯浅監督の絵は基本的には好き。
寂れた港町や島の様子にもウキウキします。

自分の身内を人魚に喰われたと主張する何人かの住人。
そのうちのひとりがカイの祖父で、
しかも音楽が人魚を呼ぶのだと言って、カイの演奏を許しません。

人魚がいると知って金儲けを企む者ももちろんいて、
予想できる範囲内ではあるのですが、夢の膨らむ世界。

斉藤和義の『歌うたいのバラッド』、やっぱり名曲。
カイが歌うとイマイチでしたが(笑)、
最初の打ち込みでこの曲が流れてきたときにはなぜか泣きそうに。
エンドロールはもちろん本人の声で。

いつだって、「音楽×映画」にはやられます。
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