晴耕雨読

耕すのは土だけではない。
心のなかこそ酸素を補給し、ゆたかな栄養で満たさなければならない。

土筆

2017年04月17日 | 日記


一気に春の陽気。気温は夏日に迫っている。田の畔や、小川の土手で土筆が競うように顔を出した。土筆にも豊凶があるのあろうか、今年はいつもの年に比べて土筆が出る場所がすこぶる多いような気がする。土筆と杉菜は同じ根から出ているので、この後に杉菜が出ると思われるむきもあるが、これは勘違いである。土筆は杉菜の花茎で、胞子をまき散らすために出る。ちょうど蕗の薹と蕗との関係と同じである。土筆を摘んで、袴をとり、佃煮して食べるとおいしい。この作業は手間がかかるので、年とともに最近はあまりやらなくなっている。

せせらぎや駆け出しさうに土筆生ふ 秋元不死男

土筆を見ていると、いつも懐かしい思いに駆られる。子どものころ、家の近くの野で遊んだのを思い出すせいであるかも知れない。スカンポ、グスベリ、グミなどどれも食べられるものばかりが、記憶に残っているが、土筆は特別である。生まれた地では、これを食する習慣もない。ただ、林立する姿がどこかユーモアがあり忘れ難い。

くれなゐの梅散るなべに故郷につくし摘みにし春し思ほゆ 正岡 子規
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