ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

早朝にも出かけた「下鴨神社」の「みたらし祭」。朝の清々しい空気の中での「足つけ神事」

2015-07-28 | 祭事・神事・風習

7月26日まで「下鴨神社」で行われた「みたらし祭」。京都の夏の風物詩のひとつです。夏の暑さを、神社境内の「みたらし池」に足をつけて、癒しながら、日頃の穢れを祓い、無病息災を祈る神事です。

夜に、お友達といっしょに行ったミモロですが、家が近いこともあり、「朝も行ってみたい~」と、26日6時に再び「下鴨神社」へと出かけました。

もう1度、「足つけ神事」はしたので、そのやり方は、よくわかっています。「この橋の下通るんだよね~。夜は、真っ暗でなんにも見えなくて、怖かったけど…なんか向こう側に別世界が広がっているみたい…」

夜の幻想的な雰囲気とは異なり、清々しい景色が目の前に…。
また、訪れる人も少な目…きっとご近所の方が中心かもしれません。

「さぁ、お水に入ろう…」ミモロは、みたらし池の中を進もうとします。

待った~。ミモロには、水が深すぎるから、抱っこで…。池の水は、大人の膝くらいありますから…。

「まぁ、しょうがないね~、水着持ってこなかったし…」ここは、プールではありません。また、犬やネコは、池には入れません。ミモロは特別…

朝もロウソクを頂き、奉納します。

「ロウソク、みたらし池の水源の上の「井上社(御手洗社)」に奉納するんだ~」夜には、よく見えなかった社の姿を、改めて拝みます。

この社の下から流れる「みたらし川」は、土用になると、池の周辺や川の底から、清水が湧き出でるのだそう。それは鴨の七不思議のひとつとか…。その水に湧く泡をイメージして生まれたのが「みたらし団子」で、ここが「みたらし団子」の発祥地と言われます。

川にちょこっと足をつけたミモロ…「キャ冷たい…でも、夜より冷たく感じない…」

「あ~さっぱりした~」と、池から上がります。


「朝も、ご神水飲まなくちゃ~」
 
また、器のお水をゴクゴクといただきます。「毎日、このお水飲めるといいのにね~」

京都には、名水が多く、祇園祭の時に行った烏丸蛸薬師の「御手洗井」や、摂社の「賀茂波爾神社(かもはにじんじゃ)」のご神水など、飲めるご神水が多くあります。最近は、、保健所の水質検査も厳しくなり、ご神水といえども飲料に向かない水も多い中、京都には、まだまだ飲めるお水がたくさんあるのです。

「京都が料理やお茶が美味しいのは、水がいいからだよね~」とミモロ。

「井上社」は、井戸の上の社という意味。水の大切さを、改めて感じる「みたらし祭」です。
 

池のそばには、小さな社…「ここなんだろ?」
子供のかんの虫封じの社です。みたらし祭の期間、池の底からとれた黒い小石をかんの虫封じのお守りとして授与されます。
のんびりしたミモロには、かんの虫はないので、小石は頂きませんでした。

「やっぱり朝は、気持ちいいね~。みたらし団子食べたくなっちゃった~」とミモロ。

ミモロの食欲は、夏でも衰えることはなさそうです。


下鴨神社では、立秋の前日(今年は8月7日)に、夏越神事として「矢取神事」が行われます。これは、下鴨神社のご祭神、玉依媛命が、川を流れてきた矢を持ち帰ったところ懐妊し、賀茂別雷神(上賀茂神社のご祭神)が生まれた故事に由来するもの。氏子の男たちが、池の中の矢を奪い合う神事です。

「これも行かなくちゃね~」とミモロ。立秋も間もなく、暦の上では、秋が近づいているのです。



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