うつ病と家族。~妹がうつになってしまいました。~

妹がうつ病になってしまいました。
うつという病気に、家族として向き合った闘病の内容です。

再び、フルニトラゼパム。

2015年05月11日 19時24分37秒 | 日記
妹は、もう、二度とクエチアピンは飲まないと、
拒絶をしていました。

妹の話を聞いて、クエチアピンよりは、
フルニトラゼパムを早めに服用した時の方が、
楽だったし、少しは眠れていたということで、
この日から、また、フルニトラゼパムに戻すことにしました。

フルニトラゼパムは、少量づつ減薬をしていたので、
手元に薬が残っていましたので、
前の量に私が調整をして戻しました。

この日も、妹のそばで過眠をして、
中途覚醒後に眠ってくれるかを確認しました。

確かに、クエチアピンを服用していた時よりは、
眠っているように見えました。

呼吸の音もしていましたし、
一度、トイレに起きても、
妹自身で起きていました。

結局、妹は体調が悪くても、
フルニトラゼパムの方がいいということで、
しばらく、この状態で様子を見ることにしました。

また、振り出しにもどった気持ちです。

クエチアピン。

2015年05月08日 03時51分44秒 | 日記
少しでも、「妹が眠れるのなら」という思いから、
睡眠薬の変更をすることにしました。

主治医から処方されたのが、
「クエチアピン」です。

妹に服用させる前に、
いろいろと私なりに調べてみました。

「クエチアピン」は、睡眠薬として区分されている薬ではありませんが、
睡眠効果があることは、ネットですぐに調べてみて分かりました。

その他に、「クエチアピン」は、いま妹が服用している「ジプレキサ」と同様な薬で、
統合失調症の薬だということも分かりました。

また、「セロクエル」のジェネリックだということも、
すぐに分かりました。

私は、
「ジプレキサと同じような薬なら、新しい薬を処方するよりも、
 ジプレキサを少し増やした方がいいのでは?」
という疑問も思っていました。

副作用についても、いろいろ書かれていましたが、
とりあえず、量が多すぎるのも心配でしたので、
この日は、100mgを半分に割って、
50mgの服用から様子を見ることにしました。

50mgの量でしたが、
これが、とんでもない結果となってしまったのです。

私は妹に、

私「合わない薬をいつまでも飲むよりも、
  ちゃんと眠れる薬を飲んだ方がいいから、
  今日は、これを飲もうね。」
妹「大丈夫かな?」
私「うん。いろいろ調べたてみたけど、
  眠れるし、起きた時のダルさは少ないみたいだから、
  大丈夫だと思うよ。」
妹「うん。」

寝る前に服用させました。

「眠ってくれて、良くなってくれれば」
そんな思いで、妹のそばで過眠をしていました。

夜中の1時ごろに、妹が声をかけてきていました。

妹「兄ちゃん、兄ちゃん…。」
私「どうしたの?」
妹「ん~」
 「ん~」
 「トイレに行きたい。」
私「大丈夫?」
妹「身体が動かないよ。」
私「起きれる?」
妹「身体が動かない。」
私「待っていてよ。」

私は、妹を抱き起してみましたが、
なんと、身体に力が入っておらず、
グニャグニャな状態でした。

妹「立てないよ。」
私「大丈夫?トイレまで歩ける。」
妹「無理だよ。歩けないよ。」

私は、妹を背中に担いで、
トイレまで連れて行き、
便器に座らせた後、

私「大丈夫、一人で出来る??」
妹「うん。」

扉を閉めて、用をたすのを待っていました。
終わるころを見計らって、扉を開けて、
また、妹を背中に担いで部屋に戻りました。

もう、介護老人のような状態でした。

この後も凄いことになってしまいます。

朝方、4時頃までは、動くこともなく、
眠っているように見えていました。

すると、妹は、4時頃に、
ガバッと飛び起きて、

妹「はぁ、はぁ、やっと動けた。」
 「もう嫌だ、この薬は恐ろしい。」
 「動けなくて、声も出なくて、
  兄ちゃん、兄ちゃんと言っても、
  声もだせなかった。」
 「もう、飲みたくない。」
私「大丈夫?」
 「どうしたの?」
妹「意識はあったんだけど、身体が動かなくて、
  必死に叫んでいても、何も出来なかった。」
 「苦しくて、息も出来ない状態だった。」
 「もう、この薬は飲まない。」

恐ろしいほどの効き目で、
私自身、とても驚いていました。

この後、
「前に、この薬を500mgも服用していたなんて、
 どういった意味で処方していたんだろうか?」
と強く疑問に思っていました。

この晩のことから、「クエチアピン」は中止することにしました。

主治医との面談。

2015年05月08日 03時17分05秒 | 日記
妹の状態が悪いくなってから、
10日以上、横で過眠をしながら様子をみて、
睡眠薬がうまく効いていないことは分かりました。

出来るだけ、いま処方されている薬を調整して、
体調を戻すようにと考えてきました。

いろいろと考えた結果、
合わない睡眠薬を服用し続けるよりも、
キチンと合った睡眠薬に切り替えることも必要だと思い、
心療内科の主治医に会って、
薬を変えることにしました。

私は、薬を変えることは、
あまり良いこととは思っていませんでした。

どんな副作用があったり、離脱症状が出たりするか、
予想が付かないからでした。

今回は、いま処方されている薬にこだわるよりも、
少しでも改善できるのなら、
薬を変更することは、必要なことだと、
私なりに考えての結果でした。

主治医にいままでの経緯を説明し、
睡眠薬を変えことをお願いしました。

私「夜は、ずっと私がそばで様子を見ていましたが、
  中途覚醒をしてから、眠れずに悪夢を見ているようです。」
 「どうやら、フルニトラゼパムがうまく効いていないようですし、
  日中も身体が怠いようなので、薬が合っていないようです。」
医「そうでしたか。」
 「それでは、変えましょうね。」
 「クエチアピンという薬を出しましょう。」

このとき、私は、主治医の目の前でスマホを利用して、
薬の内容を検索してみました。

私「先生、この薬は睡眠薬ではないですよね?」
医「そうでもないですよ。」
 「不安をとって、眠れるようになりますし、
  翌日のダルさなどは少ない薬ですから、
  眠れるようになりますよ。」
 「それと…、ん~、妹さんは以前この薬を500mgほど服用していましたから、
  大丈夫でしょう。」

主治医は、妹のカルテをめくりながら、過去の薬の履歴を調べていました。

私「そんなに服用していたのですか?」
医「ん~、そうですね、9年前ですね。」

私は、言葉かありませんでした。
何を質問していいのか、
なぜそんな薬を処方したのか、
どう聞いていいのか分からなかったのです。

短い時間での面談ですので、
前もって準備した質問や内容がなければ、
主治医と会話をキャッチボールすることは、
とても難しいことだと思いました。

主治医が、こちらが分からないことを説明しますので、
否定する材料もありませんし、
別の提案をするような知識もありません。

その結果、主治医には、薬の効果や2次的な影響を確認する程度で、
変更の内容を受け入れざる得ませんでした。

私「あまり一度に多くの量を服用させるのは心配ですので、
  少量から、様子を見たいのですが。」
医「分かりました。」
 「それでは、200mg処方しておきましょうね。」
私「出来れば、量の調整が出来るように、少量を2錠、3錠と分けられるようにしていただけますか?」
医「そうですか。では100mgを2錠にしましょう。」
 「いまは、国からの指導で、睡眠薬を2種類以上は出せませんので、
  フルニトラゼパムは中止しますが、よろしいですか?」
私「急に、薬を変えて、副作用や離脱症状は大丈夫でしょうか?」
医「ん~、3種類は出せませんからね…。」
 「クエチアピンは効きますから、大丈夫でしょう。」

主治医とのやり取りの中で、
薬を変更することで、
この日の面談は終わりました。

この日の夜、この「クエチアピン」という薬が、
とんでもない薬だということに、
驚かされることになりました。

睡眠の安定。

2015年05月06日 20時11分37秒 | 日記
フルニトラゼパムの服用する時間を変えてから、
3日ほど様子を見ていましたが、
少しづつですが、睡眠が改善するようになってきていました。

悪夢も少しづつ減ってきて、
朝方まで眠っている日もありました。

睡眠薬を増やしたから、
深く眠れるのではないということも、
良く分かりました。

むしろ、睡眠薬を増やすと、
副作用で、日中の身体のダルさも酷くなるのだと思います。

一時は、
「妹を入院させなければいけないのかもしれない」
と、思うことがありましたが、
妹が、最後まで嫌がっていたため、
思いとどまっていました。

仮に、入院をさせていたとしても、
睡眠薬の効果まで、
一人一人の患者さんを、
観察することは出来ないと思います。

私自身、今回、薬を調整しながらも、
「まるで、人体実験をしている見たいだ」
と、辛く、悲しい思いをいっぱいしました。

薬を服用させてみなければ、
薬の効果が分からないのです。

薬を増やしてみたり、
減らしてみたり、
時間をズラしてみたり…。

妹本人にとってみれば、
苦しめられていること以外は、なかったように思います。

やっとの思いで、ほんの少しだけ眠れるようになりました。

これほど、薬を調整することが難しいのに、
本当に主治医は、薬を理解して、
一人一人の薬を処方しているのでしょうか?

薬をたくさん出せば、
思考が止まり、
身体も動かなくなって、
一時的に眠ることは出来るのかもしれませんが、
こういったことを、
「治療」
と呼べるのかと、私には理解が出来ません。

妹を早く、薬から解放してあげたいです。

フルニトラゼパムの服用する時間。

2015年05月06日 19時41分52秒 | 日記
妹の容態が悪くなってから、
ずっと隣で過眠をしながら、様子を見ていました。

12時に中途覚醒をしてから、
4時頃まで眠れずに、
悪夢を見てしまうことが問題だということが、
だんだんと分かってきていました。

4時頃には、少しづつ眠っているようでしたので、
フルニトラゼパムの効果が、説明書に書かれているよりも、
遅く効果が出ているように思えていました。

次の日に、量は変えずに、
服用する時間を、2時間ほど早めてみることにしました。

普通でしたら、睡眠薬ですから、
睡眠の前に服用するのですが、
この日は、フルニトラゼパムを6時頃に服用させてみました。

時間をズラということは、
予想していた以上に効果がありました。

ほとんど毎日、中途覚醒をした後は、
眠れずにいたのですが、
この時は、一度起きた後、
30分程度で、浅い眠りを続けているように見えました。

いままで、ずっと悪夢でうなされていたのですが、
それも、少なくなっていました。

フルニトラゼパムは、中間型と言われているのですが、
妹については、効果を発揮するピークの時間帯が違っているように思います。

薬ですから、人それぞれで、
効果の効き方も違っているのだと思います。

とりあえず、少しだけ睡眠が安定してきたように思えましたので、
しばらくは、フルニトラゼパムを6時に服用することで、
様子をみることにしました。

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※注意

前のブログでも書きましたが、
妹の減薬・調整については、
私自身が、すべて責任を取る覚悟で行っています。

決して、妹に効果が合ったから、他の方にも効果があると限りませので、
ご理解のほどお願いします。