心もよう

 ・趣味の粘土細工、陶芸、パソコン画、
  詩などの紹介をしたい
 ・友達づくり

~冬の虹~

2016-01-31 | 粘土細工

     
 
 雨上がりの午後

 先ほどまで冷たい雫が

 アスファルトの道路を 濡らしていたのに

 買い物帰りの 車の中

 遥か山並みの合い間 空に向かって現れた 虹

 複数の色彩で重なり 光のアーチを描いて

 まるで天女を迎える 橋みたいにみえて
 
 
 いつの間にか 周りの雲間から 

 青空も覘いて 淡い光が 

 わずかに漏れている

 
 一瞬の出来事で 珍しい現象に

 冬空への贈り物か それとも

 何かのご褒美か 何て

 あれこれ 言って

 光のパワーに ワクワクしながら

 車を走らせる

 
 少しだけ ほんの少しだけ

 得した気分になった 冬の虹

 
 


 
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~どしゃ降りの雨~

2016-01-30 | 粘土細工

    

 先ほどから 冷たい雨が

 静かに降っていたけど

 どしゃ降りの雨に変わってしまい

 バッシャ バッシャ ドシャ

 大きな音をたてて

 降りしきる

 屋根から落ちてきた雨は

 弾けて飛び 勢いで庭の潜水も

 溢れ出た

 
 冬気候は気まぐれ

 風を追いやって

 雨を呼んで来たら

 思いっきり降らして

 気持ちまで バラバラにして

 後はどうなるのか 知らぬ顔 

 約束も果たせないし  

 出掛けられない

 かと言って 何もしないでは居れないから

 落ちてくる雨 どしゃ降りの雫を

 数えてみたら どうにかなるのか

 誰か教えて欲しいけど....

 
  
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~想い~

2016-01-29 | 粘土細工
    

 想いを伝えたいのに

 伝えられない はがゆさ 

 誰にも解かってもらえず

 怒ったり 

 困らせたり

 何かに ぶっつけて

 気持ちを収めたりで

 あれこれ格闘した

 
 あの頃に戻って

 若いつもりで もう一度

 話してみたい 話し合いたい


 だけど

 いまさら戻れない 年月

 我儘を言ったのは 私で

 わかっていたのに 

 逃げていたのも 私

 
 やっと 気がついたて

 どうにもならないこと

 どうにも出来ないこと

 
 いまなら 理解できるけど

 

 
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~揺れて木斛(もっこく)が~

2016-01-28 | 
    

 
 窓から 

 いつも眺めている 木斛

 深い緑の小さな葉っぱは

 小幅に揺れながら 覗き返すように 

 見つめている

 寒風が吹いた 雪模様の朝 

 幾分の陽射しを受けながら

 小枝まで揺らし 揺れて 

 庭の樹木も一緒になって騒ぐ 

 
 風はどこから来て 何処へ向かうのか 

 いつの間にか 足早に去ったら

 追うように 雪が舞い

 白い花びらのようで

 チラチラ チラチラ 舞いながら落ちて

 淡く すぐさま消えてしまう

 
 いつもの顔をして 揺れて木斛が

 まだ春の到来がわからないから

 見つめるだけで 

 佇んで....

 

 

 

 


 


 

 

 
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~風花~

2016-01-27 | 粘土細工
    

 何処からか

 風に乗って 運ばれてきた雪

 雪雲もないのに梢を揺すり 

 草木に舞い落ちて 風花は

 チラチラ ゆらゆら ハラハラ

 不意を誘いながら 

 驚いた水仙に降りかかり 

 枯れ野をかけていく

 
 何処へ行きたいのか

 いつの間にか 迷い込んだように

 小路を通り過ぎた 後で

 裾野に広がる 田園には

 もう風も止んで

 どこかへ 飛んでいったように

 青空が広がる


 何処で

 小雪が舞っても
 
 舞わなくても

 通り過ぎる風花の季節が

 いつまで続くのか わからないから

 誰かに聴いてみたい
  

 

 

  

  

 

 

 



 
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~青空に描く~

2016-01-26 | パソコン画

    

 青空をキャンバスにして

 何を描こうかな

 綿菓子のようなふんわり雲に 恋したお日様

 海に見立てて ゆったり浮かぶ小舟にと灯台

 風に乗って 飛んでいった赤や緑の風船

 それとも 大好きな

 ソフトクリームや苺のパフェ

 いっぱい

 いっぱいに広がる 空想の世界

 きっと何でも描けて

 幼い頃に戻れるから

 何でもお好みを言ってみて


 願いは叶うかどうか わからない

 だけど一瞬だけ 夢は見られるかも

 この時の私 夢の中にいる

 きっと.......
 

 
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~見上げた空は~

2016-01-25 | 
    

 絵具で間違って塗られたように 

 蒼暗くなった空 

 雲までも染まって それでも

 流れていく

 雪になるのだろうか

 樹木を揺らしている風は

 硝子窓をさかんに 叩きつけ

 小枝につけた緑葉が

 必死でしがみついているのに

 ゆらゆら 揺れている

 もっこく 樫 山茶花、それに....

 大きく揺れるのなら

 委ねてみたら楽になるのに

 耐えているようにも 見えて 

 
 窓辺の四角い空

 どこまでも雲が広がり

 いつまでも吹きつける北風は 

 まだおさまらない

 見飽きた雑誌を片手に お茶を飲んで

 見上げた空は......

 

 
 

 

 

 
 
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~ひとり~

2016-01-24 | 
   

 深い杜の中で

 何を待っているのか

 
 木立はささやき

 梢は揺れて

 ざわめく 神聖な場所に

 ひとり

 息も出来ないほどの

 静寂な流れに

 ふと立ち止まり われに返る


 ああ.....

 この時を 待っていた

 導かれるように 参道を歩いて

 やがてわずかな光の射し込む大樹に

 心を寄せてみる
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~想い出の数~

2016-01-23 | 
    

 想い出を数えている

 ひとつ ふたつ みっつ......

 あなたとのこと

 家族のこと

 夢にまでみた 憧れ 希望 未来

 どうにもならないこと

 どうにかしたかったこと

 いっぱいいっぱいあって

 両手で数えても足りず 数えきれない

 もと仕事仲間

 親友と言える友

 そして 幼い頃のことは忘れたけど

 やはり 人との出逢いが一番で

 関わり 交流 絆 結びつきを

 大切に想う いまも これからも


 泣いて 笑って 怒って 悔しがり

 悲しんで 辛くて でも

 楽しい 嬉しいことが多かった

 いい思い出ばかりが

 浮かび

 蘇える


 歳を重ね

 年月を越えて

 いまを生きている


 想い出を数える歳に

 なってしまったようだ

 

 

  

 
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~冬模様の朝~

2016-01-22 | 
   


 どこからか

 北風がやって来て

 硝子窓を叩く

 訳もなく暴れて 風音をたてながら 

 大きな顔で 大空を揺さぶる

 どこから来て どこへ行くと言うのだ

 風は冷たく

 吹いたら 

 流れて まわり 

 気が向けば 止まる


 風吹く朝

 庭の樹木や薄紅色の山茶花

 花壇には 花は咲いていないけど

 裏野で広がり

 可憐に咲いている 水仙や

 枯れてしまったススキまで

 揺れているのが 見える


 窓は まだまだ開けられない

 明けの陽が わずかに差し込み

 窓から見えている いつもの景色が

 冬模様になってしまった


 北風が吹き荒れて~
 
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~風音が聴こえる~

2016-01-21 | 
    

 空が雪雲に変わり

 どんより蒼く広がって蔽い  

 果てしない彼方から 風音が聴こえてくる

 
 どうしょうもないほど

 冷え冷えとした空気は 森林の合い間

 野道をぬけた後の 小高い丘から

 見下ろす先の 小さなため池に降りて

 凍らそうとしている

 
 水辺に いまは

 浮かんでいた落葉も 水鳥もいない 

 小鳥の鳴き声も 聴こえないけど

 ただ、草木に混ざって 薄い紅色の山茶花と 

 ひとつだけ 壊れかけた木製のベンチが

 ぽつんと 置いてあったのは

 そのままで変わっていない

 
 冬枯れの野は

 誰も寄せ付けない 強さで

 守り 育て 生き延び

 静けさの中で 風を迎えている


 風音が聴こえる


 


 

 
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~北風が吹く朝~

2016-01-20 | 粘土細工
   

 
 ゴォーゴォー ビュービュ ガタガタ

 音を立てながら 周りを巻き込んで

 北風が吹きつける

 今朝の窓辺
 
 
 寒風はどこからやって来て

 どこまで荒れ狂い 去っていくのか

 樹木を揺らして

 ガラス戸を叩き

 吹き溜まりの 枯れ葉を

 蹴散らしながら 

 大空を 

 我が物顔で廻っている 

 
 何も音がしなくなる瞬間

 一時、冷戦かと思いきや 

 また吹き付けるの 繰り返し 

 いつまで続くのか

 いつ終わるのか

 雪など連れて来ないでよ

 
 北風の行方を占いながら

 止まない音を 聴いている


 

 

 
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~誰もいない冬野~

2016-01-19 | 粘土細工
     

 北風が音をたてて

 吹き荒れ 樹木を揺らしている

 小高い森の 小道に

 蔓延るように野花が咲いて

 踏まないように歩いても

 枯れ葉が絡まって 邪魔をしてしまう


 もう誰もいない 冬野

 木立は眠ってしまって

 時折 ゴーッと音が走るだけ 

 小さな湖は すぐ其処なのに

 風に背かれ

 風には逆らえないから

 進めそうにない


 いつか歩いた道

 いまは 遠くなって

 眺めていた 湖面まで

 人を寄せ付けない
 
 空は煙るように灰色に 広がって

 雲間は見えない

 
 風の通り過ぎるのを

 待っているけど.....
 
 

 



 

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~散歩道の水仙~

2016-01-18 | 粘土細工
   
 

 散歩道の途中

 野辺に咲いている 水仙

 固まったり

 散らばったり 

 薄い黄色の花だけど

 真ん中は濃い花びらで 緑の

 葉身に絡まりながら 勝手に

 広がって 増えていく

   

 毎年咲いて 待っているようで

 ほのかな 芳香で誘って 

 目立つでもなく

 粋がるでもないのに

 可憐で 小さな花びらは

 時には気高くも見えるのは ”何故”

  
 いつもの通り道

 香りに誘われて ひととき

 見入ってしまう 

 
 北風に吹かれ 雪に埋もれても

 持ち前の強さで 春を待つのか

 水仙の花


 

 
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~足音~

2016-01-17 | 陶芸

    

 今朝になって

 気になる 足音

 
 まだ来ない

 まだ来ていない

 ”どうしょうか” 何て言いながら

 耳を澄まして 待っている


 そう 昨日のやり取り

 どちらが悪いの

 悔しいけど 

 どちらも 悪いことにして

 このままで 収めたい

 
 だけど

 決して謝らない あなたを

 解かっているから

 廊下のバタバタは いつまでも

 聞こえては 来ない......

 

  

 

 
 
 

 

 
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