夜な夜なシネマ

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『忍びの国』(TOHOシネマズ1ヶ月フリーパスにて鑑賞の17本目@西宮)

2017年07月13日 | 映画(さ行)
『忍びの国』
監督:中村義洋
出演:大野智,石原さとみ,鈴木亮平,知念侑李,マキタスポーツ,平祐奈,
   満島真之介,でんでん,きたろう,立川談春,國村隼,伊勢谷友介他

2度目の『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』の終映が20:50。
お手洗いに行って筋向かい辺りのシアターに入ると、
20:45から予告編が始まっている本作の本編がちょうどスタート。

高田郁の『みをつくし料理帖』や葉室麟の『蜩ノ記』をきっかけに、
ようやく時代小説も読むようになったものの、まだまだ得手とは言いがたい。
本作と同じく和田竜原作の『のぼうの城』(2011)は
映画鑑賞後に原作を読みましたが、頁がなかなか進まずに辛かった。
映画を観てからですらそうだった私なので、これも原作を先に読む気は起こらず。
ベストセラーですもんね、やっぱり面白いのかなぁ。

さて、時代小説が若干苦手でも、映画ならば大丈夫。
そういえばかつては時代劇も避けていましたが、
いつの頃からか映画はバンバン観に行くようになりました。
「サムライ・シネマキャンペーン」の辺りからかもしれません。

戦国時代。
天下統一へと猛進する織田信長は、次男の信雄(知念侑李)を伊勢国へ遣り、
伊勢国司の北畠具教(國村隼)の娘・凜(平祐奈)と結婚させる。
信雄はもとは具教の家臣であった日置大膳(伊勢谷友介)と長野左京亮(マキタスポーツ)に
具教を斬るように命じるが、大膳は「もとのあるじを斬れるか」と拒否。
代わって具教に斬りかかった左京亮が逆に斬られかけたため、
左京亮を救おうとした大膳が結局具教を殺してしまう。

伊勢国を掌握した信雄は、父・信長の見えない期待に応えようと、
伊賀国に次なるねらいを定める。
家臣たちがみな賛成するなか、大膳だけは反対。
忍者衆が巣くう伊賀に手を出すべからずというのだ。

どうしたものかと迷う信雄の前に、伊賀の下山平兵衛(鈴木亮平)が現れる。
忍びの里で生まれ育った平兵衛だが、弟・次郎兵衛(満島真之介)を里で殺されたうえ、
父親・下山甲斐(でんでん)を含む誰ひとりとして次郎兵衛の死を悼まなかった。
そんな人でなしたちに嫌気が差し、裏切り行為に走ったのだ。

平兵衛の案を聞いた信雄と家臣たちは、それを受け入れることに。
伊賀の下人たちに金をちらつかせて城を築かせる。
伊賀一の凄腕の忍び・無門(大野智)も、女房のお国(石原さとみ)に楽をさせてやらねばと、
金に釣られて築城のためにやってくるのだが……。

わかりやすくあらすじを書こうと思ったら、
大野くんの登場について記すのが後回しになってしまいましたが、
当然最初から大野くんだらけです。

中村義洋監督はエンターテインメント性の高い監督だし、
面白いか面白くないかと聞かれたら面白いのですが、
これでいいのかなぁという疑問を抱きつづけたままの125分でした。

とにかく忍びたちが本当に人でなし。
人でなしに見えて実は……の展開だと思っていたら、最後まで非情。
金のためなら何でもやります誰でも殺しますだから、教育的ではありません。
嵐ファンなら必ず観るでしょうし、どうなのでしょう。
笑いと残忍さのバランスが悪いように思うのです。
なんだろうこの違和感。人でなしに見えて本当はいい人と言いたいのなら、
忍びたちの表情が冷ややかすぎる。

濃い顔のわりにはいつも存在感が薄いマキタスポーツ、本作では存在感あります。
伊勢谷友介にはどう頑張っても負けてしまうのですけれど。(^^;
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