晴耕雨読

耕すのは土だけではない。
心のなかこそ酸素を補給し、ゆたかな栄養で満たさなければならない。

落花

2017年04月24日 | 日記


花筏は散った桜の花びらが、流水に流れていくさまを言う。写真のようなお濠にたまった落花を何と呼べばよいのか。それにしても桜は、咲きはじめから散りぎわまで、見る人を楽しませてくれる。今日の気温が21℃、明日は23℃が予想されているので、残花から葉桜へと確実に変わっていく。

「花より団子」という言葉は、使い古された言葉だ。食欲旺盛な若い世代にこそふさわしい。飽食の時代を経て、高齢者の仲間入りをした身には、花が散っていくのが殊更惜しく思われる。この爛漫の春をあと何回迎えられるだろうか、という考えがふと頭をよぎる。昔読んだ小説に、胃がんで死んで行く妹を、姉が見取るシーンがあった。病室の枕元には、花の咲いた一枝の桜があった。夫が飾ってくれた桜をうれしそうに眺めているのだが、死が迫っている妹の姿が姉にはひとしお哀れにうつった。

夫婦とて死は別別に花吹雪 山畑 禄郎
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