蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、花咲く時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

買わないなら入るなオーラ

2016-10-15 | ファッション
年をとると、キレやすくなるらしい。
それを地でいくと感じる、今日この頃。

ある、さほど都会でもない、JR快速停車駅、京阪神地区の垢抜けてもいない、駅前マンションの一階に入るテナント。
おばあさんの長ズロースやら下着が、店先に吊って並べられている。
そんなお店と同じフロアにある、女性向けファッション店。
通路側のショウウインドウに、いくつもの白いボタンの並びが印象的な洋服がディスプレイされていた。
通り過ぎたが、一瞬、戻って、ショウウインドウを見る。
カーディガンなのか、カブリなのか、ワンピースなのかチュニックなのか、ざっくりニットなのか、別の素材なのか、分厚いのか薄いのか、軽いのか重いのか、薄暗いガラスに囲い覆われ、ぜんぜんわからない。

で、デザインに興味を覚え、店の中に入った。
一歩入ると、閉ざされた狭い空間に二人の店員。
しーん、、、
(いらっしゃいませ、って言わないのね、この店)

「あの、、表の服なんですが、、、」
しどろもどろに言う、わたし。
店員は、他に客もいないのに、狭い場所で二人はじっと横一列に並んで、動こうともしない。

「あの服、どんなふうな服なのか、ちょっと、、、その、、あの、、」
一生懸命、要望を述べようとする、わたし。

年のいったほうの(年齢はわたしより上と思われる)やたら、どぎつい原色を顔に塗りたくった店員が、怪訝な顔をする。
指の爪には、これでもかと、ゴテゴテ・ギトギト悪趣味ド派手ネイルアート。
魔女か悪魔?
全く似合っていない。
イヤラシ汚らしいと感じさせる、行き過ぎネイルアートも、あるのだ、とへんに感心した。
やり過ぎは、なにごとも逆効果。
もっともわたしが嫌いとするタイプ。
似合わないのに、やりたがる、自分を客観視できない典型的見本。

ネイルアートだけを見ると、そこまでこき下ろす必要はないが、人物像として、今までの人生65年ぐらい?の積み重ね、どうしようもないギットギトのオーラを放っている。
いい年して、あんな趣味の人もいるんだ、洋服屋さん(ブティックとは決して言えない)の店員をするにはいいかも知れないが。

そんなに悪意を込めて頭ごなしに、ボロカスにけなす必要はないのだが、
わたしには、その必要があった。

シーンとして客の出方を見守る店員。
(普通は店員さんが、
なにをお探しですか?
Can I help you?
と駆け寄ってくるのでは?)
あんた、なに? なにしに来た?みたいな、あの態度は、屈辱的、侮辱的。

「あの、、、外に掛けてある服、見せていただけますか?」と、やっと言えた、わたし。
不思議な間(ま)をおいたあと、悪魔ゴテゴテ店員は、いかにも、渋々、嫌々、店の奥から同じ商品を取り出した。

値札に書かれたお値段は12万円。
「これと同じものが10着あって、8着、売れました」
にこりともせず、仏頂面。
ピクリとも微動だにしない。
うさんくさい気持ち悪い金がネタネタこびりついて、履き違えた価値観で歪められた、イヤミったらしい顔。
あんたは、この店の客層から外れてる、と言わんがばかりの態度。

あんなオババに、あんな目で見られる筋合いはない。
第一あの立地で、あの雰囲気の店で、あの商品が売れるはずがない。
(ひょっとしてわたしの見間違いかなあ?
でないと、あり得ない値段)

最低限度にも満たない商品説明のあと、いかにも、「買わないでしょ、あなた」みたいな静寂。
一、二、三、四、五秒ぐらいの、無言タイムのあと、
「あ、どうもありがとう」と言って、わたしはその店を出た。

銀座の高級ブティックじゃあるまいし。
なんだ?あれ?

わたしは自分自身を値踏みされたような気がして、いたく気を悪くした。
その時のわたしの服装。
GAPの(ブルー)デニムパンツ、(着慣れた)厚手の白コットンシャツ、コーチのチョーカー、グローバルワークの(古い)藍色フォークロア調カーディガン、靴はグレーベージュの革ベースに、フラワーモチーフの2バリエーション(素材は同じ革で、グレーベージュと青)がアクセントに付いた、フラット・オープントゥ。スペイン製。以上。
少々、年齢には合っていないのは否めない。
お金がないと思われたようだ。
しかし、あの店員よりは、たぶん余裕があると思う。

今までで一番感じの悪い接客だった。
売る気ゼロ。
それ以前のマインドの問題。

そりゃあ、あの値段なら買わないけれど、それにしても、あの態度はあり得ない。
それより、もう一度、あの服の値段を確かめたくなった。
一つ、位を読み間違えたのかも知れない。
あの店で、12万円は、どう考えてもあり得ない。
もし12000円だったら、あの店員の態度はなに?
しかし、わざわざビニール袋をかけて奥から取り出すには、12000円は、ちょっと安い。
(重い分厚いニットで冬服だったし、まだバーゲンでもないし)
ボケっと二人も、がん首そろえて、なにやってる?
世の中には、終わってる店もあるのだなあと、つくづく思った。
一見客には店内に入ってきてほしくないオーラを撒き散らす店員って、なに?
わたしはそんなに変で嫌な見かけ?

拒否反応気味の接客態度に、むかっとしたものの、なんだか自分自身もどんな人物なのかわからなくなってきた、店である。

一見客は相手にしない店?
・・・にしては、ヘボすぎる。
狭く薄暗く、ごちゃごちゃして、センスのかけらもない。
あれは、商品倉庫?
ひょっとして、あの地区には、なんの趣味もない(あるいは、めちゃめちゃ趣味の悪い)超お金持ちのおばあさん顧客が10人いるのかも知れない。
あくまでも、わたしの悪意ある想像。
それにしても、あの店、あの店員、あかん。あかんすぎる。

書いても書いても晴れない、今日のわたし。
消火装置、故障している?
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