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南スーダン派遣差し止め訴訟 ― 「自衛官の危険 苦痛」

2017-02-22 | 安保法制=戦争法を廃止にするまで

 北海道千歳市の自衛官の母親が、自衛隊のPKO派遣は違憲だとして提訴した「自衛隊南スーダン派遣差し止め訴訟」の第1回口頭弁論が21日、札幌地裁で行われ、原告の平和子さんが意見陳述しました。

 法廷には、元自衛官、自衛隊員の家族らも傍聴に訪れ、意見陳述などに真剣に耳を傾けました。

 平さんは、南スーダンに派遣された第10次隊の現地の情勢を記録した文書が公表され、戦闘激化でPKOが停止したり、隊員が巻き込まれる可能性があり、現地は深刻な状況にあることを指摘。「私の息子に限らず、自衛官が一人でも安保関連法による任務により、危険にさらされることが耐え難い苦痛です。だれの子どもも殺し殺されてはなりません」とのべました。

 閉廷後の報告集会で、弁護団の佐藤博文弁護士は、南スーダンでのPKOは戦闘状態のなかで行われており、初めて自衛隊員が他国の地で発砲し殺傷することが極めて現実的になっていると告発。「このたたかいは法廷だけでは終わらない問題。法廷と世論の力で早く撤退を勝ち取りたい」とのべました。

 会見では、訴訟に参加している弁護団が紹介され、各弁護士が裁判の意義などについて報告しました。

解説

問題点の核心に迫る

南スーダン派遣差し止め訴訟の第1回口頭弁論で、原告・平和子さんと代理人弁護士がおこなった意見陳述は、危険な派遣の問題点の核心に迫るものでした。

 原告側は、自衛隊南スーダン派遣部隊が現地の軍事情勢を報告、統合幕僚監部が保管していた「日報」の全面開示にとどまらず、「南スーダンPKO活動の全てを明らかにする」ことを求めていくとのべました。

 同訴訟は、現職自衛官の母親が、自衛隊の南スーダンPKO派遣の実態と違憲性を問う、全国で初めてのケースです。この「現在進行形の戦争」への派兵を兵士の家族の立場から権利を行使して止めることにある、という意義からも南スーダンPKOの実態を詳細に明らかにすることは必須だからです。

 意見陳述では、イラク派遣違憲訴訟での開示資料や国連資料をもとに、国連PKO派遣における「戦争のリアリティー」を争点として国に迫ることも力説しました。

 こうした争点を鮮明にした初の口頭弁論。南スーダンに派遣される自衛隊の命と安全、何よりも海外での武力行使を禁じる憲法を脅かす「戦場」である南スーダンPKOからの自衛隊撤退を勝ち取るという、強い決意を感じさせました。


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