日産のGT-Rブランドは、日本人の車好きな人にとっては老若男女にかかわらず気になる存在のひとつである。
スカイラインについてはプリンス時代からのファンも多く、GT-Rについては国内のレースでは無敵の記録を作った車種として記憶している。
写真をご覧いただければお分かりと思うが黒山の人だかりでそばに近づくことすら困難な状況だった。
写真の車種は、R35型として12月6日に発売予定のものだが、すでに予約が殺到しているらしく、月産1000台の生産体制では、注文しても納車の次期に正確な答えが返ってこない人気だそうだ。
メーカーにとっては、フラッグシップ・カーと言うものが存在するがこの車はいつの時代でも日産にとってのフラッグシップだったように感じるし、その時々の発表とユーザーの理想とイメージとの垣根の中で賞賛されたり、顰蹙を買われたりと、期待と失望を繰り返してきた歴史を持つ稀有な車だと思う。
ただしmimifuku的な見方をすると、これからの環境問題と資源淘汰の中で生き抜かなければならない時代の中で、この車がいつまでもフラッグシップ・カーでいられ続けるのかは疑問だし、いずれ来るべき未来社会では、高出力・ハイスピードは否定される運命をたどる可能性も秘めている。
と言っても、この車のオーナーになろうという人たちは、ある程度の裕福さとこの車に特別の思いを寄せた本当の車好きであろうし、この車の存在そのものはこれまでの自動車に対する憧れの延長線上にあり、過去のデータを含めてこれまでの日産自動車における技術の追求の証明としての永い歴史を早々と否定すべきではないとも考える。
この車をどのようにとらえるか?
自動車に対するこれからの大衆の選択に判断は委ねられている。
*日産GT-Rのホーム・ページ
http://www2.nissan.co.jp/GT-R/R35/0710/index.html
<関連記事>
*幕張メッセ会場:東京モーター・ショー2007(写真館1)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/4b781250242a098ab33858853d037a2f
*スズキ PIXY:東京モーターショー2007(写真館2)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/dc7f1aba299e7e67faa318e1e4ddda57
*トヨタ i-REAL:東京モーターショー2007(写真館3)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/d43c2c5418c627163581d5cfde6eef2e
*トヨタ 1/X:東京モーターショー2007(写真館4)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/3b544a5d619437273ad5e764d2b35f00
*日産 PIBO2:東京モーターショー2007(写真館5)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/a31e17b303a722e32387d2fcf7cb2533
*フェラーリ・ブース:東京モーターショー2007(写真館7)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/e/b91d7db4b9616dd5feb41d7572490415
*その他:東京モーターショー2007(写真館8~10)
http://blog.goo.ne.jp/mimifuku_act08/d/20071125
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます