Reflections of Tomorrow

シンガーソングライターを中心に、知られざる未CD化レコードを紹介していくページです

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Mike Williamson

2008-02-24 | AOR
■Mike Williamson / Friends Forever■

  このアルバムのクレジットを転記しながら思ったのは、曲のタイトルの長さです。 よく見るとワンワードのタイトルは 1 曲もありません。 それどころか、主語述語から目的語までしっかり揃っている曲ばかりです。 この様子から、かなり甘くメロウなアルバムではないかと想像できますが、まさにその通りの内容なのです。
  たとえば、Dennis Yost の人気盤「Going Through The Motions」のようにマイルドでミディアムな曲ばかりを集めた作品に極めて近いものを感じます。 Dennis Yost のようにハスキーではない分、クセが無いとも言えますし、逆に個性が薄いと感じる人も多いかもしれません。 最近取り上げたアルバムでは、Dan Williams の「Midnight Symphony」に似たテイストですね。

 このアルバムは 1979 年、ウィスコンシン州でレコーディングされたもの。 プライベート・レーベルからのリリースですが、演奏やアレンジに稚拙さを感じることはなく、むしろストリングスやホーンの展開にセンスを感じる場面があったりします。

  アルバムは Barry Manilow が歌っていそうな「You’re My Friend」で始まります。 この MOR 的なマイルドさは、もちろん冒険や刺激とは縁遠い世界です。 つづく「Take A Little Time To Love」はミディアムにテンポアップ。 CCM 系の AOR によく見られるクールさといなたさが同居するナンバー。 「I Can Fell The Music」は流行のディスコ色が前面に出すぎて失敗。 CD ならばスキップです。 一転してバラードの「I Guess It’s Love I’m Feelin’」を迎えますが、メロディーがいまひとつ盛り上がりません。 A 面ラストの「Love Just Doesn’t Go Away」もバラードですが、情緒豊なバイオリン・ソロなども入り、ノスタルジックな佳作となっています。
  B 面に移ります。 「I Can’t Forget About You」はグルーヴ感のあるアップ・ナンバー。 サビの繰り返しからギターソロに入るあたりが個人的にはお気に入り。 今どきのクラブ DJ が掘り出しそうなサウンドです。 メロウなミディアム「You’ll Be There Tomorrow」、軽いボサノバ調で艶っぽいアレンジの「It’s The Night For Love」 と進み、「The Long, Long Road」へ。 この曲はドライブ・ミュージックに最適なナンバー。 パーカッションとホーンが疾走感に涼風を送ってきます。 この曲など 4 曲に参加しているドラマーは Steve Smith という名前なのですが、この大物 Steve Smith (元ジャーニー)かもしれません。 というのも、この曲のドラムはかなりのテクニシャンなのです。 一転してバラードの「They’ll Never Take Away The Good Times」、ミディアムから一気にアップに展開する「Friends Forever」は終わり方がやや拍子抜けでした。

  いつものように Mike Williamson について検索してみました。 すると、彼はウィスコンシン州からイリノイ州に拠点を移し、今も現役で音楽活動をしていました。 公式ページの表情とレコードを見比べればすぐに分かります。 数枚あるオリジナル CD には、「Weekend In England」や「Take My Hand」などの Randy Edelman の名曲が収録されており、にんまりしてしまいました。 また、この「Friends Forever」から 4 曲が MP3 ファイルでアップロードされています。 興味がある方はこちらをクリックしてください。 本人のセレクトなのでしょうが、選曲はいまひとつです。



■Mike Williamson / Friends Forever■

Side-1
You’re My Friend
Take A Little Time To Love
I Can Fell The Music
I Guess It’s Love I’m Feelin’
Love Just Doesn’t Go Away

Side-2
I Can’t Forget About You
You’ll Be There Tomorrow
It’s The Night For Love
The Long, Long Road
They’ll Never Take Away The Good Times
Friends Forever

Produced by Mike Williamson & Bob & Joy Dummer
Engineered & Mixed by Andy Watermann , Shade Tree Studios, Lake Geneva , Wisc.

Tom Stein : acoustic & electric guitar
John Burns : guitar,percussion
Dennis Carroll : bass
Jum Conley : drums
Steve Smith : drums,percussion
Julian De Luna : tenor sax ,alto sax, electric piano , flute , flugel horn, ,melodica, percussion
Dorothy Turner : background vocals

Background vocal arrangement by Dorothy Turner
Brass Arrangement by Caty Sheley
Strings Arrangement, brass & Strings conducted by Julian De Luna

BAF-9997
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