昨日の雨が紅葉の葉を引きちぎった。
引きちぎられた木々は感情を無くし立ち尽くす。文字どおり棒立ちとなって冬景色へと溶け込んでいく。
つい先日までは山の色とていかようにもなったものを、雨が上から洗い流してしまったのだ。
それでも自転車に乗りさえすれば退屈な景色でも息は弾む。
一昨日、一生懸命走ったと思っても体に痛みは残っていない。
それは息ばかりが上って筋肉までダメージが届いていない証拠だ。
金魚のフンとなってついて走り、息さえも金魚となってパクパクしていたのだから。
仕事を終えて、さぁ帰ろうという時に暗くても自転車で帰れると思うと楽しい。
半日の終わりに楽しい時間が持てるのは素敵なことだ。
ああ、自転車ってやっぱり楽しい♪
21km走って、累計497km。