ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

手織りで作る「真田紐」。堀川高辻通にある「京真田紐師 江南」で学ぶ魅力

2017-03-19 | ものづくり

お友達に案内されて訪れた「真田紐師 江南」。ここは、15代目の和田伊三男さんと奥様が、戦国時代から伝わる真田紐の技術を受け継ぎ、今もさまざまな品を作っています。

真田紐の歴史や用途などを、和田さんに教えていただいたミモロ。
部屋に置かれた機(はた)で、真田紐を作っている様子に興味津々

「よかったら、ミモロちゃんもやってみますか?」と和田さん。「え~ホント~やりたい!」となんにでも挑戦したいミモロは、さっそく奥様の膝に。


真田紐は、丸台で糸を斜めに組んでゆく「組紐」とは異なり、縦糸と横糸による小さな平織の織物です。
機(はた)には、縦糸がセットされています。
真田紐の模様や色は、この縦糸で決まります。それに横糸を撒いたものを通してゆきます。
ここでは、手織りのものは、草木染の糸を使い、その優しい色が素敵。「これは昔からの織り方なんでよ」と。

幅の広い着物の織物とは異なり、幅が狭いので、織物の糸巻きのようになった「杼」は使いません。
「そう、そこを通して・・・」と奥様の指導でミモロは、横糸を通します。


「そう、そんな感じ~」ここでは、申し込めば、真田紐のお話や機織り体験もできるそう。
「こんな感じでいいのかなぁ~」と黙々と作業するミモロ。
一度興味を持つと、夢中になるミモロです。

あまりに真剣な姿に和田さんご夫妻も思わず記念撮影。
「ホント、ミモロちゃん、なんでも一生懸命やるんですね~。目が真剣ですね~」と。

そんなミモロに、和田さんは、「今日はお着物きてるから、それに合う、帯締めプレゼントしましょう」と。
「え?ホント、うれしい~」さっそくミモロの胴回りを測ることに。
「割と太いですね~」「え~今日はお着物だから、太めだけど、ホントはもっとスマートなの~」と弁解するミモロ。

必要な長さを切って、紐の両端をほつれないように縛る作業へ。
「へ~こうするんだ~」
ミモロは、和田さんの指先をじっと見つめます。

真田紐の切った部分の横糸を少し外し、そこを糸でくくります。

「あ、房ができた~」
「これでもうほつれませんよ~」

「はい、できました!」「わ~すごく締めやすい…ずれないもの・・・」

手織りの真田紐は、程よい伸縮性があり、締めるとずれず安定します。
「これ、ベルトに素敵~」着物だけでなく、洋服のベルトとしても使いたい感じ。

真田紐の多くは、現在、機械織で作られます。ここでも別の場所に機械を置く工房があるのだそう。
機械織の正絹のもので1メートル1000円くらい、また木綿のものは、200円くらいからが目安。
  
「え~こんなに素敵なのに、思ったより手ごろなお値段・・・ミモロのお洋服にも使えるかも…」と。

色合いがとても素敵な真田紐。もちろん帯締めにするだけでなく、メガネを下げるストラップにしたり、ミニバックのハンドルにしたり、いろいろ使えそう。
「ネコやワンちゃんの首輪やお散歩紐にする人もいるんだって~。でも噛む子はダメだよ」とミモロ。

通信販売でも購入可能。その種類の豊富にきっと驚くはず。
*「真田紐師 江南」の詳しい情報はホームページで







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