蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

シニアのファッション、こういうのは好き

2016-06-17 | ファッション
仕事関係者と待ち合わせをした。
その道のプロ、現役。
お二人とも70歳はとうに過ぎておられる。

しかし、駅の改札口を出たところで待っていたら、二人とも群を抜いて目立っていた。
そんじょそこらの、田舎のじいちゃんとは、まったく違う。

なにが違うんだろう、と考えてみた。

一、見た目。ファッション。

じいさんのファッションではない。
一人は、シルキー・マロンピンク・トマトベージュみたいな(そんな色があるのだろうか?)、光沢のある、美しい、ハンフリー・ボガートがかぶるような帽子(中折れ帽?)、白地にブルーのストライプのジャケット、色彩の鮮やかなメリハリも相まって、遠くからでも、ぱっと目を引く。
もう一人は、生成りの麻ジャケットをさりげなく脱ぐと、その下は、なんと、かわいらしく、涼しげな水色の7分袖、シャリ感のある麻シャツ。
あの年齢で、袖口のボタンが印象的な、キュートな7分袖には、脱帽した。
ちょっと長めの、脂っぽくないシルバーヘアがいい味を出し、脱力感をさらっと漂わせていた。


二、コンテンツ・中身
学歴、キャリア、仕事実績から醸し出るオーラ。
リタイア世代ではあるものの、まだ現役なので、このオーラは続行中。


三、プラスのオーラ
内面から出る、人格や性格、ポリシーが、重ねた年齢を味方に付け、さりげなく嫌味なく出ている。
穏やかな表情がまたなんとも言えない。

成功体験を積んでも、年月を積み重ねることで、力まない、まろやかな落ち着いた品格を形成していた。

仕事は、豊富なキャリアと、静かながらも燃え続ける情熱。
濃密であるけれど、薄味仕上げ。
お年寄りになっても、こういうお年寄りだと、歳を取るのが嫌ではなくなる。


野球帽にポロシャツ、ジーンズ、スニーカーの明るいおじいちゃんとはまた違う、爽やかなシニアである。


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