minga日記

minga、東京ミュージックシーンで活動する女サックス吹きの日記

キューバ音楽旅行記16 サンティアゴの音楽事情

2017年01月03日 | 
サンティアゴ・デ・クーバのサックス吹きマイケルと知り合いになったので、音楽事情をいろいろときいてみる。

ここの音楽家たちも小さいころにハバナの音楽学校を出ていたり、勉強したりした人が多いようだ。マイケルのバンドリーダーのピアニストもいつも小さなキーボードを弾いている。普通のピアノのような88鍵もない。おもちゃに近いエレピ。家にもピアノはないそうだ。それで一生懸命アレンジなどもやってオーケストラにも所属しているらしい。

マイケルも私のソプラノを少し吹かせてあげたが、とても嬉しそうに吹きまくった。かれも決してセサルのようなプレイヤーではないが、テクニックはそこそこある。ただ、ピッチが悪い。もうそれでやり慣れてしまっているから平気なのかもしれないが、どうしてもそこだけ気持ち悪かったw。「修理とかリードはどうしてるの?」「そんなの、ここでは何もないよ。」わずかなリードをずっと使いまわしているらしい。ピッチの悪いのも楽器のせいかもしれない。いやはや、大変な状況の中でみんな必死に演奏しているのだ。アルトサックスだったらリードをたくさんあげられたのに・・・。帰国してから送ってあげるからFBで住所とか教えてね。と約束する。

エミリオも自分でベースを制作している。トシキのイタリア製の「アルターエゴ」という会社のアップライトベースにもとても興味を持って、サイズを細かく測って写真を撮りまくっていた。「次に来るときはベース持ってこなくてもいいからねw。」きっともう一台新しいベースが完成しているだろう。


すっかり仲良くなった昨日のバーに再び向かう。昼過ぎ2時からすでにお客でいっぱいだった。オーナーがニコニコ出迎えてくれて「今日はなんでも好きなものを注文していいよ。」

じゃ、お言葉に甘えて「ピニャコラーダのアルコール抜きを。」と私がいうと、オーナーがバーテンダーの女性に耳打ち。彼女がさっと外へ飛び出した。5分くらいしてもどってくると、「材料を買いに行ったのよ。あなたのために特別に作るわ。」なんと、ココナッツとミルクを買いに行ってくれたのだった。
目の前で作るピニャコラーダ。最高においしかった。心のこもったおもてなしに涙がでそうになった。


生のココナッツ(凍らせたもの)を見せてくれるバーテンダー。

結局4時近くまで演奏し、オーナーが「次にきた時はぜひこの店で演奏してくれないか?ジャズフェスにもからめたいね。」嬉しい一言。





彼らとの3日間、とても濃厚で楽しい出会いでした。マイケル、ありがとう。音楽の神様ありがとう。
もっともっと早くこの店を知っていたらなあ・・・。もう一度訪れる日が来るだろうか。(つづく)







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