昨夜急きょ神戸の夫人を訪ねようと言う事になっていて、朝から夫と買いだしに。・・とその前に、「ジャカランダ行っとこか」と夫。
サブアリーナの灯りとりの天井がある小さな丘の方から行った。 青空にピンクがシャン!と咲いていたのは何の花?
帰りに「私、人さまは撮ってあげたけど、自分のは一枚もないんだけど」 そう言ったら撮ってくれた貴重な一枚。
この方角からは始めて・・
まだちょっといけるね。
少しづつ終わりかけているが・・花たち
一番メインの木はまだ沢山・・ 青空がいいなぁやっぱり。
買いだしに行って、夫人の大好物の筑前煮や鮭のお寿司をいっぱい作った。
家を出たのが12時半。 雨が降り出した。 激しく降りだした。
昨夜、「寄せて頂こうと思いますが・・」と電話したとき、「あんた・・・さんが亡くなったん知ってるか?」 「え?! 知ってますよ、もちろん」
聞いてドキッとした。 夫人が一番親しくしていた人だし、私も何度も会って話したりしたし・・今年初めに急死されたが、夫人からは寂しくなったと、
毎回会った時には話を聞いているのに。 (え・・もしかしたら・・始まったのかなぁ・・記憶・・)
行きの車の中で夫と話していた。 「もし、分からなくなったらどうする?」 身よりと言えば、亡き弟さんの痴呆が始まっているお嫁さん、疎遠な
甥っ子さんくらいである。 と言ってもかなりなお歳である。
お世話する人はいない。 ゆきがかりで40年以上ものおつきあいになっているが、ここまで来て私たちが今一番恐れている事。
お決まりの回転寿司へ行って、1時間。 この後夫は温泉へ(逃げる)。 私は聞き役に徹する。 娘になったような時間。
「前に聞いたわ」なんて言わないけれど、会っても電話しても、初めてのように「頭が悪うて悪うてなぁ、もうあかんねん」を何度も繰り返すのには参るけど。
帰りは「どうなるやろうね」 住み慣れた神戸は離れられないだろうし、私たちが・・と言う所までも出来ないし・・(と思うし)
「もうどう変わるかは日々、お任せしかないね」と最後はそこに終わる。
会うたびに老いて小さく小さくなる義母の顔が浮かぶ。 もう起きている時間は6時間くらいだと言う。
息子は分からなくなったけど、(お世話して下さるお嫁さんだけは最後まで忘れないでね・・) 切なる願いである。