春夏秋冬 花 mikio

季節のサボテン花、多肉植物の栽培と紹介、地域の花々、
巨樹、自然風景の紹介 造園士。

安行振興、夫婦枝垂れ梅。

2018-02-16 | 樹木
安行地区の振興センター内の梅園はまだほとんどが開花してませんが、
振興事務所の入り口前の有名な埼玉県指定文化財の夫婦枝垂れ梅はすでに見ごろに近づきました。なぜ夫婦の名称が付くのかは
ひとつの花から2本のメシベが付き、うまく受粉すると仲良くハート型の実が並ぶ、それが夫婦の仲の良さで、由来となってます。
樹木から教わる、仲良くすることが大切、素晴らしいことですね。





蕾が並びその並び方にもおそろいです。


この看板が数年前に壊れてしまい、3年前の花図鑑の投稿からのコピーです。
説明書きを読んでくださいね。









毎年、何年も、旧の花図鑑に春の梅の花を真っ先に載せてたのがこの夫婦枝垂れ梅でこの梅が
咲き始めると梅園の梅が咲き始める、そんな春の便りを思い出し、今日載せてみました。



シマサルスベリ、存在感。

2018-02-16 | 樹木
圧倒的な存在感を出す、好きな樹木の代表のシマサルスベリが安行振興センターの梅園の
中に2本存在します。 12ヶ月あるうちの2ヶ月、梅園の開花期のみ開園され、後は鍵をかけられ入れません。緑や小さな花の開花は見ることが不可能。
シマサルスベリの樹皮は多くが白色ですが、ここのは茶が主体で、昔のタイプの島百日紅。昭和の40年代に植栽されましたが
当時も1mぐらいの苗木と言われ、
すでに60年弱は樹齢を重ねてます。





樹皮の本来のシマサルスベリの白色がほとんど見られません。


下から見上げる姿の、迫力、井出たちの存在感は他の樹木を圧倒します。


上野不忍池の畔の有名な2本のシマサルスベリは白色の縞模様です。 樹齢約80年弱。




東京都調布市の巨木は真っ白な樹肌を見せてます。シマサルスベリは多くは
この樹肌と言われてます。





夏の時期が樹皮の縞模様が目立ちますが、冬から春には茶の部分が剥がれ落ちます。

世界一と言われる、千代田のシマサルスベリは、幹周りが5mを超えてます。樹齢が千年を超えて、原産地の中国や台湾、沖縄でも見られない巨樹と言われ、樹皮は前面にコブを作り、うねる様に上空に幹や枝を伸ばしてます。樹皮は
茶が基本になりシマサルスベリの風貌を外れるような姿を千代田カントリークラブ内で見せてます。振興センターのと同種と思われます。シマサルスベリは数が少なく、見る機会が多くはありません。推定千年を超えても生き延びる姿は脅威で計り知れない、巨樹の生命力を感じます。
是非、何れかで見られたならば投稿して
勇士を見せて頂たいと思います。