ネコのミモロのJAPAN TRAVEL (Mimoro the cat:JAPAN TRAVEL)

「京都観光おもてなし大使」のライターとネコのミモロが、京都の情報や暮らし、グルメなどをご紹介。心和む雑誌のようなブログ

京都の夏。今年も咲き始めた南禅寺そばの池の蓮。八坂神社では、祇園祭の粽授与がスタート

2014-07-04 | 京都


「わー今年も夏がやってきた~」と、ミモロは、毎年、夏になるとご近所のお散歩が楽しみでなりません。
「ほら、咲き始めた…」
ミモロが、夏の朝のお散歩で、必ず立ち寄るのが、南禅寺の参道の脇にある駐車場の奥の蓮池です。
池は、道より低い位置にあるので、南禅寺の山門を目指して、夢中に歩いていると、見過ごしてしまいます。
ミモロも3年前、偶然、見つけた蓮池です。
大きな緑色の葉のあちこちに、ピンク色の丸い蕾と、ひときわ目立つ花が見えます。
「蓮の花って、素敵~」とミモロは、しばらくじっと花を見つめて…。「極楽浄土のお花でしょ。なんか見てるだけで、ありがたい気持ちになるね~」と。

京都では、天龍寺、三室戸寺、長岡天満宮、大沢の池などでも、美しい蓮の花が見られます。


「でも、ご近所で毎朝、タダで、見られるなんて、ミモロしあわせ…」と。

「京都の夏は、暑くて、大変だけど、こういう景色見ると、やっぱり京都の夏っていいなぁ~って思っちゃう」と、ミモロ。
京都の観光シーズンは、桜の春と紅葉の秋が人気ですが、祇園祭の始まる前の時期は、京都らしい静かで、清らかな景色が楽しめます。「観光客も少な目だから、こういう時期に京都に来ると、いいのにね~」と、東京のお友達を誘うミモロです。

さて、夏の京都といえば、「祇園祭」。いよいよ7月1日から始まりました。
「祇園祭」は、17日の山鉾巡行の祭りと思っている人も多いようですが、なんと1か月にわたり、さまざまな神事が行われる日本で一番長期間に及ぶ祭りです。
「ちょっと行ってみよう…」と、ミモロは、夕方、八坂神社に出かけました。

「まずは、お詣り…」「この綱、新しくなってる…」麻でなった綱は、いつ新しくなったのか不明ですが、以前来た時より、確かにキレイでした。
「祇園祭」は、この八坂神社のお祭です。疫病が流行った時代に、それを鎮める為に始まった歴史ある祭り。

山鉾は、この八坂神社の御神輿が、町を巡る前の、お清めの役割を果たすもの。
「八坂神社の3つの御神輿、りっぱなんだよねー」と、京都でも、屈指の大きさと、装飾金具の素晴らしさを誇る神輿です。
「もうしばらくすると、御神輿、神社に登場するの・・・楽しみ~」と、祭り好きのミモロは、今から、ワクワク。

境内では、7月1日から、祇園祭に欠かせない「厄除けちまき」の授与が始まりました。
山鉾町では、山鉾が建てられると、それぞれの「厄除け ちまき」を授与します。ミモロも毎年、いつくか買っては、お友達に送ったり、家の玄関に飾るのです。

「今年は、お友達から、すでに頼まれてるから、買いに行かなくちゃ…」と、張り切っています。

社務所の前には、鉢植えが並んでいました。
 
「祇園守」というムクゲの花の苗です。ハイビスカスのような形の白い花をつける、夏らしい涼やかなお花。
「ミモロのフラワーコンテナーに植えようかなー」と、思案するミモロ。

「うー今、植わっているのは、東京の公園で拾ったドングリが大きくなった苗でしょ。それから昔、食べたミカンの種から育った木でしょ、それから、お友達にもらったアイビーとカネノナルキ・・・おそうめんの薬味にする大葉と、おかずにするシシトウでしょ~」。もういい・・・です。どう見ても植えるスペースないんじゃないの?「うん…そうかも…」

「これなんだろ?」と立ち止まったのは、「はも道中」の告知。

「今日の14時からだって、16時から、はもの骨切りの実演があって、それから、はもすきが振る舞われるんだってよー」と、夏の味覚のひとつ、はもに異常な関心を抱きます。
これは、淡路島観光協会が主催するもので、毎年、八坂神社に、奉納しているもの。
「鱧、食べられるかも…」と、ミモロ。お仕事が終わって、時間があったらね~。「う~ん…食べたい…」

「今年、水無月も食べてないよ…」そう大祓いの6月30日は、東京に行っていたので、今年食べそこなってしまいました。
「あれ、食べないと、厄払いにならないんだよ!」とミモロ。はい、じゃ、どこかで探して食べましょうね。
「絶対だからね~」と、食べ物に関しては、決して忘れないミモロでした。




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コメント (2)
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