カラーリング爆弾。

　うわ～寒いやんか！なにこれぇ～！もう終わりと思ってたけど冬物ジャージにウインドウブレーカーで再び通勤。耳がきんきんする程でもない。シューズカバーもいらない。って事は春ではある。冬の寒さとは比べ物にならない。けど、一旦暖かくなっただけに戻るのは辛い。
　すごい風。びゅ～びゅ～。ピュ－ピュ－ピュー。ビュビュぅ～ン！！やかましわい！一生懸命こいでるやないか！ほんまに腹立たしいわ、向い風め！プラ～ス忌々しき横風！小刻みに震えるハンドル。氷の上を走ってるかのような頼りなげな不安定感。普段あんなに頼れるのに、風が吹き荒れるととたんに恐くなる。軽いから仕方ない。体重との総重量を考えてもいつ飛ばされても不思議ではない。
　知ってたけどね、毎年三寒四温だとか、花冷えだとか言っちゃって、春の陽気に油断してたらピュ～ってくるんだって。ああ、年考えたらもう何十回って経験してるですよ。

　自転車雑誌を見てたら、とってもおしゃれにいろんなカラーの自転車を楽しんでる人がいる。白いフレームにオレンジ色のタイヤとか緑色のバーテープだとか、それもカラフルで楽しそうだ。でもいざ自分の自転車に、と思うとなかなか難しい。最近、色の感覚に自信がなくなってきた。ちょっと前に買った服を眺めて、なんでこんな色買うてもたんやろ？と反省したりする。反省。人はこれを後悔と表現し、気の弱いやつは落ち込んだりする。あるチームの大胆な自転車のカラーを私がわぁ～わぁ～と批判してると、キル兄ぃに「アンタの大学時代の作品みたいや。」と言われてびっくりたまげた。ええ？！私、こんなんやった？？全く自覚がない。デザインを学んだ私達ではあるが、感覚はまったく対極だった。自転車が好きになって色彩に対する難しさが改めてわかった。自転車のフレーム、サドル、ホイール、タイヤ、ハンドル、どれも面積が小さいだけにその狭いキャンバスで表現する世界にはコンパクトでインパクト、色のリズムとメカニズム、ま、そんなわけで、ラッパ－なヒッピーはヒップでクールな自転車乗りなのだ。ん～ファンキー！
　独走体制に入ってしまったようだが、要するに、自転車というこの小さな面積で色のコーディネートで遊ぶのは難しくもあり、決まればかっこいいなぁ。という事だ。自転車は白を基調にスッキリしているが、私の持ち物はと言うと、オレンジ色の携帯に緑色のipodだ。わはは。

さて、今日も20kmのジテ通。累計は658km。