晴耕雨読

耕すのは土だけではない。
心のなかこそ酸素を補給し、ゆたかな栄養で満たさなければならない。

南天

2016年11月12日 | 介護


義母が住まなくなった鉄砲町の家は、庭の木も主を失って衰退に向かっている。変って主役を務めるのはつる草や雑草である。たわわに実をつけた南天も辛うじてわずかの実をつけるばかりだ。実を切って水差しに生けてみた。実はあのつややかな輝きを失い、どこかくすんだ色を呈している。飼い主を失った犬や猫と同様に、庭木も少しづつ枯れていく。

実南天曙楼は古びけり 川端 茅舎

義母の巻き爪が高じて、傷みを訴えるようになった。昨日、施設から病院に行って診察を受けた。先生の話を聞くと、歩行しなければ、症状は進まないということであった。爪は切るのでなく、伸ばしておくのが正解。切るとさらに皮膚に食い込んで痛くなる、という見立てで、黴菌などが入らないようにケアして様子を見るということになった。手術という方法もあるが、薬を中断する必要もあり、危険を侵してまで、手術を必要とする現状ではない、という診断であった。

来年3月には98歳を迎える。特老の施設でも、ケアをうけながら、孤独のうちに過ごさなければならない。娘とで静かに話すことも、だんだんできなくなってきている。

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