2016-6回目の見たり聞いたり

2016-07-21 10:17:51 | 日記
2016-6回目の見たり聞いたりです。

選挙ですね。多くの公約が訴えられています。その中には憲法の問題もあります。
戦前のキーワードに「国体」があります。国体と聞くと世界大会やオリンピックの方が大事と考える人がいるかもしれません。戦前の「国体」は非常に重要で、「天皇の下、国民は団結し、天皇を唯一の拠り所とする」国の態様をいいました。戦争が終わり、GHQと将来の日本について議論する中で、「国体の変更は必要か」との質問に、通訳が「国体の変更」を「constitutional change」と訳しました。本来の意味とは関係なく、GHQはそれを「憲法の変更」と捉えたようです。そこから憲法の議論が開始され、今のように改正されたと言われます。恐らく今の憲法には色々な問題があるのでしょう。状況に即した憲法に改正することが必要かもしれません。しかし、問題は、数十年後に、さらに改正し自己の利益にそれをつなげようとする人が出てくる恐れがあるということです。したがって多少の矛盾があっても、その精神を重しとして、今後の発展につなげていく方が良いような気がします。こうした中で重要な働きをするのが教育です。そして一番怖いのは教育を背景にした思想です。教育は何十年もかけて人の思想をつくりあげます。今おかしな考え方をする指導者そのものより、そうした指導者の思想の背景にある教育の方がより怖い気がします。今後を考える上で教育が一番重要になります。単に教育というだけでなく、世界の平和と自由の重要性を中心に据える教育が今後最も大切かもしれません。自由がおかされなければ、かなりのおかしなことは食い止められると思います。

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