トルコの国民投票結果がドイツにもたらした「二重のショック」 4月21日 川口マーン恵美

トルコの国民投票結果がドイツにもたらした「二重のショック」 4月21日 川口マーン恵美

・・エルドアン氏が行おうとしている憲法改正が危ういものであることは間違いない。現在のトルコは議院内閣制だが、憲法改正後は大統領に権力が集中し、立法にも司法にも介入できるようになる。つまり、三権分立が骨抜きになる

・・・ドイツには、トルコ系の人が300万人住んでおり、うち145万人がトルコでの参政権を持っている。今回投票したのはその約半分の70万人だったというが、そのうちの63%がエルドアン大統領に「イエス」票を投じた。・・・

ドイツ人は、自分たちがトルコ移民に民主主義の洗礼を施したと思っている。なのに、その彼らが独裁者エルドアンを支持したのだ。ドイツ人にしてみれば、これほど不愉快な事はない。・・・

在独トルコ系が差別され、疎外され続けてきたことへの抗議だという。もし、これが真実なら、ドイツの50年余にわたる移民政策は、完全に失敗したというしかない。ドイツ人は頭を抱えている。・・・

ドイツでは、トルコ人に対する差別感情はまだまだ根強い。・・・

 

私はこれまで、日本は厄介な隣国に囲まれて苦労が多いと思っていたが、気がつくと、ドイツも昨今、敵意を持つ隣国に悩まされ始めた。現在、その最先鋒がトルコだ。

 

ドイツと日本は、軍事力を行使せず話し合いや技術・経済援助で他国との問題の解決を図ろうとするところがよく似ている。だからこそ、今後、ドイツがトルコにどう対応していくかは、まことに興味深い。

 

日本はそれをよく観察し、自らの隣国との問題解決に積極的に役立てるべきではないか。


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