おなかも大きくなってきました。
仕事も徐々に引き継ぎを終え、生徒たちともお別れが始まってます。
生徒、保護者、日々のレッスン。
いろいろと大変なこともあったけど、うれしい事もいっぱいありました。
「昨年レッスンを辞めるか悩んでいたときに、先生に教えていただくようになり、
先生に出逢えたことにより続けることができたと思っています。
ハロウィンパーティーのときもとても楽しかったです。
とても残念ですが、元気なかわいい赤ちゃんを産んでくださいね。」
これは、4年生のお母さんからいただいたメール。昨年もう辞めるといっていた女の子。
でも、英語ノートに練習する単語やターゲット文を書いてほしいと頼まれました。
新しいノート一冊に、単語などの見本をぎっしり書いて渡しました。
最後まで達成したときに読んでもらうメッセージを裏表紙に添えて。
結局その子は辞めずにがんばって続けてくれました。
「わかんなーい」というセリフが減り、ホームワークのミスもやり直して持ってきたり、
最近では習った単語はほぼ覚えホームワークのミスもほとんどなくなってきたりと
彼女の努力が見えました。きっと、ほんとはがんばりたかったんだなって思います。
続けることを決めたのは彼女自身。それをほめてあげたいと思います。
その子は最終レッスンの帰り道、私が角を曲がり見えなくなるまで手を振ってくれました。
「一度は進級をやめることにしたレッスンですが、やっぱり続けたくなって始めました。
それも楽しいレッスンだからと思っています。」
学校でも成績1番という優秀な男の子のお母さんからのメール。
勉強熱心な家庭で、習い事の毎日。 将来の夢をいうスピーチのとき、
「(中学)受験のことで頭がいっぱいで、夢なんてまだ考えられない」といった若干9歳の男の子。
他の子が無邪気になりたいものを言っている中、その答えがすごく寂しく感じてしまいました。
「受験は大事。だけど、みんなが生まれて、だんだんと大きくなっていって、その中で受験てどういうものかな?」
「私も本当になりたいものを見つけたのは社会人になってからなんだよ。だから、今焦って決めなくてもいいし、夢は変わってもいいよ。」
みたいな話をしました。だけど、そのとき受験も立派な目標だよといってあげれなかったことに後悔。
翌週のスピーチ発表のレッスンのとき、「○○中学の生徒になるっていうのも立派な目標だからそれでいいよ」
というと、「ううん、なりたいもの考えてきた。」と、自分の好きな仮面ライダーと習ったばかりのactor(俳優)
という単語を使って発表してくれました。
しかも、仮面ライダーのベルトに武器のおもちゃにメダルをいっぱい身につけて・・・(笑)
ワンマンショーになってたけど、私は心のどこかで ホッとしてました。
前にその子のお父さんが、「仮面ライダーなんて幼稚だから、そろそろ卒業しなさい。」と言っていたのを聞きました。
でも、私は「好きなものは好きでいいんだよ。」というと、ネイティブとの会話試験のときに、ぶっつけ本番で
My favorite things とスピーチをしました。 彼は満点でした。
うん、それでいいと思う!!
「短い間でしたが楽しいレッスン有難うございました。先生のレッスンがとても楽しかったようでした。
先生に代わってから楽しみながら親子でカードゲームをしノートにアルファベットを書いていました。
今までは『やらされてる』という感じでしたが『お母さん早くやろうよ!」と自ら進んで家でもお勉強してくれました。
ご懐妊は喜ばしいことですが本当に残念でなりません。息子も先生が大好きだったのでとてもさみしがっていました。」
この4月から受け持った2年生のお母さんから。
生徒にとっても新しい先生で緊張もあったと思う。
4月から6人の新しい生徒(全員やんちゃな男の子)を迎えたけど、みんなレッスン前に学校の話、
今度の週末の遊びに連れて行ったもらう話、夏休みの予定など口々に話にきてくれる子達でした。
そして、めちゃくちゃ優秀☆ 小学2年生とは思えないほどのキレイな字に理解力。
もう1段階レベルアップしてもいいんじゃ・・・と思うほど。
ゲーム感覚でランダムにアルファベットを書くホームワークを出したことがあり、
それをおうちで楽しくやってたという報告を聞けて、すごくうれしく感じました。
たった3ヶ月だったけど、私も楽しく過ごせ、彼らに出会えてほんとによかったと思います。
他にも、レッスン生の弟くん(まだ年少でレッスンに通ってない)も、自分も幼稚園に入ったらレッスンを受けれると
思っていたらしく、最近自分が通えてないことに気づき始めたそう。
でも私が辞めることを知り、「ぼくもお別れのあいさつする!」といって、かわいいお花をプレゼントしてくれました。
そのお母さんも、こういうときって男の子のほうがセンチメンタルですよ~とほほえましいメールをくれました。
ちょっとばかしモンスター的な保護者も、わざわざ教室前まできて、
「先生のホームワークのひとことアドバイスが子供にとってとてもよかったんです。
親がいうよりよっぽど効果があるんです。夫も残念がってます。」
と言ってくれたり。
引継ぎをする先生にも、私のレッスン風景をみて、
「この仕事の原点に返れました。最近は保護者の顔色をうかがうことが多くて・・・。楽しいということが
一番大切でそれを気づかせてくれるレッスンでした。」
と、私にはもったいなすぎるお言葉ばかりもらいました。
この仕事を通して伝えたかったこと。
それは、「英語ってたのしい!」でした。
子どもたちが成長し、なりたいものや夢を描き始めたときに、英語が
彼らの夢を広げ、少しでも手助けするものになれば☆と願っていました。
勉強・受験だけの英語だけじゃなく、コミュニケーションとしての英語。
世界中の人と話ができ、 文化や考え方を知ることが出来るステキなツール。
オトナもそうだけど、楽しくなくちゃ続かないし、興味もわかない。
子どもなんてなおさら。
だから、「楽しかったです。」の言葉が私にとって一番のうれしいほめ言葉でした。
ほったらかしだった夢
叶えてよかった!!