何も問わない。

日々感じたままに。

皆既月食

2015-04-05 00:13:52 | Weblog
 4日夜、満月が地球の影にすっぽりと入り、赤黒く見える皆既月食が北海道や東北地方を中心に晴れた場所で観測された。次に日本で見られるのは2018年1月31日。
 皆既月食は太陽と地球、月が一直線に並んで起きる。太陽光が地球の大気で散乱したり屈折したりして、かすかな赤い光が月に当たるため、月は赤銅色と呼ばれる独特の色に見える。
 宮城県白石市の桜の名所、益岡公園では、八分咲きほどの桜の間に赤銅色の月が浮かび、集まった人々が歓声を上げた。
 4日は東の空に昇ってきた月が午後7時15分に欠け始め、午後8時54分からの12分間、月は完全に地球の影に覆われた。皆既月食は昨年10月8日以来で約半年ぶり。〔共同〕

細雪

2015-04-03 00:48:14 | Weblog
 中央公論新社は2日、戦時中に焼失したと考えられている作家、谷崎潤一郎(1886~1965年)の創作ノート「松の木影」を撮影した印画紙255枚が見つかったと発表した。代表作「細雪」を執筆するまでの試行錯誤の過程を細かく記録した貴重な資料。5月10日から刊行が始まる同社の「谷崎潤一郎全集」に収録される。
 同社によると、ノートが戦時下で焼けてしまうことを恐れた谷崎が、印画紙の形で友人に預けたとみられる。92年に友人の親族が同社に提供し、風呂敷に包まれた状態で保管されたままになっていた。
 ノートは33年春ごろから38年夏ごろに書かれたもの。「春琴抄」に始まり、「陰翳礼讃」などを経て「細雪」の途中までの構想が記されている。「続松の木影」と題された「細雪」中盤以降についての創作ノートは以前から見つかっていた。
 全集の編集委員を務める千葉俊二・早稲田大教授(日本近代文学)によると、谷崎は「細雪」の前に「三寒四温」という題名を思い付き、阪神間の有閑マダムの退廃的側面を描こうと考えていた。その題名やアイデアも記されているが、それは戦時下の禁欲的空気の中で実現しなかった。
 36年の年末と思われるメモで初めて「細雪」という題名が登場。「S子は二十九才であるがまだ純潔な処女である」などと書かれている。「S子」とは「細雪」のヒロイン雪子のモデルとなった、谷崎の妻、松子の妹、重子だとみられる。
 千葉さんは「戦時下でも『細雪』を書き続けようとした強い信念を感じる」と話している。〔共同〕

9秒87

2015-03-29 14:01:47 | Weblog
 【オースティン(米テキサス州)=共同】陸上のテキサス・リレーは28日、米テキサス州オースティンで行われ、男子100メートルで日本歴代2位の10秒01の記録を持つ19歳の桐生祥秀(東洋大)が3.3メートルの追い風参考ながら9秒87で優勝した。
 2.0メートルを超える追い風があった場合、記録は公認されない。1995年に伊藤喜剛が追い風9.3メートルで、手動計時で9秒8を出したことがある。98年に10秒00の日本記録を樹立した伊東浩司は手動計時では99年に追い風1.6メートルで9秒9をマークした。

相手に勝つ。

2015-03-27 22:41:06 | Weblog
 サッカーの国際親善試合、キリン・チャレンジカップの日本―チュニジアは27日、大分銀行ドームで行われ、日本は途中出場の岡崎(マインツ)と本田(ACミラン)が得点して2―0で快勝し、ハリルホジッチ新監督の初戦を勝利で飾った。
 日本は代表初出場の川又(名古屋)など、フレッシュな先発メンバーで臨んだ。後半途中から本田、香川(ドルトムント)らの主力を投入して攻撃のリズムが生まれ、33分に本田の折り返しを岡崎が頭で決め、38分には本田が詰めて加点した。
 国際サッカー連盟(FIFA)ランキングでチュニジアは25位、日本は53位。対戦成績は日本の4勝となった。
 31日には東京・味の素スタジアムでウズベキスタン代表と親善試合を行い、6月にワールドカップ(W杯)アジア2次予選が始まる。(時間は非公式)〔共同〕

火星へ

2015-03-26 12:35:28 | Weblog
 【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)は25日、2020年代の実現を目指す有人小惑星探査計画の詳細を発表した。無人機が小惑星から岩石を取ってきて月周回軌道に運び、25年にも有人宇宙船「オリオン」で回収する。
 新たな計画では無人捕獲機を20年に打ち上げ、2年後に小惑星からロボットアームで約4メートルの岩石を捕獲。無人機は月周回軌道に移動し、オリオンに乗った宇宙飛行士が岩石を回収する。岩石を持ち帰る小惑星の候補として、日本の探査機「はやぶさ」が着陸したイトカワなど3つを挙げた。
 小惑星を投網のような捕獲装置でつかまえて地球近くまで運ぶ案も計画されたが、見送られた。
 小惑星は太陽系の誕生後、天体などが衝突して分離したと考えられており、表面の状態はあまり変わっていないとみられる。小惑星の岩石を調べることは、地球や太陽系がどのようにできたかを解明する手がかりになる。また小惑星探査は宇宙飛行士が将来火星に行くための第一歩になるとNASAは位置づける。

アジアインフラ投資銀行

2015-03-25 12:51:27 | Weblog
 【北京=山田周平】中国の国営新華社によると、オーストリアの外務省報道官は24日、同国政府が中国主導で年内に設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)への参加を決めたことを明らかにした。3000万ユーロ(約39億円)から5000万ユーロ出資する見通しという。欧州ではすでに英独仏伊のほかルクセンブルク、スイスが参加の意向を固めている。

オポチュニティー

2015-03-25 11:01:32 | Weblog
 【ワシントン=川合智之】米航空宇宙局(NASA)は24日、2004年から火星の環境を調べている無人探査車「オポチュニティー」の走行距離が、マラソンの42.195キロメートルを達成したと発表した。NASAの研究者は「人工物が初めて地球外でマラソンの距離を超えた」としている。
 地球以外での走行記録は、1973年に旧ソ連の月探査車ルノホート2号が走った39キロ。オポチュニティーは当初1キロ程度の走行しか想定していなかったが、寿命を大幅に超え、11年2カ月かけて記録を達成した。NASAの研究者らは記録更新を記念し、42.195キロの駅伝を来週走る。

ルイビル・スラッガー

2015-03-24 12:22:27 | Weblog
 【ニューヨーク=共同】米国で100年以上の歴史を持つ野球道具の老舗ブランド「ルイビル・スラッガー」が、ライバルメーカーのウイルソンに売却されることになったと23日、発表された。
 AP通信によると、売却額は7千万ドル(約84億円)。同ブランドを持つヒラリック&ブラズビー社のヒラリック4世最高経営責任者(CEO)は「一族での経営が希望だったが、時代は変わった。ブランド名が残る道を選んだ」と語った。
 同社は20世紀に入る前からルイビル・スラッガーの名称でバットを作り、ベーブ・ルースら名選手から昨季限りで引退したヤンキースのデレク・ジーターまで多くの大リーガーが使用していた。