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シネマ歌舞伎:四谷怪談

2017-10-14 09:03:33 | 演劇・映画

昨日13日の金曜日は、お昼少し前から、隣市のシネコンへ、シネマ歌舞伎・四谷怪談を観にいきました。

シネマ歌舞伎新作ということで、上映期間が、3週間といつもの月イチ歌舞伎より少し長め。
それでも、来週週末迄なので、早いとこ見ておこう・・・と思い立ち、本降りの雨の中、映画館へ。

週末、正午の・・・世間的にも、時間の流れが緩い?ような・・・或いは、あわただしいのか・・・幸いにも時間の制約のない我が身は、ゆったり、まったりの時間を楽しむ贅沢感を味わうことができました。

昨日は、ひとり映画となりました。

相方を誘ったのですが、怪談は、嫌いなのです。
去年の牡丹燈籠も断られました・・・ので、ひとり映画です。

いつも相方にやってもらっているムビチケで、座席指定をする発券機の操作が、なかなかに難しく(別の映画館のヤツは、簡単なのに・・・歌舞伎系の映画館のヤツは、なんだかとても複雑?)、特別上映なので、クーポンは使えないだとか・・・

えっ???えっ・・・???なにコレ???みたいな感じで、モタついていると、係員さんが、全部操作してくれました・・・ヒトが並んでいなくてコレ幸いでした!


却説。

閑話休題。

所謂・・・東海道四谷怪談と言う物語に直に接するのは、初めてで、この物語は、実は、忠臣蔵・赤穂浪士の物語のスピンオフ的というか・・・そんな位置づけの作品だったということを改めて知りました。

お岩さんは、赤穂藩関係のひとだったようです。

その流れを知らないと見ていてちょっと、戸惑います・・・間違いなく。分からない。

歌舞伎通のひとなら、解説なしでもOKでしょうが・・・。

やはり、事前に予備知識をいれとかんとダメでしょうかね・・・。
京極(夏彦)本の『嗤う伊右衛門』あたりは、一応、昔読んだのだけれど(映画は見てませんが・・・)。

続編の『覗き小平次』は、小仏小平の息子さんと言う設定でしたが、小仏小平は、このひとだったのね(お岩さんと一緒に殺されちゃうし、有名な戸板返しに出てくる)・・・と後から納得するというテイタラクでした。

何もかも、どこかで、リンクしているという京極作品も改めて、読みなおしたいと思った次第でして。

再び、閑話休題・・・っていうか・・・つまりは、四谷怪談については、あまりにも無知で、よく書けないってことでした。

そうなの・・・なんで、お岩さんの妹のお袖さんが、直助権兵衛の妹なのよ?ってあたりも謎だし(コレは、某知恵袋で調べてみましたが、結局のところ、お袖の来歴が、鶴屋南北の原作にもないってことらしいです)、バレリーナの首藤康之さんが、難病の赤穂浪士役を演ってるあたりも・・・謎?いや・・・首藤さんは、いいのよ。美形だし、雰囲気あるしさ・・・。
でも、あの小汐田又之丞って誰よ???(小仏小平のご主人様ってことは、何となくわかったけど?類推するに、四十七士のひとりですかね?)

・・・と言う訳で、あまりよく理解できなかったですけどね。

歌舞伎の戸板返しもなかったし???

割とツッコミ処の多かった映画でした・・・というより、私が無知なだけでしたが・・・。

それでも楽しい、週末昼ひなかのまったり映画鑑賞・・・。