ひまわりの名前

書きたいこと、忘れたくないことだけ。

モーツァルトオペラロック☆日本版

2013-02-16 21:51:08 | 日記
今日2月16日、モーツァルトオペラロックのソワレを見に行って来ました。
今回は見ないつもりでいたんですが、評判が良いので急遽行けなくなった方のチケットを譲っていただくことに、、。
本当に見て良かったです!!!
と言うか、もっとガツガツ最初から見るべきだったと後悔してます。
公演期間も短いんですけど、それでも少なくとも3回は見ておきたかったですねぇ、、。残念。
でも3回見たら、もしかしたらアッキーか山本さんのどちらかの大ファンになってしまったかも。
本当にすごいインパクトでした!

日本版とわざわざ書いたのは、去年韓国で同じ演目を見たからです。
sethことシン・ソンウさんが、モーツァルトのパパ、レオポルト役で出演されていました。
まあ、ちょっとカッコ良すぎのパパでしたけど、ああいうロックテイストの曲にはピッタリのお声でステキでした。
モーツァルトは最後まで父親の影響力から逃れられないわけですから、ある意味カリスマのある俳優さんを使うほうが説得力はあるんですけどね。
でも、日本版の場合は、レオポルトのカリスマよりもモーツァルトの万年少年のような魅力が大爆発していたので(本当に昨日落ちてきた隕石並みのまぶしさ!)むしろレオポルトはやや地味でも差支えは無かったかも、、です。
ただ、レオポルトのカリスマ性を表すような高圧的な歌もあるので、その部分ではちょっと力強さに欠けた気がしました。

でも全体的に演出が素晴らしくて、作品としては今まで見たMORの中で一番完成度が高かったと思いました。
フランス版でも韓国版でも2幕まで登場しないサリエリが最初から狂言回しとして話をわかりやすくしていたし、曲と曲の間のスムーズさを助けていました。
モーツァルトの曲を歌うオペラ歌手の声にかぶせるようにサリエリが苦悩を歌う二幕最初の歌い出しとか、鳥肌が立つくらいドラマチックな演出だったと思います。
舞台美術も申し分のない美しさ、ライティングも素晴らしかったです。

でもそういうものをすべて凌駕していたのがやはりモーツァルト役の中川晃教さんの存在感でしょうか。
正直、あそこまでオーラのある方とは知りませんでした。
「モーツァルト」を以前演じられた時のCDとかも持ってますけど、声を聴いているだけではあの凄さは伝わりきれないのですね。
発光してる?って思うくらい光り輝いていました。
あっきーさんが舞台に出ると目が吸いつけられてしまいます。
天真爛漫で永遠のピーターパンのようなモーツァルトの化身のようでした。
演技もあんなに上手いとは、、おそれいりました。

山本さんのサリエリは、怜悧そのものですが、モーツァルトには永遠にかなわないことを十分に自覚してしまっている絶望もまた痛いほどひしひしと伝わってきました。
お声がけっこうハスキーでとてもセクシーなのですね。
本当にイケメンで立ち姿が美しくて、もっと近いお席だったら完全にノックアウトされてたかも。
あっきーはもちろんのこと、山本さんもロック調の曲に慣れているので、よくミュージカルやクラシック畑の人にあるようなノリの悪いロックにまったくならないで済んだのも良かったです。

ひとつだけ「うーん、、」と思ったのがあっきーが歌う「バラの上で眠る」歌ですけど、あの曲がすごく好きで韓国では女性のバレエダンサーが踊ったんですね。
今回は男性ふたりが踊るんですけど、この「バラ・・」の曲だけは女性のダンサーさんが良かったなぁ、、って思いました。
ただ、正直、あっきーが歌う時はあっきーしか見えない状態になってしまっていたので、誰が踊っていてもあんまり関係ないんですけどね。^^;;;
そこがロミジュリのときと違う点かも。
あの時は、ロミオが歌ってても目は勇輔くんの死の踊りをずっと追っていたので、、。

ダンサーさんたちはとてもレベル高かったですけれど。
特に髪が短いほうの方の踊りが好みでした。
運命の役の方は、ちょっと世紀末のメークみたいだなって思ってイマイチ怖くなかったかも。(すみません、、^^;)

そんなわけで本当にもっと早く見てたら、リピートできたのに、、ってちょっと残念な気持ちです。
でも公演ライブCDを予約したので、それを楽しみにすることにします。
久しぶりにカテコでお客さんが迷いなくスタオベするような作品に出会えた気がして、嬉しくなりました。

立春です。

2013-02-04 19:45:45 | 日記
「百万回生きたねこ」の東京公演が終わり、なんとなくひと仕事終えた気分でした。^^;
長い公演の後って通っていた間のテンションからイッキに放たれるせいか、ちょっとボーッとしてしまうんですよね。
自分が演じていたわけじゃないのに、おかしな話なんですけど。

その間、私の気持ちのハリを「くまモン」が支えてくれた感じでしょうか。
最近、なんとなくくまモンの見分けがつくようになってきました。(笑)
熊本くまモンと東京くまモン、違うんですよ。
そしてもちろん「中身」(笑)によっても。
足の長さも変わりますけど、なんと言っても動きかなぁ、、。
あと手の握り方なんかも違いますね。

ただすごいなぁ、、と感心するのは、徹底していつでも「優しい」ってことです。
くまモンは絶対に拒まないです。
周りにいるお兄さんやスタッフが申し訳なさそうに断ったり謝ったりすることはあっても、くまモンの基本姿勢は常にウェルカムです。
握手もハグもツーショットもいつでも暖かく熱意を持って応じてくれます。
おざなりな握手など見たことがありません。
そしていつでも子どもが大好き。
あ、若くて綺麗なお姉さんも大好きです。(笑)
そういうコンセプトというか、くまモンはこういうキャラ、こういうことは絶対にしない子というのが徹底されている気がします。
だから「中身」が違ってもくまモンはくまモンっていう感じがするんですよね。
くまモンの魅力は、あのキレキレの動きや子どもらしい無邪気さ、やんちゃさ、そして最後の最後まで気を抜くことのないサービス精神です。
多少、踊りや身振りや背の高さが変わっても、そういった愛らしさや優しさは一定に保たれています。
それがオトナの鑑賞にも堪えるキャラになっている要因だと思います。

ちょっと冷静に分析しちゃいましたね。(笑)
でも、本当にくまモンが大好きです。
あんなに人を笑顔にしてくれる子は、貴重な存在だと思います。
大事にしてあげたいです。^^

ブログをほおっていた間に見たというか聞いたコンサートで一番心に残ったのは「ミュージカルミーツシンフォニー2013」です。
2月1日、サントリーホールにて開催されました。
濱田さん、石丸さん、玲奈ちゃん、田代くんの4人が読売交響楽団と共演しました。
でも、私の心をトリコにしてしまったのは、ゲストで出演された「ラミン・カリムルー」さん。
以前映画館で見て、大感激した「オペラ座の怪人」コンサートのファントム役をされていた方です。
あの時も感動しましたけど、やっぱり生の歌は違いました。
出ていらした時、大歓声だったんですけど、歌いだした瞬間にその意味がわかりました。
一瞬にして「ビュン」と彼の歌の世界に運ばれてしまいまして、、。
歌い終わったときには、もう気分はクリスティーヌ。
うっとりしすぎて、しばらく呆けてしまいました。
まさに腰砕けになりましたよ。

それで帰りに、会場で先行発売されていた6月に開催される「4 Stars」のチケットを買って帰りました。
私と同じようにラミン病になった人がたくさんいたみたいで70人以上が並んでいました。^^;;;
私も2回分をゲットしました。
今から楽しみでたまりません。
ラミンさんのファントム、そしてジャンバルジャンも聴けるかと思うと、、。
世界基準みたいなのを見せつけられた気がしました。
あ、4 Starsにはシエラさん(クリスティーヌ役の)も出演されるので、おふたりの共演も聴けます。
楽しみすぎる!!!

3月4月は、観劇的には今のところあまり楽しみが無いのですが(4月は久しぶりに渡韓するかも、、ですが、、)5月くらいからいろいろ始まります!
勇輔くんの大舞台も7月に待っているし、これはもうコンプリート決定ですよ!
ロミジュリに出られるとしたら、これまたできるだけ通いたいし、、。
なんだか今年もバタバタ忙しく過ぎていきそうです。
今のうちに少し羽を休めて力を溜めておかなきゃですね。(お金も貯めなきゃ、、^^;)