時事解説「ディストピア」

ロシア、イラン、中国等の海外ニュースサイトの記事を紹介します。国内政治、メディア批判の記事もあります。

最近の東ウクライナの情勢について

2015-04-15 00:12:48 | リビア・ウクライナ・南米・中東
スプートニクで、フランスのフランスのインターネットニュースサイト
「アゴラヴォックス」のケヴィン・カーラル評論員の意見文が寄せられていた。


最近の東ウクライナ情勢を知るためにも、特にノヴォロシア側が一方的に
停戦協定を破っているかのような誤解を解くためにも、一読の価値があると思う。


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『両当時者は紛争ゾーンから外国の限定兵力を引き離す義務を負う』とした
 ミンスク合意の基本的項目について言えば、キエフ当局は、
 これを犯し、米国人や英国人、彼らに続いてカナダ人も匿っている




またミンスク合意の『ドネツク及びルガンスク両州に特別の地位と部分的自治を分与する』
という項目に注意を向けるならば、ウクライナ議会は非中央集権化あるいは
東部地域への部分的自治権付与という考えに少しも譲歩していない。




さらにもう一つ、キエフ当局がひどく違反している項目がある。
それはリストに追加されているもので、
ドネツク及びルガンスク人民共和国との社会的経済的絆の復活である。

キエフ当局は、これを拒否している。


ウクライナは、ウクライナ南部東部住民に対する
社会手当・年金その他の補助金の支払いを復活させず、
銀行システムも回復させず、経済封鎖の解除も急いでいない。




なぜ西側マスコミは、キエフ当局によるミンスク合意違反に対し、頑固に沈黙し続けるのか? 
そしてロシアばかりを激しく執拗に非難し続けるのだろうか?」

続きを読む http://jp.sputniknews.com/politics/20150414/194417.html#ixzz3XIUBJzju

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ロシアにせよ、キューバにせよ、ウクライナにせよ、北朝鮮にせよ、イランにせよ、
NATOの敵であるというだけで、一方的な制裁措置を受け、サウジアラビアのような
戦争犯罪国家(これは文字通りだ)は親米であるというだけで免罪される。


このようなイビツな構造に世界も金曜日も抗議すべきだ。
果たして来週号、あるいは来月号に批判記事が掲載されるのか。少々不安である。


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