『我が偽りの名の下へ集え、星々』紹介ブログ

カクヨム掲載中、ファミ通文庫より発売予定のライトノベル『我が偽り名の下へ集え、星々』の紹介ブログです。

みんな大好き黒歴史ノート( =゚ω゚)ノ その5 幻(?)の辺境編

2017-05-24 | コラム、こぼれ話
さて、そんなわけで黒歴史ノートらしく壮大かつ無謀にも全四部構想というだった「ミロ」。朝日ノベルズさんに「難しい」と言われた理由の一つが、この無駄なスケールが問題だったのです(^^;。
そこに「艦隊戦、戦記物を書いてくれませんか?」とオファーを下さったファミ通文庫編集部の担当さんに、そのプロットを見せたところ、提案されたのが……。
「これ、第一部(辺境編)を飛ばして、いきなり第二部(学園編)からスタートというのは出来ませんか?」
………………その手があったかΣ( ̄□ ̄;;;)!!
まさにその発想は無かった状態ですが、確かに第一部を飛ばして第二部からスタートという選択肢はありです。なにしろ全○部作構想の下になった『スターウォーズ』シリーズも、馬鹿正直に時系列順で制作されていたわけでも無く、展開的に一番盛り上がりそうなエピソード4から始まったわけです。この作品も取っつきが良さそうな第二部学園編からスタートさせるのはありです。
それになんといっても第一部辺境編として構想していたプロットは、あまりにも女っ気がない(^^;。その時点ではスカーレットのキャラクターも固まっておらず、ルーシアも最後に登場するかどうかという状態。一応、何人か女性キャラは出すつもりでしたが、お話にはほとんど絡んでこない。いくらなんでもライトノベルとしては厳しい内容です(^^;。それが最初から学園編からスタートなら、女子生徒も出せるし賑やかになります。
そんなわけでファミ通文庫編集部と担当さんのアドバイス通り、いきなり第二部学園編からスタートと相成ったわけです。
第一稿ではそれこそ『スターウォーズ』の冒頭ばりに第一部辺境編のあらすじがプロローグとして入っていたのですが、ページ数の関係や冗長すぎるという理由でカット。その代わり現状のように、敢えて前置らしい前置なしに、いきなりお話が始まるという形式にしてみました。これも有る意味『スターウォーズ エピソード4』の影響ですね。あちらも有名な字幕テロップのあらすじが終わると、いきなりドンパチが始まっていましたからね。
さて、その第一部辺境編ですが、このまま幻に終わるかというと……。
ファミ通文庫の担当さん曰く「もし人気が出たら、番外編的に出してみましょう」との事です(^^;。あくまで本編の「人気が出たら」ですが(^^;。
そんなわけで「辺境編」が世に出るかどうかも本編『我が偽りの名の下へ集え、星々』の売上次第という事なので、何卒よろしくお願いいたしますm(_ _)m。
ちなみに本編で「ヴィクトリー」という名前に不思議と縁があるという台詞がありますが、それは辺境編でミロが入手した中古の試験用S級巡洋艦の非公式名称が「ヴィクトリー」だったりするという裏設定があったりします( =゚ω゚)ノ。

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