大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

半年間振り回された広州富力の亡霊を振り払う

2016-01-09 21:18:37 | 中国サッカー
自分が昨年ACLに参戦した一番の収穫は広州恒大の応援を仕切っているサポと知り合えたことであり、その彼とは中国版LINEである微信(WE CHAT)でしょっちゅうガンバや中国サッカーについてやりとりはしている。昨年末辺りにパトに対して広州富力が興味を示しているという報道が出回っている状態で、そんなことがありうるのかと、富力の内部情報についても詳しい彼に探りを入れたりもしていた。

そうやって得た結論とは、報道に振り回されていては本質はつかめないってことだった。そうならない為には現地の情報源を持つことと、情報を得るために外国語を学ぶことが大事であるということを痛感させられた。

ただ、それは全ての人が同じことを出来るとは限らない。だからこそ、自分が知り得た情報を多くの人に解って貰えたらと思ってツイッターで発信したりもした。まあ、これがどこまで伝わってるかなんですけどもね。

富力に関する補強のベクトルというのはこうなっている:

1.昨年夏に降格圏に近づいた際に、挽回策として新監督にピクシーを招聘し、緊急補強への追加資金を投入した

2.ただ、それがクラブの財政を直撃することとなった為、中国サッカーで慣習化している勝利ボーナスの未払い、解任した後の前監督のコントラへの違約金未払い(それで彼はFIFAに提訴している)の問題が発生している。報道ではコントラは違約金のせいで身動き取れないってボヤいていたが、そんな金あるんならエリクソンとの契約続ければ良かったんだ、と微博で誰かが鋭い指摘をしている。そう言われれば合点が行くけど、中国の報道も玉石混交であることの一例だろう。

3.したがって今季富力は売れる選手は売ることによって得た売却益を経営資金に当てる
4.補強に関しては今季北欧からボランチとFWを二人加入。その方が移籍金も格安だから
5.ナイジェリア人のアーロンはチェスカ・モスクワに売却予定だがその後釜は北欧でプレーしているブラジル人の予定

こう見ていくとアーロン売れたからってその売却益でパトかドウグラス狙う、その二人の所属クラブとは連絡をとり続けているっていう怪情報をなんでメディアは流すのかってことよね・・・自分が中国ウォッチングしてきた中で言えば中国の報道とか、或いは中国で公表される数字って必ずしもそこで正確を期したものじゃなくって、その場で説得力がある空気を醸成する為にバンっとぶち上げる道具なんだろう、という風に思えるわけ。

それは丁度かの国が自国の経済成長率を7%って出し続けていても、それが必ずしも正確とは限らないってことは経済専門家の間でも言われているようにw 貿易量や額を見た限りではマイナスじゃないの、って言う識者もいるくらいだが、それはおいといてw 正確な数字は中国人でも判らないってところでしょうね。

だからまあ、中国ウォッチングをする際に、流れて来る情報が正確なのもあればそうでもないものもある。その中からどれが正しくてどれが間違っているかを拾い上げて行くかの検証が必要にはなるわけだけども。

従って、この一連の流れを見る限りにおいて、現時点の情報を総合した限りにおいて結論を下すならば、富力がパトやドウグラスに手を出すということはないだろう。どちらかと言えば、レナトを買ったことによって、高く売りたい保有元と年俸駆け引きしたい代理人が流した情報に踊らされてしまっていたかな、という気はする。でも、実際富力は残留争いから抜け出す為の補強としてレナトに巨額な資金を投じたに過ぎないわけなんだけども、その後の金払いの悪さを考えると、川崎さんキッチリ移籍金回収出来てるか大丈夫ですかね・・・って余計なお世話ですね失礼しましたw


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