昨日に続いて今日もライブ・アースの話。
まずは、マドンナ。
コンフェッションズ・ツァーの内容をそのまま持ってきたHung Upは、ツァーの時の完成度は、望めないものの存在感たっぷりで楽しめた。
ライブ・エイド。ライブ8.ライブ・アースすべてに出演しているのは、僕の記憶が正しければ、マドンナとスティングだけ。(スティングは、今回ポリスとしての参加)
マドンナは、1985年のライブ・エイドに出演した際は、一部の観客から卑猥なヤジを投げかけられながらも臆することなくステージを努めていた。
あの時に、こんなに息の長いパフォーマーとして君臨するとは思ってもいなかった。
ステージは、歳を重ねるごとに完璧主義者の本性を出し続けている。
まさに、世界のミュージック界の女王。
頭が下がります。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズ。
とにかく、ベースのフリーが滅茶カッコいい。
ライブ映像の中でベーシストに目が釘付けになるバンドって、僕にとっちゃレッチリだけ。小さな身体で全身でリズムをとりながらのベース奏法の中身も濃厚。
現代の携帯型音楽再生機じゃ、フリーの凄さは分かりにくいんじゃない?
もし、CDを手に入れて、友人に30センチ・コーン以上のモニター・スピーカーを持っている人がいたら速攻で遊びに行ってごらん。
で、オーディオ・アンプを近所迷惑にならないギリギリまで鳴らしてみると、一生忘れられないサウンドを聴くことができるはず。
(レッチリに限らず、打ち込み音楽以外のCDの音源って、本当に情報量が詰まってるんだけど、大部分の人たちが気づかずに生活を送る現実って寂しいよな~。)
日本と米英のアーティストの圧倒的な音の違いは、ベーシスト。
ベースのカッテングや、残響音の響かせ方などまるで別世界。
日本人の女性ボーカリストには、力のある人も多く出てきているし、ピアノやギターもうまい人も少なからずいるんだけど、そうしたアルバムの中で表情のないベースを聴かされるとバランスの悪さにがっかりすることも多いんだよね。
表現力さえあれば、縁の下の力持ち的なベースが、一番目立つことができる。
レッチリへの驚きは、僕にとってはフリーだった。
レッチリのお勧めは、EMI時代の旧ベスト盤。そこから入ってみて。
【放送された出演順のアーティスト・リスト】
オーストラリア/ジョー・ジャクソン
中国/女子十二楽坊、サラ・ブライトン
ドイツ/シャキーラ、エンリコ・イグレシアス
イギリス/デェラン・デェラン、レット・ホット・チリ・ペッパーズ
メタリカ、ビースティ・ボーイズ
フー・ファイターズ、マドンナ
南アフリカ /UB40
アメリカ /カニエ・ウェスト、アリシア・キーズ
ブラジル/レニー・クラビッツ
アメリカ/ボン・ジョビ
ロジャー・ウォーターズ
ポリス