Mamiのひとりごと

楽しいことも、悲しいことも。

映画「風のかたち」

2009-10-24 | 私のつぶやき

今日は上智大で「風のかたち」を観てきました。

 

この映画は

映画監督の伊勢真一さんが、11年の月日を掛けて小児がんと闘う子どもたちと医療者やボランティアの活動を記録した5~600時間の映像を105分にまとめたものだそうです。

聖路加国際病院の細谷先生、済世会横浜市東部病院こどもセンターの月本先生、あけぼの小児クリニックの石本先生がスタッフ医師として支えるSMS(スマート・ムン・ストン)と呼ばれるグループのサマーキャンプの様子や、病院での様子、小児がんの子ども達の成長、先立った子ども達のこと、そして医師の横顔など、小児がんと向き合う勇気と優しさをたっぷり感じる作品でした。

小児がんは不治の病ではない。8割は治る。そして健康な赤ちゃんが産めるサバイバーがたくさんいることを世の中の人たちにもっともっと知ってほしい!

学校でのイジメや偏見で辛い思いを経験した子ども達は、自分の胸中を語ります。

それを語れるのは、同じ経験をした子ども達の集まりの場だからこそのこと。

サマーキャンプで子ども達は素直な思いを語ります。

「友達にわかってもらえなくて辛かった」、

「辛い思いをしていたのは私ひとりじゃなかったんだ、と思った」

「病気になった悔しさをバネにして生きてきた」

「友達をいっぱい亡くした。自分も死ぬんじゃないかといつも不安だった」

「キャンプに来て生きてることを実感した」

 

細谷先生は偏見や差別を乗り越える子ども達の逞しさを語ります。

「闘争の歴史が一箇所に集まる」という表現をされていました。

 

小児がんを経験した子ども達はインタビューに「何かをしてあげる人になりたい」と話します。「今までしてもらうばかりだったから」と。

私はこのインタビューの様子を観ていて、これがまさしくピアサポートのはじまりなのだと感じました。

この記録の中には天国へ旅立った子ども達の映像もあります。小学校の教師になるのが夢だと話していた女の子は「子ども達に命の大切さを伝えたい。ボランティアとは別」だと、シッカリした意見を述べていました。親御さんは「この子が生きていたら中学校3年生、受験生になっているはず」と。「でも、天国には受験はないかっ!」と弟たちに笑って語り掛けていました。

見送りにきた保護者は(患児がキャンプに行っている間)は、きょうだい児だけへ愛情が与えられるから“きょうだい(妹)にも意義があるキャンプ”だと話していました。

また、患児について「病気したことで大人になった、自立した」と答えていました。

 

 

上映のあと、伊勢監督は「風のかたち」についてこう話されました。

  実際に こうして 生きていた 生きていくのだ という記録になった。

  時間を掛けて見る(彼らと付き合う)ことにより理解が深まったと思う。

  短い時間で見ると腹が立つことも、

  時間をかけることにより変化していくものだ。

 

 

 

小児がんは確かに治療成績が高くなってきました。それは素晴らしいことです。

でも、それでも助からない子どもがいることを、私達は忘れてはいけないと思いながら、この映画を観させていただきました。

 

メメント・モリ

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4 コメント

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お誘いありながら・・・ (百軒)
2009-10-25 08:20:53
観に行きたかった・・・・・・・・・・・・

幸運の女神に後ろ髪なく、
時に瞬時の遡及のないことを、
思い知らされた朝でした。

子どもらのピアサポートの
仕組みの失せてきたことが
関心事です。

Carpe Diem!
上映予定 (Mami)
2009-10-25 18:26:28
11月22日には慶応大学の日吉キャンパス第4校舎独立館にて、13時より上映される予定だそうですよ!
ご都合がよければ、是非行かれてみたらいかがでしょう?

10月31日~11月13日は横浜の「シネマジャック&ベティ」でも上映予定だそうですよ。
http://www.jackandbetty.net/taimuteburu.html

今を楽しめ!ですね♪
観に行きます! (百軒)
2009-10-27 09:48:31
毎日の散歩コースの日吉キャンプでの上映。
またとない機会を知らせてもらいました。
有難う。

クイーン・アリスがキャンパスに開店しています。杜を背景にグランドに跳躍する若人の姿を
眺めつつのランチ良し、ティータイム楽し、
キャンドルでのディナーに夜長を満喫。

銀杏の大樹が少しづつ、黄葉へと移ろいを見せています。
何回でも観たい映画です (Mami)
2009-10-27 10:14:14
百軒さん
クイーン・アリスでのティータイム素敵ですね
是非、デートに誘ってくださ~い

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