中国西安で奮闘する大学教師Mの日々

日本人教員として中国の陝西省西安市の大学生・大学院生に対し、「日本文化・社会」や「卒業論文」などを教えています。

中国人には花粉症はないのか?

2013年03月31日 21時51分48秒 | 現代の中国社会
中国で生活していて思ったことなのですが、3~5月の花粉症の時期になっても、その症状が出る人が中国ではほぼいません。
(なお、中国でも「花粉症」という言葉は存在し、その症状が出ている中国人は少数ではありながらも存在)

ちなみに、ある学生が日本人を上海で見つける方法の一つが、「マスクをしている人か否か」だそうです。
つまり、(花粉症で苦しんでいて)マスクをしている人が日本人であり、そうでない人たちは中国人というユニークな区分けです。

今日も一年生達と花見を上海植物園でしてきましたが、そこでマスクの人がいると、

「先生先生、日本人ですよ!」

といちいち報告をしてくれる学生もいました(笑)


こうした花粉症をめぐる症状の出方が、これほど日本人と中国人とで違うことには前から関心を持っていました。
いったい、こうした症状の出方の相違はなぜ起こるのか?
そもそも、中国人は花粉症にはなりにくいのか?
などなど…

自分で中国側、日本側のネット情報を色々と集めていくと大体、以下のような情報が分ってきました。
まず厚生労働省のHPの情報から、花粉症は主にスギ花粉が原因で発生していることを知りました。

厚生労働省HPより 「平成22年度花粉症対策」
http://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/ippan-qa.html

この杉の木は日本で多く生育されているのですが、実は中国ではそれほど多くみられません。
実際、今日も植物園で杉の木があったので、それを学生達に紹介すると、

「この木は中国ではあまり一般的にみられませんね」

との返事が返ってきました。
ですから、この杉の木が多く植わっているか、植わっていないかの違いが第一にあげられると言えるでしょう。
実際、中国から日本へ行った中国人達のなかには花粉症に初めて苦しめられたという経験者もいるようです。
(日本語科の日本へ留学経験者のH先生もその一人だそうです)


…ただ、こう考えると一つの疑問が出てきます。
それは、

「じゃ、元々日本で花粉症だった日本人は、中国に来た後で花粉症が治るのか否か」

という問いです。
実際、今日も植物園でマスクをしている数人の日本人は花粉症は治っていないからこそ、マスクを着用していたわけで。
調べてみると、そもそも花粉症はアレルギー症状の一種です。
ですから、元々、アレルギー体質である人はこの症状が出やすいということです。
つまり、アレルギー体質であるか否かも、花粉症になるか否かを分ける指標ということです。

なお、アレルギー体質の人が増える一つの要因は、人間の抵抗力や免疫力が落ちていることが関係しているとのこと。
ですから、そうした抵抗力が弱くなっている日本人は中国の微細な杉の花粉や、別の花粉でも症状が出るのだと思われます。
実際、日本から中国へ行って花粉症ではなくなった、或いは、症状が和らいだという人の話はあまり聞いたことはありません。

現代の日本人の免疫力・抵抗力が弱まっているのは、日本人が中国人よりも「清潔」な環境に守られ過ぎているのが関与していると思います。
学部生時代に読んだルソーの『エミール』では、保護しすぎると結果的には弱い人間が形成されると書かれていました。
現在の日本はまさに、このような状況にあるように私には思われます。


ともかく花粉症になるには、大きく分けて、

(1)(主に)杉の花粉が多く空気中にある場所か否か
(2)そもそも、その人自体がアレルギー体質か否か

という二つの原因があるということが分かりました。


そもそも最近では、上海などの中国都市部でも、こうしたアレルギー症状が以前よりも多く出始めていると聞きます。
そう考えると、近いうちに中国も都市部を中心として、花粉症以外のアレルギー症状に苦しむ人々が増えていくのでしょうか。

果たして社会が「現代化」していると言われるなかで、どんどん人間も「進化」しているのでしょうか。
それとも…。

日中における花粉症の症状の相違から見ていると、その向っている先は決して明るいものばかりではなさそうです。
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学生達と一緒に上海の桜を見に

2013年03月30日 23時30分35秒 | 中国の大学、大学生
先日は大学近くにある上海植物園へ一年生の学生達(一班)と一緒に桜を見に行ってきました。
ちょうど植物園の桜が見ごろということで、私が学生達に「花見」を呼びかけたのです。

なお、一年生は二つ班があり、それぞれ参加希望者が多かったため、班ごとに花見をすることになりました。
(ですから、もう一つの花見も明日予定されています)

私は写真を撮らなかったので、学生達が撮ってくれた数百枚を超える写真(!)のうちから幾つか紹介したいと思います。
まずは、植物園入り口で皆と一緒に。


園内の桜の木の下にシートを引いて荷物を置き、お菓子を食べ、ジュースを飲みました。


桜はこんな感じ。


桜はこんな感じ2。


「写真担当」として桜や学生達を撮りまくってくれた男子学生達。


お菓子を食べた後は、園内を散策。


なお、桜の木には紹介文と、「东京樱花(東京桜)」と書かれたボードがつけられていました。
「東京桜」という名称の桜が果たしてあったかな、などと私は思ってしまいましたが(苦笑)

ともかく園内は桜や他の植物を見る人々でいっぱいで、賑やかでした。
満開で綺麗に咲く桜を目にすると、何だか気持ちも勝手に嬉しくなってくるようでした。


なお園内は大変広く、大変多くの植物がみられるため、入園料も必要(全ての園内の植物を見る場合:大人40元)です。
学生達の場合は、学生証があれば割引されて20元になるようです。

大体、3時間程は植物園内にいたと思いますが、楽しかったせいか疲れは感じませんでした。
途中、桜を楽しむ日本人の方達も数人いたので話しかけると、学生達も日本人達が話す日本語を聞いたせいか妙に喜んでいました。

夕方からは僕は仕事、学生達は授業などがあるせいで、先ほど分かれて帰宅しました。
久々に大勢の学生達と交流できたのが何より嬉しく、また、良かったと思いました。

こうした機会を通じて、学生達に少しでも日本文化の一部を伝えられたり、或いは、日本語への関心を高めさせられれば、私にとっては望外の喜びです。

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上海で河南ラーメンを食す

2013年03月26日 22時33分25秒 | 中国でのグルメ
先日まで、ある提出書類(合わせて7点)にずっとかかりきりでした。
それらが昨夜の遅くに完全に書き終わり、軽い疲れが出たもののほっとしました。

次は、5月予定の学会報告(別の学会でそれぞれ報告予定)準備、ある研究計画書の執筆に取りかかります。
(なお本日、共著論稿のゲラがあがってきたので、その修正も行う予定)

仕事はそれほど忙しくはないので、自身の研究活動があまり忙しくない時期にあわせ、学生との交流を増やしていく予定です。
早速、3月29日(金)、31日(日)とそれぞれ学生達と桜を見に出かけることを計画しました。


さて、本日は最近はまっている河南ラーメン(河南拉面)を紹介します!

中国では蘭州の牛肉ラーメン(兰州拉面)が有名で、それが上海にも数多く出店しています。
そうした兰州拉面の店に交じって、河南拉面という看板の店が前から気になっていました。

偶々大学近くの場所に、河南拉面の店があったので最近出かけてきました。
店はこんな感じで、かなりこじんまりとしていて、庶民的な店です。


そこで看板メニューである牛肉ラーメンを頼むと、このような感じで出てきました。


ちなみに一杯で7元、卵をトッピングすると8.5元でした。
写真で伝わらないのが残念なのですが、店に入るとすごく食欲をそそる香りがしました。

肝心の味は、カレー風味のラーメンスープに細めの手打ち麺、上に牛肉がのっていて、結構あっさりとしていました。
店には男性客だけなく女性客もいたので、男女ともに食べやすい味付けなのではないかと思います。


ちなみに、この河南拉面は上海に出店した兰州拉面店の方が、上海人が好むようにカレー風味のスープに変えたことから生まれたとのこと。
なお、この件に関しては、私がネットで少し調べた程度で、きちんとその起源まで調査したわけではありません。
ただ、ある上海出身の学生が兰州拉面と河南拉面とを区別していなかったことから推察して、河南拉面が上海で生まれたとみるのは正しそうです。


今度は別の河南拉面の店にも足をのばしてみたいと思っています。


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重要書類を書き上げ、一安心。

2013年03月25日 02時31分41秒 | とりあえず日記
いやぁ、ここ二週間程苦戦させられていたある書類が完成しました。
今回は実に長く感じました。。。
提出は明日の予定なので、ギリギリ滑り込んだ形です(汗)


というわけで、今はビールで乾杯しながらブログを書いています。


今回の書類を書くにあたっても、色々な人に助けて頂きました。
専門家の方々、学生さん、家族などなど。

もし、それらの協力がなければ終わらないものでした。
ですから、今はそれに感謝しつつビールを飲んで寝ます。
明日も授業なので。


なお、大学院で第二専攻として日本語を学ぶ学生達にもこのブログを紹介しました。
学生達は日本語はあまり読めないので、中国語で以下のような紹介文を書きました。
これは僕自身の中国語練習にもなり、有意義です。

第二专业的各位学生(们)。
这是这学期我的资料,大家看看吧。
还有一个消息。
我从2011年7月开始写自己的博客。
虽然大部分的日本人知道中国,但是大部分的日本人不知道这些本质。
现在我觉得有一些日本人可能误解了中国。
所以,我想介绍中国和中国人的本质(对我的朋友,家人等等)。

博客的名字是“中国上海で奮闘する大学教師Mの日々”
http://blog.goo.ne.jp/mimutatsu1008

我用日语写博客。
所以我觉得博客(博客里的文章)对你们来说有点难。
但是如果你们有兴趣的话,或者,有时间的话,请读读我的博客。
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日本へ留学を目指す大学生達 無事、保証人が決まる!

2013年03月22日 06時11分28秒 | 日本への留学までの道のり
まず、この写真。




先日、三年生達がイチゴ狩りにいったそうで、お土産にもらいました。
皆さん、ありがとー!

そして、こちらの新校舎で授業の帰りにとった写真。




春の到来を告げるように、つぼみが開花し始めていました。


さて、今日は一つ嬉しいことがあったのでブログで紹介したいと思います。
現在、日本へ留学を目指す学生達が複数いますが、留学する際に必要な「保証人」が決まっていない学生が複数いました。
そして、今月になって一人、また一人と保証人の方を探し、無事に決まり始めていました。
ですが、一人だけどうしても決まらない学生がおり、私も少し心配し始めていたのです。

大学への出願期間は4月中旬と決まっており、時間的猶予がどんどんなくなっていたからです。
もしもの場合に備え、出願を半年延ばし、その間で保証人を探す計画も立てていたのが数日前でした。
そんなわけで少々気を揉んでいた今日、その学生から一通のメールが届きました。
その一部を紹介します。

○○老师,您好~打找您了。感谢您一直为我担心。想要告诉您一个好消息。我爸爸帮我找到保征人了。是一位已经取得日本国籍的中国朋友。

要するに、この学生のお父様が保証人を無事にみつけたとの報告、私への感謝を伝えるメールです。
私はメールが来た時、授業中だったので気づきませんでしたが、あとで学生に電話を入れました。

とりあえず、これで全ての学生の保証人がみつかり、今後は願書を準備し提出ということになりました。
本当に良かったと思います。。。


なお、学生達の情報によれば千葉大の他に、神戸大学や京都大学へ留学することが決まった学生達もいるようです。
こちらの学生達も色々と不安な気持ちを抱えつつ、いい結果が出たのでよかったと思っています。

こうした学生達が、まずは無事にそれぞれの大学へ入学を決めることを祈っています。
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中国人の“食事”への意識

2013年03月20日 21時49分00秒 | 中国人の思考など
今週火曜、自分の授業で新校舎の事務室へ入ると、机の上に置手紙が。





英語で書かれたメッセージは、友人のドイツ人外教からのものでした。
何でも今学期我々は授業日が異なって会えなかったので、

「M先生、もしかして既に日本へ帰ったの??それとも、まだ上海?」

という趣旨のメッセージでした。
まだ上海の同じ大学で働いていることを伝えるメッセージを英語で書き残しておきました。
そもそも彼に私の携帯も教えたはずなのですが、どうして置手紙を残したのでしょうか。
いずれにせよ、私のことを気にかけてくれる彼に対して、何か嬉しい気持ちがわきました。


さて、今日は先日あったある珍事件から中国人の一つの特質を紹介したいと思います。
まずは、私の珍事件当日の中国語日記をお読み下さい。

今天下午我去了上海图书馆,因为我想看跟自己研究有关的研究资料和书。
(今日午後私は上海図書館へ行きました。自分の研究に関する資料と本が読みたかったからです)

去图书馆的时候,我坐出租车。(我坐出租车去图书馆)
(図書館に行くとき、私はタクシーに乗りました)

那时候大概十二点半。我坐出租车的时,我说“到上海图书馆”。
(その時は大体12時半でした。私はタクシーに乗って、「上海図書館まで」と言いました)

但是,出租车师傅回答“对不起,我要吃饭了。所以,不行”。
(しかし、タクシーの運転手は「すみません、私はご飯(昼ごはん)を食べたいんだ。だから、無理」と答えました)

那时候我不相信他的话。大概三分钟后,我懂了他的意思。
(その時、私は彼の話が信じられませんでした。大体3分間の後、私は彼の意味を理解しました)

所以,我告诉他“那好,那我到上海南站,不是上海图书馆”。
(だから私は彼に「それなら分かった、私は上海図書館ではなく、(すぐそばの)上海南駅に行きます」と伝えました)
※大学から近くの上海南駅から地下鉄で上海図書館最寄りの駅まで行くことに変更した

我觉得吃饭对中国人来说是很重要的事,这件事中国人比日本人看得更重要。
(私はご飯を食べることは中国人にとってとても重要であると思いました。このことは日本人よりも中国人はより重要です。)


なお、中国では日本にはない特有のあいさつがあります。
それが「你吃好了吗(=你吃过了吗)?」で、「もうご飯を食べ終わったの」というものです。

この挨拶は日常的に中国のどの地域でも食事時になるとよく耳にするものです。
逆に、食事時にも関わらず食事をしていないと答えると、

「じゃ、先にご飯を食べて」

と食事をとることを何よりも優先させられます。
ですから、食事をとる時間が遅い私などは、いつも学生や寮のおばさんなどに心配され、可愛そうと言われています(苦笑)

このように、中国人にとって“食事”の意味は大きく、また、それに対する意識もかなり高いわけです。
ですから、例えば、中国で男女が二人で一緒に食事をとるということは、日本よりも特別視されます。
中国へ行ったばかりの頃、その習慣をあまり理解していなかった私は同僚からその点を注意されたこともありました(汗)

ですから、学生や独身の女性の先生に何か手伝ってもらって仮に食事を御馳走することはあっても、それ以外で一緒に食事をする時は、誤解をあたえぬ様に独身女性と二人で食べることは極力控えるようにしています。

このように“食事”を大変重視する中国人にとって食事は人と人を媒介するものでもあり、そこから人間同士の関係が広がっていくということもできるように思います。


…それにしても、どうして中国人はこれほどまでに“食事”を重視するのでしょうか。

为什么吃饭对中国人来说很重要?我不知道,你知道吗?
(なぜ中国人にとって食事はとても重要なのですか。私は知りません、あなたは知っていますか。)
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学生と本場の“上海菜”を堪能

2013年03月18日 21時56分05秒 | 中国でのグルメ
先週、私の携帯に一通のメールが入りました。
相手は大学四年のZ君。

「先生、今度卒論の中間報告書の提出が済んだら、食事へ行きませんか」

という食事のお誘いで、何でも本場の“上海菜”を食べさせてくれるレストランがあるというのです。
ちなみに、Z君は北京出身なので、

「どうして北京出身で、かつ、学生の彼がそんなレストランを知っているのか」

などと思っていた私でした。
レストランの場所は静安寺周辺ということで、食事会当日(先週土曜)は静安寺地下鉄駅で集合しました。
歩いて5分強だったと思いますが、すぐにレストランに到着。
店の名前は、

美味坊(静安区胶州路273弄58号速8酒店4楼)
http://www.dianping.com/shop/2220724

静かな場所にあるレストランで、こじんまりとしてなかなか綺麗な店でした。
どうしてこの店を知ったのか聞くと、

「同じ学部のドイツ語科の友人S君のおじさんがこの店のオーナーです」

との返事。
なるほど、それで北京出身の彼がこんな店を知っているわけです。
オーナーにおまかせして、お勧めの料理を四つと一つの冷菜を出してもらいました。

まず、Z君が「一番美味しい!」という元宝虾。
油でからっと揚がっていて、このまま全て食べることが出来、甘目の味がついています。


そして、甘さ控えめで黄酒の効いた红烧肉。
私は甘すぎる味付けが好きではないので、丁度いい感じでした。
添えられた煮卵も美味でした。


名前は聞きそびれたものの、魚の蒸し料理。
白身魚を丸一匹蒸し、醤油ベースのタレがかけられていました。
上には刻んだネギが添えられていて、臭みも全く感じず、さっぱりとした味付けでした。


最後は、タケノコの醤油煮。
濃厚な醤油ソースで煮たタケノコがシャキシャキでした。


とにかく全てが美味しい料理で大満足でした。
値段はこれに一つ冷菜がついて、240元くらいでした。


また、時間をつくって行きたい店が一つ増えました。
皆さんも良ければ足を運んでみて下さい。
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上海の地下鉄のあれこれ

2013年03月16日 22時13分23秒 | 現代の中国社会
私は日頃、移動によく使うのが地下鉄です。
上海は地下鉄が四方八方に走っているので、どこへの移動にも地下鉄が大変便利です。

料金は距離によって異なりますが、初乗りから6㎞が3元,その後、10㎞毎に1元追加されていきます。
普段乗っている感覚では、基本的に3-4元で大抵の範囲は行くことが出来る様に思います。
そして、地下鉄のチケットは全てプラスチック製のカードになっていて、以下の機械で購入します。





ただ、この機械には一つ問題?が。
この購買器には、貨幣のみが使えるものと、紙幣と貨幣が双方使えるものと二種類あります。
ですが、大抵は貨幣のみが使える機械が作動していることが多く、仮に紙幣が使えても紙幣がリターンされてくるケースが多いのです。

よって、毎回ここでチケットを買っていると無駄に時間を食うことがあり、やや不便です。
そこで役立つのがこのカード!



所謂、“交通卡(交通カード)”です。
これは東日本における“スイカ”(関西圏では“イコカ”)と同じで、バスや地下鉄、タクシーなどで使用可能です。
(なお、バスは初乗り2元、タクシーは14元)
ですから、通常はこのカードに入金をしておいて、移動の際に使うことが一般的です。


この上海の地下鉄ですが、一つ面白?エピソードもあります。
実は地下鉄に乗るには、毎回荷物検査が必要で改札の手前で荷物検査の機械とそれを促す係員が待機しています。



ですが、この係員あまり厳格な態度で職務に取り組んでいないせいか、大部分の人はこれを素通りするケースが多いのです。
特に、去年はそんな傾向が地下鉄ではかなり目立っていて、もはや荷物検査の意味と、機械と係員への費用が無駄にさえ感じられました。

冬休みを日本で過ごして上海に戻って地下鉄に乗ってみると、変化が・・・。
今年はその係員が二人に増えており、しかも、荷物検査を客にきちんとするよう促す態度へ変わっていたのです。
恐らく、「以前の状況はさすがにちょっと・・・」ということで、検査の方針が変わったのでしょう。

私個人は、これが大変いいことだと思っています。
ただ、今でも荷物検査を素通りする人は結構いるのも事実で、まだ完全に状況は変わっていませんが。

今後、徐々に状況が良い方へ変化していくことを私は期待しています。
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中国語学習の道5 日記を書く

2013年03月15日 05時20分36秒 | 中国語学習の記録
まず、こちらの写真。



今年の冬休み、日本へ観光に行ったという学生に冗談半分で「お土産は?」と聞いた結果、もらったのがこれ。
日本人の私が日本へ旅行へ行った中国人から、日本のお土産をもらいました(笑)
(しかも、チャーハンのもと)


さて、最近は学生や友人に頼んで、なるべく毎日中国語で日記を書いた後、添削してもらっています。
(書いた文章は、その都度メールで学生や友人に送り、見てもらっています)
字数は毎回異なりますが、200-400字が一般的です。

日々あったことを中国語で書き、そのミスした文法表現や、現時点で上手く言えない表わせない言い方を学ぶにはいい方法です。
何より、「これを相手に伝えたい」という気持ちで書くので、モチベーションが高まり、楽しんでできます。
そう考えると、文章を書く作業は相手との「コミュニケーション」の一つだと言えると思います。


そんなわけで、今回はこのブログ初ですが、私のある日の中文日記(修正済)を紹介します。
(一部、プライベートなどの問題でお見せできない箇所は消してありますが…)


现在我的工作结束了,所以我有时间给你写信。
五月份我有日本的历史学会大会的研究发表。
三月末,我要(得)提交自己的发表要领,所以现在我在准备这要领。
还有,三月份我一定(经常,每周都)去上海档案馆,因为我想查1960年代的中日建筑交流的历史,然后,还想查同年代的中日政府的关系和中苏政府的关系。
调查完档案馆以后,大概四月中旬我要(得)提交第一份(个)研究计划书给○○大学的老师。
老师看完我的研究计划以后,他会给我他的修正(修改)意见。
所以,大概五月上旬我打算写完研究计划书。
从三月到五月,我的生活比较忙。
但是,我觉得这期间对我的未来很重要。
因为,如果这期间我很努力的话,我的未来会越来越好。
所以我打算拼命努力(加油)。
哦,马上三点了。
明天我想去图书馆,我睡觉,晚安~
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中国における「コピー」への認識

2013年03月12日 02時33分14秒 | 中国人の思考など
今日も上海市档案館へ行き、档案を幾つか収集してきました。
協力してくれた学生Lさん、本当にありがとう!




さて、今日の話題。
私の4年に及ぶ中国生活において、強く感じた一つの違和感が中国人の「コピー」に対する認識でした。

これを示す代表例は、街を歩けば頻繁に目にする「海賊版」の様々な商品です。
「海賊版」が法律上は禁止されているにも関わらず、実際にはそれがどこにでも見られ、誰でも入手できます。

それと同じような例として、学術研究の各成果などが盗作されるなどのケースも少なくないのが実態です。
また、博物館などの場では撮影禁止であるにも関わらず、撮影をしている現場も実際に何度か目にしました。
さらに私の身近な例では、卒論に取り組む学生達が先行研究を自分のものかのように書いてしまい、これが毎年、各教員を悩ませています。


こうした中国における広い意味での「コピー」に対する認識には、最初、私も結構驚いたものでした。
しかし、そうした「コピー」に対する認識が誤っていたとすぐに気づける人の場合は、それほど問題は大きくならないでしょう。
きちんと説明し、それを正すように求めれば、そのように対応してくれると期待されるからです。
(誤解を招かないように補足すれば、中国でこうした「コピー」行為を多少なり「悪い」を感じている人は大半です)

もっとも難しさを感じたのは、そうした「コピー」への罪悪感があまりない人に対して、いかに対応するかでした。
(これは現在も私の課題で、克服できていません)
そのような場合、所謂、「公共」に対する意識や概念が弱いため、仮に正しく「コピー」の問題を説明しても伝わらないことが多いのです。
「公共の財産」を侵害しているという認識、また、それを犯すことで発生する問題、この二点がきちんと認識されていないがゆえに、こうした「コピー」に対する認識がなされているのだと私は思います。

では、どうして中国人にはこうした「公共」意識・道徳といったものが弱いのか。
この点にきちんと答えることはなかなか難しいのですが、関連した内容は以前の記事に書いたのでご覧下さい。

中国人は“個人主義的”か?
http://blog.goo.ne.jp/mimutatsu1008/e/608aed8bdefc1d8d1ef76cc45a097598


私はこの広大な中国の隅々まで実際に自分の足で歩き、見聞きした経験は弱いので、あまり断定的なことは言えません。
ですが、こうした「コピー」への認識は都市部であろうと、農村部であろうと共通して見られる現象といえるでしょう。
そうした地域差はあるのでしょうが、上海市と安徽省農村部の双方で暮らした経験からはあまり大きな違いは感じていません。


ただ最後に付け加えたいのは以下です。
上記のエピソードから、私は中国人の「公共」への意識が弱いことを主張したいのではないのです。
そうではなく、「公共」に対する概念を重視するという点でみれば西洋的な価値観を持つ日本人に対して、
それを必ずしも重視してはいない中国人との価値基準の相違を強調したかっただけなのです。

そして、日本人と中国人は非常に似ているようで、実は異なる価値基準の中で生きている人間であることを知ってほしかったのです。
当然、相違がある一方で類似した点や共通性もあるわけですが、それらを双方ともにきちんと知って相手と向き合うことが必要です。

いい部分だけを、或いは、悪い部分だけを知っているというのは、知っているとは言えません。
相手の“真実”の理解に近づくためには、双方の対話を重ねて双方を客観的につめながら、相手を知っていくしかないと考えています。
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