蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、枯れる時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

天国?地獄?の、入り口

2011-06-22 | 趣味

通いはじめて4ヶ月、
ダンス教室のクラスメートたちとも、だんだん顔見知りになってきた。

教室に入って、一番はじめに目に飛び込んできた、あまりの煌びやかさに、思わず後ずさりしてしまった、マリリン。
(勝手にわたしが、マリリンと命名)
グラマラスでセクシー、顔にほくろのある、浪花(なにわ)のマリリン・モンロー。

この人がいて、わたしが、いる。
なんで?
なんで、同じ空間に、同じ時間にいる?

という、わたしと対照的な人物。
というか、接点は、社交ダンスを趣味にしていることだけ。

レッスンが始まる前に、ご自分のデモ(発表)の練習を、鏡の前で熱心にされていた。
すんごい、振り付け。
情熱の踊り、フラメンコ、カルメンか、リオのカーニバルか、はたまた、・・・???
もっともっとビートのきいた、なにやらの、なんやら、かんやらか・・・
(わたしの引き出しが少なすぎてくて、表現できない)


マリリンは、顔は、平常でも舞台メーク。
衣装も、こんな格好で地下鉄に乗ってきたの?という、むちむちダンスウエアー。

初代バービー人形みたいに、まつげ部分も、きっちりしっかり、顔の一部として形作られている。
雨が降っても風が吹いても、びくともしないほどの、がっちり強固ぶり。
マッチ棒の1本や2本は、乗るだろう。

その方が、昨日、わたしに話しかけてきた。

「あなた、レッスン、2つ受けられてるの?」
「はい・・・」

話すときの、マリリンのキラキラした目を見ると、
街や、テーマパークで、動物の着ぐるみを着たキャラクター(人)と、目が合ったみたいな、
目の奥のほうに、目があった(格納されていた)。
アイメークばっちりなので、メークと目の境目がわかりづらいが、ちょっと黒く光るものが、
ほんものの目、だ。

目とアイメークは、一体化していて、もはや彼女の一部となって切り離せない。
「目はこころの窓」というから、マリリンのこころは、ああいうかんじなのか・・・???
それとも目ヂカラ強化キャンペーン中?

目の表現ひとつとっても、時間がないなか、思う存分、書ききれない。
目だけではなく、すべてが、そういうお方。

通っているレッスンホールが主催するパーティが先日あり、マリリンは、そこのデモに出たのだが、
その時の録画をホールの大画面で、わたしたち生徒に披露されていた。

すごかった。
痙攣している? わたしの目がおかしい?
それぐらい、細かい、速い動き。
もちろん、先生も。(デモは、先生とペア)


別の教室で、彼女は個人レッスンを受けているのだが、
わたしは、(前々から方向を探しあぐねていたが)、ここ1ヶ月、あれこれ考えて、
無謀にも、彼女と同じ先生の体験・個人レッスンを受けることにした。
(あくまでも、体験レッスンですが)

突然、話し掛けれらて、そのことを彼女に話してしまった。
あああ、話さなくてもいいのに。
そう思ったのは、先に口から言葉が出た、そのすぐ後だった。


同じレッスンを受けている、ある、ひとりの男性の言葉が脳裏をよぎった。

「この世界、コワイ世界ですよ。知らないほうが、いいです」

入り口でとどまって楽しむのが、いちばん。
ここは、地獄の1丁目。

1丁目のあとは、なん丁目まであるのだろう・・・・???

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