mimi-fuku通信

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フェラーリ・ブース 東京モーターショー2007 写真館7

2007-11-24 19:55:19 | 街ネタ(写真館)

 自動車というカテゴリーの中で、いつの時代においても大衆の憧れの代表的存在であり続けたフェラーリのブースには、人出が絶えない。

 フェラーリという車の独自性は、特異なものと言えよう。
 この車の目的は、スタイルの美しさとスピードの追求
 ポルシェが安全性を重視して走るスーパー・カーなら、フェラーリのコンセプトは、目的(スタイルとスピード)達成のためなら安全性や運転のし易さ等を犠牲にすることも厭わないスーパー・カー(レースカー本来の目的がそうであったように。)と言えるかも知れない。
 また、ポルシェが技術の結晶を繋ぎ合わせた工芸品なら(ドイツ魂)、フェラーリは金に糸目をつけず、美しさを追求した装飾品の面持ち(伊達で洒落たイタリア人気質)を思わせる。
 
 壊れやすいにもかかわらず、修繕費も莫大なために、購入後も多額の費用が必要とされ、中途半端なお金持ちでは維持することができず、そのことからもこの車を所有すべき職種の方々は限られており、フェラーリを所有する個人が、自分を顕示するためのステータスとして選ばれた者の証しとなる車種の代表であることに異論を唱える人はいないものと感じる。

 この車を所有する人達は、環境や騒音等を問題にはしないだろう。
 この車を否定することは容易だが、それをしては大人げがないような気もする。
 なぜなら、この車は私達大衆が求める便利さ優先の実用性の高い自動車ではなく、選ばれたと自分を認識した人たちにとっての玩具であり、アクセサリーに過ぎないからだ。

 【車への憧れ】
 
 それは、個人のそれまでに培った人生の証明であり、ステータスであり、果ては権力の象徴としての対象物なのかもしれない。
 そのことを個人々々の意識の中において自らが否定することは、簡単なことではないだろう。
 また、こうしたスーパーカーへの憧れは、より身近に手にすることのできる速さと強さへの憧れが他のメーカーを刺激し、購買者の車に対する速さや強さこそが、理想の自動車の本質といったイメージや意識を助長することも事実である。
 
 しかし、そうした憧れの生活意識が、環境優先の社会実現への妨げになることを憂慮しつつ、今後の未来社会を模索しなければならないと私は考える。 
 

 <関連記事>

 *幕張メッセ会場:東京モーター・ショー2007(写真館1)
 
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/4b781250242a098ab33858853d037a2f

 *スズキ PIXY:東京モーターショー2007(写真館2)
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/dc7f1aba299e7e67faa318e1e4ddda57

 *トヨタ i-REAL:東京モーターショー2007(写真館3)
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/d43c2c5418c627163581d5cfde6eef2e

 *トヨタ 1/X:東京モーターショー2007(写真館4)
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/3b544a5d619437273ad5e764d2b35f00

 *日産 PIBO2:東京モーターショー2007(写真館5)
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/a31e17b303a722e32387d2fcf7cb2533

 *日産 GT-R:東京モーターショー2007(写真館6)
 http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/6180051b39706bd2f6ee6ffbe176cb63

 *その他:東京モーターショー2007(写真館8~10)
  http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20071125
 

 


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