夜な夜なシネマ

映画と本と音楽と、猫が好き。駄作にも愛を。

『おとなの事情』

2017年04月18日 | 映画(あ行)
『おとなの事情』(原題:Perfetti Sconosciuti)
監督:パオロ・ジェノヴェーゼ
出演:ジュゼッペ・バッティストン,アンナ・フォリエッタ,マルコ・ジャリーニ,
   エドアルド・レオ,ヴァレリオ・マスタンドレア,アルバ・ロルヴァケル他

ダンナが飲み会で遅くなる日がちょうどTOHOシネマズデー。
今年度初の有休を取って映画三昧することに。4本は観る時間がありそう。
TOHOシネマズ梅田で観る3本は即決。
だけどあとの1本、TOHOシネマズでは観たいものがない。
金曜日だからテアトルグループもメンバー割引の日で、1,000円で観られる。
観たくもないものを無理にTOHOシネマズで観るよりは
気になっていた本作を観るべしと、シネ・リーブル梅田へ。

テアトルグループは、朝イチの回を観る客に限り、コーヒーを150円で売ってくれます。
そういえば先月、朝からシネ・リーブル神戸へ行ったとき、
コーヒーを買い求めたら「300円です」と言われ、
「あれ?150円じゃないんですか」と尋ねたら、「半券の提示があれば」と言われました。
いまコーヒーを買おうとしてるんやから、初回を観るに決まってるやんと内心思いつつ提示。
ちょっと不親切だなぁと思ったのですが、私の直後にコーヒーを買いに来た人がいて、
さすがに私の後だったからかスタッフが「初回をご覧になりますか」と聞いたら、
「ううん、午後の回」と答えていました。私、内心ずっこける。
この時間に来てチケットを買って、ついでにここでコーヒーを飲む人がおるんや。
ならば最初の私への応対はごもっとも。失礼しました。
てなわけで、今回は最初から半券を提示したのでした。

イタリアのアカデミー賞に当たるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞と脚本賞を獲得した作品。
予告編がかなりおもしろそうだったので、ワクワクしながら鑑賞に臨みました。

月食の夜、夜空を見ながら食事しようと集まった3組の夫婦と男1人。
男性たちは幼なじみでおそらく40代後半、
女性たちはその妻たちで、たぶん30代から40代といったところ。

この日の会場は整形外科医のロッコと心理カウンセラーのエヴァの家。
やってきたのはタクシー運転手のコジモと獣医のビアンカ。
サラリーマンのレレと専業主婦のカルロッタ。
唯一独身のペッペは、新しい恋人を連れてくる予定だったが、
相手が風邪をひいて寝込んでいるらしく、1人でやってくる。

ロッコとエヴァが用意した美味しい料理やそれぞれの差し入れを前に、
欠けてゆく月を楽しみながら食事会がスタート。
和気藹々とした雰囲気で進むなか、ふとエヴァがあるゲームを提案。

かねてから自分たちの間に秘密なんてないと言いきる仲間なのだから、
お互いのケータイを見せ合ってもなんら問題なんてないはず。
ならばみんなこのテーブルのまんなかにスマホを置こうじゃないか。
かかってきた電話はスピーカーにしてみんなに聞こえるように応対、
送られてきたメールやメッセージはみんなの前で開けようよ。

隠し事はないと豪語した手前、異議を唱えることはできない。
びくびくしながら平静を装い、ゲームを始める一同だったが……。

なかなか可笑しいです。修羅場ですよ、修羅場(笑)。
秘密なんてないと言っても、大なり小なり誰でも秘密は持っているもの。
スマホにはその人のすべてが記録されているといっても過言ではない。
さまざまな隠し事がバレると、黙っていたことが悪いのか、そのこと自体が悪いのか、
はたして最初から言えば受け入れられていたのかが、もうわからなくなります。
なんとかその場をしのごうとして、同機種の男同士がこっそりスマホの交換をしたら、
そのせいで余計に話がややこしくなってしまったりもして。

もっとシニカルなラストを期待していましたが、
残念ながら案外平和な終わりかた(笑)。
丸く収まりすぎで、なかったことのようにされる出来事が腑に落ちません。
ま、なんだかんだで元サヤというほうが後味はいいのでしょうけれど。

私はやっぱりケータイもスマホも持たないと心に強く誓ったのでした。(^o^;
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