先日、旅ノートの記事で紹介したトラベラーズノート。
これも、自作なのですが、今日はそのノートの作り方をご紹介します。
トラベラーズノート、サイズ感もちょうど良いし、作るのも簡単なので大変重宝しているのですが、いかんせん、真ん中をホッチキスで止めて半分に折っただけの簡単な作りでして。
ページが多くなればなるほど、紙の厚みで内側と外側のサイズが変わってきますし、開いた時にきっちり開けなくなるんですよね。
今回のトラベラーズノートは、現在計画が進行中の「イギリス一人旅」の資料集め・プランニング・現地でのジャーナル・資料貼りまですべて１冊にまとめたい！という思いがありまして。
そのため、ある程度ページ数が欲しかったのです。
正規品のノートは確か紙を１３枚使用して２６P構成。私が手帳にはさんでいるトラベラーズノートは、１４～１５枚の紙を使用して２８～３０P構成です。１５枚にすると、かなり使いにくい！次回はもう少し少なめにしようかなぁと考えています。
今回は、１０枚を２束、４０P構成にしようと思います♪
私も構想だけで、実際試作品を作るのは初めてなので、上手くいくかドッキドキしながら作りました。
【１】表紙を準備する
今回使用するのは、こちらのスクラップブッキング用のパターンペーパー。厚手の両面のものを使用してます。厚手のA4の紙でもOK。これを縦２１ｃｍにカットします。横はそのまま１２インチで。
表紙の紙の右から１２ｃｍのところと１２．５ｃｍのところに鉛筆でラインを引きます。
（最後に説明しますが、２本の線の隙間は５ｍｍでは少し大きすぎましたので、２～３ｍｍ位がベストかもしれません。試作が必要ですが）
【２】本文の紙を綴じる１
まずは、表紙と本文用の紙（１０枚）を重ねて持ち、右端がそろうように突き揃えます。本文用のA4の紙は横向きにして下さいね。そうすると表紙と高さがそろいます。
綺麗にミミがそろったら、ずれないように押さえながら、中綴じ用のホッチキスにセットします。
このホッチキスは２０００円位で購入したもの。 鉛筆のラインがホッチキスの足のところにちょうどくるように位置を調整して真上から押しこんでホッチします。この時、垂直に力を加えるのがコツ。
この写真は鉛筆ライン１本ですが、先にホッチキスするのは、右端から１２ｃｍのところに引いた線のところです。
大体、ホッチキスの足が出てくるのはこのあたり。慣れて大体の位置を覚えるしかありません。（私もいっつも失敗します）
ホッチキスの足がそのままだと丸まっているので・・・
ハンマーでたたいて、まっすぐにしておいて下さいね。
これで、はじめの１０枚が綴じ終わりました。
【３】 本文の紙を綴じる２
次に残りの１０枚の本文用紙を綴じます。
まずは、先ほど綴じたものを裏返し（表紙を下に）本文用紙だけ、ホッチキスに沿って半分に折ります。
この時、向かって右側を左側にたたむような感じで！
折ったところ。表紙が右側に沢山余っている状態です。
そして、残りの１０枚の本文用紙を持ち、先ほど折った紙の上に重ね、端を突き揃えます。
重ねたところ。この写真には写っていない、左端に紙のミミがそろうようにして下さいね。
まあ、少しくらいずれていても、最後にカットするから大丈夫なんですが、上下はカットしないので出来るだけ揃えるようにして下さい。
そうして、また表紙を上にして、２本目（右から１２．５ｃｍ）の線上にホッチキスをします。
【４】裁ち落とし＆補強
後から綴った本文用紙も半分に折ります。
上から見た感じはこんな感じ。
横から見るとこんな感じ
ちょっと２本の幅やホッチキスの位置を失敗してゆがんでしまっています。
こうすることで、薄めのノート２冊分が１冊になります。
最後、幅が１１ｃｍになるよう、裁ち落とししたら完成です。
はじめのホッチのラインを１２ｃｍにしたのは、カットするための１ｃｍの余白です。
１つめと２つめの間がどうしても空いてしまいます。
これを極力なくすためには、ホッチキスラインを狭めればいいのですが、あまり狭くしすぎると、ホッチキスが上手く入らないように思います。そこは要調整ですね。
私は補強のために、カルトナージュ用の皮革風の紙、スキバルテックスを背の部分に貼りました。
何度も開いて閉じてを繰り返すかなと思い、補強の目的で。特に先ほどの隙間は表紙の紙１枚ですので、やや心もとないですしね。
ジェルメディウムを塗って貼りつけています。普通のボンドでもOK。
今のところ、ページの開き具合はOK。あとは耐久度と、ページが多い分資料を沢山貼り付けた時に膨らみがどうなるかなというところが懸念項目です。
それは、旅行から帰ってきたらわかるはず！
是非、みなさんも作ってみて下さい。
