蝶になりたい

いくつになっても、モラトリアム人生。
迷っているうちに、花咲く時期を過ぎてもまだ夢を見る・・・。

呪縛を自分で解く

2017-07-12 | 人生
今までにない高いアクセス数(自己比)を維持しなければらならない緊迫感があるはずなのだが、
臨月過ぎてお産の気配がない妊婦さんに、陣痛促進剤の点滴を打っても一向に産まれる兆しがないかのごとく、
またまたいつもの、自分が書きたいこと優先になった。

今日、ふと、アタマをよぎったこと。
これは、前後になんの脈絡もないのだが、突然、浮かぶものは抑えようがない。

日頃と全く関係ない、しかも、なんの利益も不快感も受けていないことなのだが。

ああ、長い前置き。
バスの待ち時間はこれで完璧に使い切った。
さて、時間も電池も無駄に使ったところで、本題。


ある親娘。
娘さんは、わたしより年上。
彼女たちは、たいそう仲良しで、近い親戚から、「一卵性親娘」と呼ばれていた。

母Aのほうには、自分の姉Bに対する、容姿コンプレックスがあった。
姉Bの娘たちと、自分の娘を比較して、容姿コンプレックスは娘の代にも引き継がれた。
兄嫁Cに対しても容姿コンプレックスと、兄が嫁Cの容姿に惹かれて結婚したことに対する不満があった。

母きょうだいは、さほど年が離れていなかったため、娘たちも同じ頃、結婚のシーズンを迎えた。
容姿コンプレックスのある母Aは、次々に結婚していく美しい姪たちに、自分の娘がまだ未婚であることに焦りを感じた。
負けてはなるものか、と、かなり焦って手を打った。
それ以後、その結婚は、いついつまでも後悔事として、母Aの心に残った。

その母Aと娘の、つい先日の会話。
「ごめんね、美しく産んであげないで。コンプレックスを与えてしまって」
娘「いいよ、もう、そんなこと」
コンプレックスを乗り越えての力強い言葉だったわけではない。
「いいの、しかたないもの」という、不運な運命を受け入れたかのような発言。

このやりとりを聞いて、わたしは非常に興味深い、心理学のサンプル症例のような気がした。
そして、ひ孫や玄孫の顔を近い将来、見れそうな、あの年齢になってもまだ呪縛から解き放されず、引きずっていることに驚愕した。

コンプレックスは、明らかに親から子に継承されている。
乗り越えているわけではなく、負の継承である。

わたしの目には、ベッピンコンプレックスの元になるBさんもCさんも、さほど絶世の美女には思えない。
逆に、コンプレックス一卵性母娘が、そんなにブサイクには見えない。
思い込みとはスゴイものがある。

もちろん、BさんにもCさんにも、容姿だけではない、自分の力ではどうすることも出来ない(婚家の)力や、背景が加わって、母Aの思い入れを複雑化している。
憧れ、諦め、不満、自分への言い聞かせ、納得、などなどが詰まっている。

で、自分たちはブサイクだと信じ合っている一卵性親娘が出来上がるわけなのだが。
母Aのほうは、日焼け対策などをしっかりして、今は美しいおばあさんになっている。
娘のほうは、白髪など染めない自然体のナチュラルおばあさんになっている。
兄嫁Cさんは、シミだらけの、昔の面影が全くないおばあさんになっている。
みんな、おばあさんになっている。

同じように歳を重ねるなら、マイナスの想いを抱え続けるなら、自分独自の偏ったフィルターを通した目だけを信じず、客観視すればよいと考える。
昔の女性は、力があっても、事実上は自立出来なかったことと、頭から固定概念を刷り込まれて呪縛が解けなかった時代だったのかと感じる。

まあ、今が良ければそれで良いような気もする。

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