おかあさんになりました

2人の子ども(♂、2歳差)を産みました。
4人家族は、今日も走り続けます。

目的という名の煩悩

2010-03-22 00:38:20 | こどものこと
お誕生日おめでとう、J!
今日からJは3歳です。

去年のお誕生日ブログが示すように
母の立場からすると
厳しい、それは厳しい2歳でした。
「魔の2歳児」なんていうのは言葉の問題で、
我が子と向き合う「魔」の時間は
3歳になったからといって
急に消失するものでもないようですが。

とりあえず、一区切りといきましょうよ!

兄Kの幼稚園生活ありきの1年で、
Jをひきずり回したのも事実。
24時間難しいJ!ではなく、
可愛らしさに「くーっ!」となったことも事実。

けれどやはり「ここでそう来るか!」という難しさが大半の1年でした…。
私がこらえきれずに大声を出したり、手をあげてしまったり、
玄関の外に出したことも何度かありました。

そんななか先日、NHKの番組でとある番組を観ました。
我が家の宗派であるところの、とあるお寺で修行を積むお坊さん方のお話。
厳しい日々が終わりを告げるころ、皆でなされる禅問答。
様々な問いかけが生まれる中で出された答えは、ほとんど、
「目的」を持つな、というものでした。

なんのために、なぜ、という思いは
時として求める道を遠ざけてしまう、と。

難しいお年頃の子をもつ、というだけの私が
その禅問答に加われる資格など、あるわけもなく
ただ息をのんで、その放送をながめるだけ(夫婦で一生懸命観ていた…)。
それでも私は、
この、「目的をもたない」という考え方に
とても心を慰められたのです。

こんな時間にグズらないでほしい→家事をすすめたい!
イヤだと言われたくない→わがままでない子になってほしい!
今、眠っててほしい→自分の時間を使いたい!

モンスターなJは、
その土台のほとんどが「私の無限の目的」でできていたのです。

もちろん、
目的はなくなりません。
悟りの道、とは程遠い私の暮らし。
目的を慌てて捨てる気もありません。

それでも私は不思議な気持ちになったのです。
この放送を観て以来、
手のつけられないJを抱え込んだりしていると
抱え込んで押さえつけた魔物が
実は、自分の心そのものなような気がしてしまうのです。
Jの扱いが簡単になった訳ではないけれど、
少なくともモンスターではなく、
顔見知りの魔物、くらいになってきた気はしているのです。

いいお勉強させてもらっていますよ、
と、今日くらい、甘い言い方をしましょうか。

Jくん、お誕生日おめでとう。
毎日、一緒のお布団で眠らせてくれてありがとう。
2人でひとつのお布団に入るのはぎゅうぎゅうだけど、
きみの、少し怒ったような寝顔をみて、
少し赤ちゃんの感じが残った匂いをクンクン嗅ぎながら(おでこのあたりがいいニオイ)
1日を終えて目を閉じるとき、
無性に「ありがとう」を言いたくなります。
人生で今が、1番幸せなんじゃないかと、
毎日こんなにてんてこまいでしんどいのに、思ってしまいます。
何でも思い通りにしたがるJくん。
好き嫌いが激しいJくん。
お兄ちゃんをすぐにぶつJくん。
甘えん坊Jくん。
きみをまだまだ操縦しきれないけれど、
お母さん達がきみに戸惑うときは
きみ自身もきっと、自分の心のエネルギーに翻弄されているのでしょう。
どんな3歳になりますか?
元気で、生きていること。
結局は、それだけでいいのです。


写真は、モンスターJ。
振り向くと、こうして立っていた!!

コツコツできれば苦労はしない

2009-12-03 23:17:33 | こどものこと
本当にお久しぶりなのです。
家族4人、何とか暮らしております。

時折更新しては、壮大に繰り広げられるママミ談。
やはり将来しみじみ読み返したいので
短くコツコツ再開します。
コツコツ…。
難しい!

兄K
・久々に登園。結膜炎(目ヤニで目が開かない!)中耳炎&外耳炎、その影響による?発熱で休んでいました。
・久々の復活→園終了すぐヤマハのおけいこへ!ハードスケジュール!
・ヤマハは、今年から難しい…。ついていくのがやっと。K自身うまくできずイラッときている時も。
 それなのに練習は嫌いではない。楽譜に興味。(でも学習はしていない)
 最近のお絵かきの題材は、専ら「楽譜」。作曲家気分を味わうK。

弟J
・ますます太ってきた。首から上がタコ焼きに酷似。
・Kの2歳時に比べ、お絵かき大好き。お父さんが出勤する前に一緒にお絵かきするのが、今の生きがいらしい。
・Kがヤマハの間、ばーちゃんのおうちで過ごす。ヤマハがハードになり
 2人連れて行くのが大変…。ばーちゃんヘルプ!
・またまた風邪。(治りかけ)

冬にかけての季節変換にめっぽう弱いのか、今年の秋は風邪ひき何周め?
男の子は、5歳までが体も弱く大変!なんて聞きましたが、
Kに関しては、5歳になってからの方が軟弱…。
恐るべし、突然の集団生活開始!

色々書きたいですが、ここまで。
コツコツ、コツコツ。少しずつ。これが目標。

明日は、兄弟を小児科へ→Kだけ耳鼻科へ→Kは遅れて登園。
ハードな朝の予感…。
おやすみなさーい。

写真は、おにいちゃんが幼稚園の間、くつろぐJ。
おこた出しました。

何度でもおめでとう

2009-09-16 23:39:32 | こどものこと
あぁ、ここを放置してはいけないなぁ。
子どもはちっとも静止することなく、次の場所へ行ってしまいます。
記録が大切。

Kが今日、5歳になりました。
おめでとうK。

もう5歳か、とか
大きくなったな、とか
生まれた頃はあんなだった、とか
思うことはありきたりだけれど
お誕生日はいつも新しい日。

ちょうど昨日
Kの幼稚園で「お誕生日会」がありました。
9月生まれさんが一斉にお祝いしてもらいます。
夫が休日だったので家族全員で参戦!

「お誕生日会」では・・・
★お遊戯室にて
  ・園長先生のお話、詩のプレゼント
  ・園児全員からおめでとうの歌のプレゼント
  ・お誕生日さんたちが「勇気の出る台(お立ち台)」から「○歳になりました!」宣言
  ・手作り王冠などのプレゼント
  ・各クラスから歌のプレゼント
  ・先生のマジックショー!(バカ受け!)
★各クラスにて
  ・またまた歌のプレゼント
  ・お誕生日さんの母からスピーチ
★またまたお遊戯室にて
  ・お誕生日さんのママ達のみで座談会

列挙するだけで微笑ましい!
当日、同じクラスの「お祝いされるママ」達とは
スピーチ緊張する!泣いちゃうかも!とドキドキでしたが
そりゃもう、素晴らしい会で、
涙も緊張もてんこ盛りの1日でした。

1番最初の「おめでとうの歌」は
Kが4月から家で熱唱していたもので
♪おーたーんじょーびおめでーとー、すてきーな、はくしゅをぷれぜーんと♪
という何ともピュアな歌に感動し4月からママミは涙していました。
それを実際に園児全員が、これまたピュアな歌声を披露してくれた訳で
ママミ、前半から涙全開!

「勇気の出る台」で、「4歳です…」と言ってしまい「もうすぐ5歳です!」と訂正したK。
園長先生の選んだ詩。
お友達からかぶせてもらう大きな王冠(立派すぎてコック帽のよう)。
園児たちの一生懸命歌う姿。
「お誕生日が来たら、おうちで何と言うんだった?」との質問に、バシッと手を挙げたK。
そして「うまれてくれてありがとう!(産んでくれての言い間違い)」と答えたK。
それを褒められたK。
そして涙が倍増するママミと夫。

ここまででトゥーマッチだったのですが、
クライマックスは、各クラスでのスピーチ!

始まってみて、皆の前で発表するものの
自分の子どもに「おめでとう」と言うシンプルなスタイルでよいことを知りました。
私はてっきり、クラスの皆に向けて!と思っていて
「はいみなさーん!今日は『なみだのおはなし』をしまーす」なんていう形に。

涙はどんなときに出るのか
うれしい涙、というものがあるということ
Kの誕生時、夫が流した大量の涙
一方ママミは全身の力がお産で抜けて、涙を出せなかったこと
今日はお祝いをしてもらえて、また「うれしい涙」が出そうなこと

だいたいこんなことをお話しました。
けれど
普段クールに見えた他のママが
「君が生まれてくるのを家族みんなが楽しみに待っていたよ」なんていうスピーチをして
涙のダムが決壊したママミ…。
自分の番が回ってきたときには既にボロボロ。
「なみだのおはなし」と題して
本当に泣きながら、鼻水を拭きつつのスピーチ…。しっかりママミ!
その後も、他のママ達の心温まるお話は続き、
ママ達は目を真っ赤にして、会は終了!

いや、何とも情けない私でしたが、
本当に今年のお誕生日は、この会に支えられました。

いつもと同じ気持ちで
Kに感謝して、おめでとうとありがとうを言いたいのですが
今年の、この、
それぞれの、おかあさんおとうさん達が
それぞれに、子のお誕生日を特別に思い
みんなが、混じりけのない気持ちで
まっすぐに向かい合う姿に
本当に打たれました。

K、
5歳おめでとう。
あなたのお誕生日が来るたびに
おかあさんはいつも
きっと同じ気持ちになるでしょう。
大きくなってくれてありがとう。
時々泣き虫になるK
なりきり遊びで鼻の穴が全開のK
ふざけるしのんびり屋だし、で叱られてばかりのK
やさしいK
おもしろいK
あぁ、産んでよかった。
たくさんの気持ちを大切に、すばらしい5歳を。

写真は、スイミングスクール体験中のK。
まだ全然泳げません。

二律背反とのたたかい

2009-04-20 22:43:17 | こどものこと
Kが、幼稚園児になりました。
4歳7ヶ月にして、始めての社会進出!

ママミの母は、いつもこう言います。
「あんたが幼稚園に入った日、自分の手を離して教室に入っていったときが
子育てしていて、1番感慨深い日だった」
と。

入園が近づき
何となく、腹時計に任せた生活や
何となく、夜更かしだけはさせないという生活が
貴重なものに思えてきました。
そして
24時間すべての詳細が、母の私に把握できることは
もうないんだな、と実感したのです。
もちろんそれは大切なこと。
いつまでも母の手の届く所へしか行けないKには、なってほしくない。
私たちの価値観から離れた場所で、知らないことを体感してほしい。
それでも
社会のアイテム「時計」を片手に歩き出したKが、
もう2度と元には戻れないことは事実で
拭いきれない寂しさも、実際にはありました。

なーんて。
でもありがたいことです。
無事に大きくなって、健康だからこそ
こういう事態が始まったわけですから。

そして通園開始。
予想外のことになりました。

Kを送っていって(幼稚園までは徒歩通園、片道30分!)
別れ際に、泣きじゃくって離れなくなったのです!
Kのことをご存知の方なら、ご理解いただけると思いますが
そんなキャラクターじゃない!
弟Jを出産したときですら、私と離れても平気だったのに!
(いや、実際平気ではなかったでしょう。)
思えば、預けられるときも
必ず身内に、だったし
知らない世界が、目の前に広がりすぎて、ついていけなかったようです。

そういうわけで、先週のKは、悩めるKでした。
おとうさん大好きのKを励まそうと、夫も送迎に協力してくれました。
が。
靴をはいて「いってきます」と外に出ると
「なみだがでるかもしれないんだよぅ」と、
ポッケからハンカチを出して、握り締めたまま歩き出すK。
そして到着すると、泣き出すK。
うーん。

そして先週末の、ある夕飯。
突然Kは号泣。
聞けば、朝の寂しさを思い出したもよう。
Kの激白が始まりました。

「あのねぇぇ、ぼくはおとうさんがだいすきでぇぇ」
うんうん、知ってる。

「おとうさんが、ようちえんにおくってくれたら、すごくうれしいのぉぉぉ!」
そうかそうか。

「でもねぇぇ」
はい。

「いちばんうれしいときに、ばいばいしたら、こんどは、いちばんかなしくなるんだよぅ!」
うーむぅ…

「そういうときは、どうしたらいいとおもうぅぅぅ?(慟哭)」


号泣しながらの激白に聞き入っていたら、まさかの質問オチ!
私は、頭をひねりながらも
「Kくん、悲しいことが悲しいんじゃなくて、
悲しいのをガマンするのが、悲しいんじゃない?」
言いながら、
ん?
禅問答?
などと自問。
おほん。
「Kくん!悲しいんだったら、いっぱい泣きなさい!それでいいの!うん!」
最後は、何故か、力で押すママミ。

心によどみを溜めるなんて、4歳児には可哀相に思えたのです。
別れの辛さを避けてやることは、解決にならないんじゃないかな、と。

で、
今週。

月曜日からKは別人になりました。
なんとなく自然と教室に入り、
そのまま佇んでいる!
ノー涙!
挙句の果てには、
夫が送って行っても、教室につくと「しっしっ」と、あっち行けアクションをされ
「わーいわーい!わははは、わははは!」←誰も聞いてない
と、取ってつけた台詞を吐くK…。

子どもは、本当に、すぐにあっちに行っちゃいます。
嬉しいし、そして寂しい。
KはKで、
ふたつの矛盾するものが、初めて心に入ってきました。
そして、それを乗り越えた(ように見える)。

これから、色々ありそうです!

写真は、入園式帰りの親子。
このときKは、まだあの気持ちに出会っていません。

2歳になりましたが。

2009-03-23 23:52:51 | こどものこと
次男Jが3月22日をもって、晴れて2歳になりました。
日曜日は、家族、義母、実家の父母でパーティ!!

Jはというと、
盛り上がる周りのテンションに、かなりの温度差を感じたもよう。
いっさいの言葉を発することなく、押し黙ったまま。
そのカラ回る周囲の人々と荒れ狂う天候…というパーティでした。
た、楽しかったですよ、うんうん。周りはね。

そんな1日の疲れを睡眠で癒しきれなかったか
今日のJは、ひどいご機嫌でした。

朝からグズグズ。
私に抱っこをせがみまくり
朝の忙しさでそれを拒否され、更にグズグズ…。
昼間の「公園タイム」では、嘘のようにおりこうになりました。
よしよし、これで気分もよくなったであろう。
そのママミの予測は露と消え、
帰宅すると、更に号泣。
おやつやゴハンも
「いやいや!」
「なら、あとで食べる?」と、お皿を下げると
「ちがうー!」とばかりに号泣。
後片付けもままならず
無論、お風呂の支度や、お布団の支度に至るまで
それはそれは、ママミにとって、かなりハードな1日でした。

べったり1日中一緒だと
やはり「仏のママミ」になることなどできず
後半は、もう
「Jくんイヤ!」
「もうしらないよ!」
と、わからないJに暴言を吐くママミ。

そこで登場、兄K。
平和主義K。
「おこらないであげてぇぇ!」
「ゆるしてあげてぇぇ!」
と懇願。
「そんなにおこったら、Jくんよりおかあさんがわるいこだよぅ!」
とまで。

少し、Jの機嫌が落ち着いた、お風呂タイムにて
私自身も、少し落ち着いて
Kに尋ねてみたのです。
「Jくんが今日ずーっと横で泣いたり叫んだりして、
Kくんはお母さんみたいに、怒りたくならなかった?」
と。
すると、Kは、つるんとした顔を少し上に向けて
「Jくんがこまらせても、ぼくはおこらないよ」
と断言。
「どうして?どうしておこらないの?」
詰め寄るママミ。
するとKは
素っ頓狂ともいえる、まじめな顔で
言ったのです。
「Jくんのことが、すきだからだよ」
と。
「Jくんのことが、だいすきだから、Jくんがなにしても、ゆるしてあげるよ」
「だーいすき、だからね」

がひょん。
私は、溢れてきた涙をシャワーでかくし
「Kくん~やさしいねぇ」
と、Kの髪をくしゃくしゃと撫でました。
横ではJが、
今日なんて、普通の日でしたよーん、とばかりに遊んでいました。

Jくん
昨日は、お誕生日おめでとう。(日付変わっちゃったけど)
2歳に無事になってくれてありがとう。
みんなに、かわいいねと言われるJくんを
頭でっかちだし、
奥目だし、
なんて言うけれど
おかあさんも、きみをかわいいと思っています。
生きていてくれて
今日も幸せです。
きみをだいすきだという気持ちだけが
全てを動かしてくれること、
今日はお兄ちゃんが、教えてくれました。

あぁ、ばかな母親だなぁ。

写真は、誕生日翌日の余韻に浸る兄弟。入浴後。
何故か、王冠は家族全員分、夫によって用意された。
もちろんママミもかぶりました。

ふりかえるためのみちしるべ

2009-03-12 23:01:03 | こどものこと
ご無沙汰しております、ママミです。

もうね、空白分を辿ると凄い量なので
どんどん現在を切り取ります。

よそでのブログが中心になりがちです。
なぜなら、そっちは、ママミが母でなく個人としての雑感をしたためているから。
母ママミがんばれ!
個人の思いも、すごーく大切ですけどね、
お子の記録も同じに大切。

いやね、時々、夫と自分達のブログを振り返るわけです。
読み返すと、あまりにリアルに蘇る、過去のK&J。
そして当時の自分…。
書かなきゃいけません。
誰のためでもない、自分のために。

さて、KとJは、時折険悪になりながらも
基本的には仲良くして暮らしています。
主にKが、うっとうしいおせっかいで、Jとの友好関係を強要しています。

自分(K)は、しょっちゅうママミに叱られるのに
Jが叱られる、そのムードが苦手のK。
「Jくん!」と、私がお叱りムードになると…
「おかあさん!やめてあげて!Jくんはまだちいさいから、わからないんだよぅ!」
「おかあさん!メンいわないで!ゆるしてあげてぇぇぇ~」(懇願)
なんなら代わりにボクが謝りますって具合で、
Jは随分、窮地を救われています。

そうそう、Kはいつも誰に助けられることもなく
こっぴどく私に叱られます。
(主に、お食事の態度が悪い…などの理由による)
この前も、こてんぱんにやられたK。
私は、もうカンカンで「もうね、今日でKくんのお母さん辞める!」と言い放ちました。
そこで、もうどうしていいかわからないK。
「おかあさん、どうしてーどうしてそんなこというのぉぉ??」と詰め寄ってきて
泣きながら「ちょっとぉぉ、おかあさん~きいてちょうだいぃぃ」と語り始めました。
「しらない!しらないよ!もう!」と言いつつ、ちょっと興味津々の私。
するとKは
「あのねぇぇぇ」と泣きじゃくりながら
 
「おかあさんねぇぇ、Kくんのことおなかのなかにいれてくれたじゃないのぉぉ!」

「おかあさん、Kくんをずっとあっためてくれてたじゃないのぉぉ!」

「そしたらねぇぇ、きゅうにねぇ、おなかのそとにでたよねぇ」

むむ!胎内記憶&誕生記憶か?!とドキドキの私。
更にKは続けます。

「おそとにでたときにはぁぁ、しらないせんせいがKくんをだっこしてねぇぇ」

「そのときにねぇぇ、おかあさんのおかお、みたじゃないのぉぉ!」

「Kくんねぇぇ、やさしいおかあさんだとおもったんだよぅぅぅ」

「なのに、どうしてぇぇぇ、なんでぇぇ、おかあさんおこってるのぉぉ???」

ハイ、それはKくんが今、いけない子になってるからです。
と思いつつも、あまりに急に興味深いことを語り出すのでビックリを隠せない私。

いやぁ、毎日空想の世界で生きている昨今のKですから
多少の作り話もありましょうが、
なかなか面白いなぁ、と
仲直りしたあと、詰め寄ってみました。
「Kくん、さっきの、お母さんのお腹から出てきたお話、もう1回教えて!」と。
するとKは、
「もういわないよ」
なぬ~!
「なんでよぉぉ!もう1回くらい教えてくれてもいいでしょ!Kくんのケチんぼ!」
と、またママミの頭に血が上る…。

ふふ。
色々こんな風な最近です。

写真は、平和に遊ぶ兄弟。
でんしゃごっこらしいです。
微妙な距離感…。

記憶メモ2~Kの七五三&どんな色がすき?~

2008-11-28 23:45:40 | こどものこと
記憶メモすら、なかなか書けないママミです。
お久しぶりでございます。

さて本日の主役は、長男K。

七五三をしました。
11月9日(日)。
私たち家族とお義母さんと実家の父母が集まりました。
今回は、先にみんなで昼食。ちらし寿司とお吸い物。
Kの衣装は、紺スーツの半ズボン&白シャツに紺のカーディガン&ハイソックス。

食後にどやどやとお寺近くの写真館へ。
激しく混みあっていました。
Kは袴姿、ついでのJはタキシード(ぐふっ)。
流れ作業で撮影はすすみました。
ちゃんと撮れましたが、次は違うところで撮ろう、と夫婦で決定。
あまりに流れ作業。
お客さんも多いので、あちらの言われるがままな感じ。
Kの髪をとかしてください、と頼んだらツンツンに立てられがっくし…。
まぁ色々理由はあります。

その後、いつものお寺へお参りに。
ここもお客さんが多いため、大きいホールに入れられました。
嘘でもいいから厳かな感じが欲しかったのですが、完全にビジネスライク。

そして我が家にて解散後、
まぁお祝いだしねぇ、と夕飯を外で!
意外にも遅くなり、夕飯の仕込みができなかったので…。
たまには外食も…いいでしょ?ね。うん。


ちなみにKは来年度から通う幼稚園が決まりました。
近く(といっても徒歩30分!)の公立幼稚園です。
まぁこのお話はまた。

七五三で健やかな成長を願い、幼稚園も決まり、
Kにも少し新しい風が吹いてきました。
「茶色」を「あなご色」と言うKが、
「オレンジ色」を「かぼちゃ色」と言うKが、
次のステージで、彼自身何色になるのか、不安でありワクワクもします。

で、今日の写真は、ある秋の日のK。
「○○用」とあるようなおもちゃを、Kはその用途でなかなか遊びません。
これも明らかにレールのおもちゃで、
線路を組み立て、汽車を走らせるのですが…
この日、Kには「バイオリン組み立てキット」に見えたようです。
踏み切りの遮断機を、バイオリンの弦に見立てたところが、ちょっとニクい!

記憶メモ1~Jの1歳6ヶ月検診~

2008-11-05 00:21:12 | こどものこと
もうずいぶん長い間サボっています。
ママミです。
みんな元気です、今は。
前回から、かなり時間が過ぎ去りました。
これをまとめると(というか、まとめられない…)、また長文なので
主たる出来事を、少しずつ書きます。

まずは今日。
次男Jの1歳半検診。

10月17日実施。
市で行われるので、市立病院横の「健康センター」にて。

身長79.1cm
体重11.8kg
ちなみに、長男Kの1歳半検診結果…身長77.3cm体重9.6kg
よって、私の感触からすると、やはりJは大きいです。
何がって、頭が。
Jよ、ママミ遺伝子を恨むがよい。
奥目で頭でっかち…なかなか魅力的な頭蓋骨が想像できます。

歯科検診に内科検診、そして計測。
そのどれも特に異常なく、ありがたい限りです。

どの部屋でも、Jは号泣でした。
計測室でも号泣。
強そうな外見のJですが、Kより何倍もダメな男です。

最後の助産師さん?保健師さん?からの総括へ。
号泣して鼻水と涙でものすごい顔になったJを連れて、呼ばれた机に。
そこで、一面がキャラメルひとつぶくらいの立方体、つまり小さい積み木がJに手渡されます。
初めのうちは、それが3つ。
上に積むことができるか、それを入れ物にしまえるか、5つでもできる?
などと優しく促され、Jは夢中に。
そうか、こんなことできるようになってたのかぁ…。
息子の成長に感慨を深くするママミ。
こういうこと、そういえばさせてなかったなぁ。
しかも、こういうシンプルなおもちゃ、無いなぁ。
色やキャラクターに気をとられ、Jもシンプルに遊べなかったのかも知れません。
お話の間、Jは積み木を今度はヨコに並べて、端っこをぐーっと押し
「ば!ば!」と興奮。(「ば」とは、J語でバスや電車のこと)
それ以来、おうちでも何かを積み上げる作業に没頭しています。

何か質問や相談は?と言われましたが
Kの時と違って、いわゆる2番目以降の「何とかなるだろう」という大前提があり
「特にないですが」と断りつつ
「ものすごく暴れん坊で、危険なことも平気なのですが…」と相談。
「夫は、少しくらいのケガならそれでいい勉強になるだろう、と言います」
「私は、毎日知らないうちに平気で高いところに上ったりするから心配」
などと話しました。
すると、お答えは
「お父さんのご意見が全てですね」
「私達が言うと、乱暴な意見になりますけど」
ということでした。

Kの1歳半当時は、まだ夜泣きが続いていて
「体もまだ小さいし、疲れるということができないと眠るのは難しいです」
「疲れる、というのは能力なんですよ」
と、とても感慨深いお話を聞いて帰ってきました。
Jは今、ありがたいことに夜よく眠ります。
少し目を覚ます場合もありますが、Kの比ではありません。
暴れん坊で、凶暴で、毎日ヒヤヒヤするけれど
君には、この大切な能力があるんだね。
たくさん疲れなさい。
楽しいことをしなさい。
こうして言葉にすると、そのままお母さんである私自身へのメッセージのような気もします。

画像は、9月に訪れた鳥取砂丘でのもの。
夫も私もKも楽しかったのです。
でもJは、こんな感じでした。
楽しめ!J!

お誕生日は、どんな日か知ってるの?

2008-09-16 23:26:13 | こどものこと
晴れて、Kが4歳になりました。
ありがたい。
そのひとことに尽きます。

昨日は、1日早いですがパーティを執り行いました。
みんなが集まれる日だったので。

毎年恒例になりましたが、
ケーキは義母におねだり。
お赤飯は実家の母が製作。
サンドイッチは宅配で注文。
ママミは…、
サラダとマリネとスープを作っただけ…。

今年は子ども達がしばらくひいていた風邪を見事にもらい、
ゴホゴホと咳き込んでばかりのママミに!
なかなかしんどいお誕生会でしたが、
みんなが集まって、わいわいと過ごす、楽しいお誕生会となりました。

飾りつけや主役の王冠を夫婦で夜なべしたのも、いつも通り。
夫は、Kへのプレゼントも製作。
ついに我が家にも登場、「おとうさんスイッチ」!!
こういう日があるのは、本当に気持ちがあたたまるものです。

で、今日。
本当のお誕生日。
平日なので、普通の日。
私は体調不良なので、家での時間。

「もう、昨日が誕生日だ!という気分でいこう」と、昨日話していましたが、
やはり母ママミにとって、今日はかけがえのない日です。
Jのお誕生日も特別ですが、やはり今日は、ママミ初産の日。
「自分に1本の道がズドンと通った!」と、痛感した特別の日なのです。

で、今日。
Kは、いただいたプレゼントでウキウキと遊びます。

そして調子に乗り、些細なことで私に叱られました。
お昼。
また同じようなことをして、私に叱られました。
そしておやつの間際。
更に更に同じことで、私の注意を受けました。
あまり真剣に話を聞かなかったこと、
同じことで叱られていること、
関係ないけれど、私の体調が悪いこと、
それらが入り混じり、ものすごくKを叱りました。
更には、お風呂の前にも同様の事態に…。

私は心底疲れ果てましたが、
今日がお誕生日だということに変わりないのです。
お風呂の中で、Kと真剣に話しました。

話の最後に、今日がお誕生日で、
そんな日にKを叱ることがとても悲しいよ、と言いました。
そして、
「お誕生日ってどんな日のことか、知ってる?」とKに訊ねました。
「うん!はぴばーすでーうたうひ!!」
…。そう。そうなんだよ。
「そうだね、誕生日っていうのは、Kくんがお母さんのお腹から出た日のことよ。」
「すごくがんばって出てきてくれて、お母さんもお父さんもすごく嬉しかった日のこと!」と力説。
それでも、Kは遠いところを見ていました。
聞いてる??と私はまた苛立ち、
「Kくん、さてお誕生日は、どんな日でしょうか?わかった?」と、更に質問する、しつこい母ママミ…。
そんなママミにKは、言い放ちました。
「しってる!」
「あのねーみんなでさんどいっちたべて、たのしいねー!っていうひ!!」
なによぅ、また聞いてないの?と思いつつ、
は!っとしました。

とにかくどっきりしました。
Kの言う通りだな、と。
4年前の今日は、私にとって特別だけれど、
今日という日を迎えた、その素晴らしさ。

ありがとう、無事に大きくなってくれて。
ありがとう、1つ大きくなれました。
ありがとう、それにみんなが「おめでとう」と言って集まってくれること。

お誕生日がどんな日か、本当に知っているのは
他ならぬKなのかも知れません。

写真は、昨日のパーティでのもの。
「くるしゅうないぞ」の図。

なつのおさらい~兄弟の巻~

2008-09-02 23:06:19 | こどものこと
夏休みが終わりました。
といいつつ、毎日が夏休みなんじゃ?というような
いやむしろ、毎日が平日?という日々のママミです。

夫のお盆休みは8日間。
そのあたりを中心に、我が家の兄弟KJの「夏」を振りかえります。

★兄K★
 ・初映画館!夫と『崖の上のポニョ』を観にいきました。
  ガッツリ満喫したようです。
  「ポニョはねぇ、パンはだめなのハムがいいの」などと私にストーリーを教えてくれました。

 ・夫の実家へ帰省中、義母の愛犬スミレさんのお散歩を担当。
  ちゃんと綱をもって、いっぱしの姿。時折スミレさんが走り出し、ズデンと転ぶK。

 ・おでかけも多かったのですが、もはやKならどこへ連れていっても困りません。
  車での移動もグズらないので助かります。
  BGMは最近「アンパンマン」が多く、げんなりの私たち夫婦。
  そこでドライブ中、私のCDからサザンをかけてみました。
  すると『勝手にシンドバッド』がヒットしたもよう。
  「いまなんじのうた、きこうよー」と、せがみます。

 ・とはいいつつも、日常でなかなか扱いにくくなってきたK。
  言うことを素直にきく、というのが極度に少なくなってきました。

 ・そしてこの夏最大の悩みポイント、食事。
  あの、食いしん坊Kが、食欲不振!!!
  ついこの前まで平気だった煮物などに、なかなか興味を示しません。
  特に、あんなに大好物だった、かぼちゃはダメのようです。
  少し咳が多いように思うこともあって、元気を大切にしてほしいもの。
  なんとか食べてほしく、まぜごはんにしてみたり、おむすびにしてみたり
  煮物の予定をグラタン風にしてみたり、好きな味を必ず1コは出すようにしたり…。
  けれどまだまだ道半ば。

 ・それでもKにはお世話になることもしばしばです。
  Jのお相手はもちろん、「Jくんウンチのにおいになってきたよー」などと
  母ママミの右腕となり、がんばってくれています。


★弟J★
 ・なんといってもこの報告。
  Jは遂に歩き出しました。8月に入ってすぐのことです。
  スロースターターは、ここへきて色々取り戻したいのか、急激に進歩しています。
  家族のあとを追い続け、ソファの上で暴れ(とても危険)、いたずらを考案して過ごしているみたいです。

 ・断乳はやはり成功!
  この間の記録を参照。あのままJは、おっぱいにさよならしました。
  夜も、運動不足の日以外はよく眠って、大人にたくさん時間をくれます。
  とはいえ、夜中に目覚めて添い寝をしてやると、
  ワサワサっと、おっぱいを触り、そして納得して眠ります。
  でも飲まない!
  卒業はしたけど、おっぱいは好きだもんね!のJです。
  
 ・癇癪もち健在。
  おにぎりを投げつけることはなくなりましたが、
  キー!とくると…
  噛みます。
  本気です。
  うちでは、私が1番に噛まれ、しばらく青黒いあざに。通りすがりの人々に
  「DVじゃないですよ!」と言ってまわりたい日もありました。
  その後Kも噛まれ、Kは号泣。
  夫に至ってはTSUTAYAで楽しくふふふんな時に、ガブリとやられ、
  Tシャツの上から噛まれたのに、血だらけ…。

 ・靴での外歩きデビュー。
  歩いたので、帰省中にお外を歩かせました。
  夫の実家は一軒家ですぐ屋外に出られます。
  しかも周りは、ほぼ田んぼ。
  ここだ!
  とばかりにデビュー。
  靴の感触は?などという大人の問いは無意味でした。
  既にずっと履いてました?という、普通の歩きっぷりのJ。


そして、そして。
2人の子どもと共に過ごした夏。
暑すぎて出かけられない日も多く、子ども達を幽閉した日も多数。
お互いに息が詰まるときもあり、やはり母としてしんどい日も多かった気がします。
こちらがキー!となる日ももちろんありますが、
よく言われているように、「困ったクン」への対応で要になるのは、
【共感】と【承認】、これに尽きると思います。
たとえ大人としてガツンと言ってやりたくても「これこれで、こうしたかったの?」
と、子の気持ちに少し寄り添い、
それはいけないことだからダメ!と言いつつ、そういう気持ちになっちゃった子を
ちゃんと見守る、ということでしょうか。
腹をくくって対峙する、とも言えそうです。

こうして何年か母になってみて、こういうことを考えて、
子どもが本当にすごいなぁと思うのは、
大人の「子どもに向かう気持ち」を、1滴漏らさず子どもは感知しているということです。
「もうヤだ、イライラするぅぅ!もう嫌い!」
子どもとベッタリ過ごしていると、必ず経験するこの気持ち。
こんなネガティブな心を持ったまま、大人の定規を振りかざし、
「ちゃんとしなさい!だめ!」などと言っても、子どもはお見通しです。
余計に言うことを聞かないです。
敏感だなぁ…。
更には、そんなダメでおとなげない親を、
心は煮えくり返っていても、冷静なふりして、子どもをこてんぱんに怒鳴る親を、
子どもは、嫌いにならない気がします。
ふと、我に返って、そんな子どもの「親への無償の愛」が見えると
涙が出そうになることすらあります。

すぐに大きくなって
すぐに親の目なんて届かなくなる。

せめて今くらい、お互いに平穏ばかりじゃなくても、見つめあっていたいと思います。


さて、今回もくどいママミのブログです。
最後までがんばってくださった読者のみなさま、ありがとうございます。

さて、写真は夏のはじまりの頃。
ベランダでプール。
プールとは名ばかりで、ほぼ「たらい」サイズ。
Jは若干迷惑そうです。
背後の夫を掻き消してみました。