蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、花咲く時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

困ったけど、ラッキーだった

2017-07-10 | 日々のこと
電車が人身事故のため、復旧メド立たず、陸の孤島に住むわたしは、困りに困った。

主要駅までバスが出ているが、主要駅でも電車は運休。
自力で、どこか遠くの駅まで行かなければならない。
タクシー代は4000円以上かかる。
う〜ん、、、

もったいない、、、
でも、行かなければならない。

考えに考えて、復旧のメドの立たない駅を後にして、タクシーを待った。
こういう時に限って、なかなかタクシーは来なかった。

わたしの後ろの後ろに並んでいる、(見知らぬ)ある人物に白羽の矢を立て、同乗、相乗りを持ちかけた。
いかにもビジネスマンで、タクシーでなければ行けそうもない、時間をお金で買っている風が、目的地がわたしと同じではないかと踏んだ。

この人は会議に遅刻しそうで、急いでいた。
車中で、タクシー代折半を申し入れたら、「会社の経費で落ちるから要りません」と丁重に辞退された。
内心、やったあ!と、小躍りしたものの、到着地点近くになると、なんだか悪いような厚かましいような気がした。
小さな押し問答が続いて、わたしが折れるかんじになったが、降り際に、「コーヒー飲んでください」と、わたしは彼の背広のポケットにお札を突っ込んだ。

わたしは、さっさとタクシーから先に降りて、駅の構内に向かう時、背後から、その人の「すみません」という大きな声が聞こえた。

(折半を持ちかけておいて)なんだか、たったあれっぽっちのお金で、恥ずかしいような気がした。
わたしは、足早に駅に向かった。

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