晴耕雨読

耕すのは土だけではない。
心のなかこそ酸素を補給し、ゆたかな栄養で満たさなければならない。

年賀状

2017年01月03日 | 日記


雪のない正月は面白くない。川の雑草も枯れて雪を被れば風情があるが、ご覧の通り蕭条とした枯れ草の風景は、どこか寂しい。この風景は正月の風景でなく、師走の忙しい季節の風景だ。元日には、今年も30枚ほどの年賀状をいただいた。今年は印刷したハガキの年賀状を送るのを止めたので、一人ひとりに心を込めた封書を送った。今は印刷した年賀状が主流だが、かっては手書きでしかも長文であった。

ある本に阿部次郎の年賀状が紹介されていた。

謹賀新年
 先月の29日に山形に帰った。帰ってた時には雪が少なかったが、僕が帰ってから降りそめて毎日ちらちら降ったので今日あたりは何処をみても真白だ。途には土が見えない。廻礼の人は雪の上を辷りながら歩いている。久しぶりの雪なので非常にめずらしい且うれしい。雪のなかに育った昔、雪の中に迎えた小供の正月を思い出して夢の様な心地に暮している」

山形は庄内の豪雪地帯である松山町生まれの阿部次郎ならでは賀状である。こんな年賀状を次郎は一体何枚書いたのだろうか。受け取った友人は、うれしい思いをしたに違いない。

賀状うづたかしかのほとよりは来ず 桂  信子
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