民家お助け隊

民家は「結い」によって残されてきました。その精神を今に伝え、伝統建築の保存と再生の為にボランティア活動を行っています。

鴨川山あいの房総地方典型的な農家住宅「憬月荘」の現地再生 板壁張りワークショップ

2014年08月11日 | Weblog
昨日8月10日は台風の影響により関東南部周辺での局地的な豪雨から参加を見送った方もいらっしゃいましたが、結局参加者6名で加藤邸「憬月荘」での古民家現地再生の作業の壁板張りと長カマを使った草刈りを行うことができました。場所により暴風雨だったみたいですね。房総鴨川は時折の陣雨はあったものの至って平穏でした。雨が風でゆれるカーテンのように見え、その向こうに広がる棚田に雨雲の合間から時折陽が差し込む風景は日本画の世界のようでした。

憬月荘は2年前にお助け隊の見学会を行いました。今回はいよいよ再生作業ということでお助け隊が参加しています。壁ができてくると急に居住空間を感じるものです。壁板の次は床の根太、床板張りと今後も作業が続くので、お助け隊の活躍の場は多そうです。憬月荘は房総地方で典型的な農家建築の様式をそのまま残しています。オーナーの加藤さんは今後住宅としての再生だけでなく、以前日本の各地で行われていた、里山の還元経済の復元をめざしています。数年後の憬月荘の完成が楽しみですね。松前、お助け隊